千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「死者の日」だ骸骨ちゃんだ「カトリーナ」 11月1日ラバンデリアと

2015年10月31日 | 詠む

骸骨ちゃん、かわいい。メキシコいきたいけど無理だから2日の「死者の日」は大使館に行くのさ。

でもって、みなさまにお薦めなのは、これ。以下、転載----------------------------------

2015年11月1日(日)
15時オープン/15時30分スタート @カフェ・ラバンデリア 新宿

入場無料(但しワンドリンクオーダー)投げ銭制
------------------------------------------------------------------
「死者の日」シリーズ ・ファイナル
------------------------------------------------------------------
EL DIA DE LOS MUERTOS
金持ちも貧乏人も死んだらみ~んな骸骨
トーク&パーティ
------------------------------------------------------------------
3:30~
貴婦人カトリーナの父ポサダについて語る ニナ長谷川 ←なんどか、ライブハウスで逢ったわ

5:00~
死者の日の祭壇、オフレンダの制作など

7:00~
DJ & 仮装パーティー ◎DJ : NAMBAMAN, Hanakito

ポサダが描いたLa Calavera Garbancera

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「永遠のアナキズム」なり大杉伝 栗原康の夜光社本  

2015年10月30日 | 詠む

「大杉栄伝 永遠のアナキズム」 栗原康 夜光社

おもしろい、おもしろすぎる仲間たち。

著者の文体も独特。わくわくしてるのが、びんびんくる。

年収10万円のひきこもり。大杉の文章を朗読したりしてたゆえ? あはは。

----------------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------------

はじめに

第一章 蜂起の思想

1918年、一千万人暴動 / デマを流せ! / 蜂起のイメージ / 民衆芸術としてのストライキ 消費者は商品というスペクタクルのとりこになっている 39

第二章 アナキズム小児病

子どもという病 犬猫殺し 46  陸軍幼年学校での男色 50 脳神経衰弱 53 / 花の都大東京 / 監獄大学への入学 / 必然のコミュニズム  クロポトキン 75 / 黒い子どもはよく踊る

第三章 ストライキの哲学

人間爆弾に点火せよ / 獄中のアナキズム / 猿のストライキ 美は乱調にあり 112 猿の遊び 115 / サンディカリズムの思想 / 四苦八苦 後藤新平から300円 その金で葉山の日蔭茶屋いったんだ めちゃくくちゃになる 134

第四章 絶対遊戯の心

大杉栄とその仲間たち / 民衆芸術論の背景 / アメリカニズムとしての民衆娯楽 / 正義を求める心 / 大杉一   派、よもやま話

第五章 気分の労働運動

演説会もらい ゆかい、ゆかい 186 / ストライキの狼煙 / テーラー主義はいやなんだ! / 気分、だいじ! /大杉栄、中国にいく / ロシア革命とはなにか マフノ運動 216  / アナ・ボル論争

第六章 アナキストの本気

大杉栄、フランスにいく / アナ・アナ論争 / 大杉栄、神になる / 身を益なきものにおもいなす

おわりに


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ISIS退治 苦慮する米国

2015年10月29日 | 
 ISIS退治 苦慮する米国
 
希望・夢・安心などという大嘘でだまして、人々を戦争に駆り立てる。それ、ジョージ・オーウェルの小説『1984』にそっくりだ。唯一の政党ビッグ・ブラザーのスローガンが「戦争は平和である・自由は隷属である・無知は力である」であった。そんな無茶苦茶な、と笑っている場合ではない。日本は今、そんな国になってしまったということだ。
 
と思っていたところ、米国が主導したイラク戦争への参加を決断した英国の元首相トニー・ブレアが、2003年のイラク進攻について、「誤りだった」と認めて謝罪した。そんなこと、今頃になって謝罪されても、もう遅い。何万ものイラク人が亡くなり、米兵4000人以上、英兵179人が死亡した。さらに兵役を退いたあとも後遺症としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる者も少なくない。
 
イラクのフセイン政権が化学兵器をはじめとする大量破壊兵器を保持しているとの名目でイラクを侵略したのだが、そんなものはどこからも出てこなかった。
 
今回の謝罪に付随してブレアは、驚くべき発言をした。曰く「イラク進攻がISIS(イスラム国)台頭を招く根本原因だったという見方には『一片の真実』がある」というのだ。つまりISISはイラク戦争の鬼っ子として誕生した、と認めているのである。
 
米国が主導する「有志連合」と称する国々が、ISISの支配地域に対し、さかんに空爆を行なっている(カナダは撤退を表明した)。また、安倍首相はカイロでテロ対策として一億ドルの資金提供を表明している。しかし、いくら空爆を重ねようが壊滅は不可能だ。相手はゲリラ戦の達人で、部隊があるわけでもない。ムスリムは世界中に広がっており、そのムスリムの一部がISISを支持・支援していることを考えると、いくら空爆しても壊滅はありえない。
 
唯一の方法は、地上戦で壊滅させるというという方法しか残されていない。しかし対ゲリラ戦争だったイラク戦争で手ひどい目にあった米国は地上戦は考えたくないだろう。
 
さて、ISIS壊滅に手詰まりとなっている米国は、一つの手として、すでに戦争ができる国になってしまった日本に地上戦をさせたい、と考えても不自然ではない。もし日本が地上戦で参戦したら、当然大量の戦死者が出るし、ほとんどの日本の部隊は壊滅する。
 
イラク戦争がISISを産んだことを含めて描写・分析した本がある。
 
◇ 常岡浩介・高世仁 『イスラム国とは何か』 旬報社
 
 
旬報社: 『イスラム国とは何か』 (著者インタビュー動画あり)
 
クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙2面の連載コラムより。
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おんなたち自己決定だ反逆だ 最新作の「トランスポーター」

2015年10月28日 | 詠む

映画「トランスポーター イグニション」 原題: The Transporter Refueled

シリーズ第3作までだったかな。ジェイソン・ステイサム兄貴が格好よかった。

こんどは若い兄ちゃんが、アウディに乗る天才運び屋

なんか物足りないジュニア。そのぶん父ちゃんが活躍してる。

そして、なにしろ美女軍団が凄い。

銀行強盗、それも娼婦たちがボスの金ぜんぶを盗ろうとする、智恵もの、スカッとするね。

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「顔のないヒトラーたち」は其処彼処 若き検事は迷宮すすむ

2015年10月27日 | 詠む

映画「顔のないヒトラーたち」 原題:「沈黙の迷宮の中へ」

上の句。「其処彼処」は、そこかしこ。

端正な顔立ちの若き検事。元ナチ党員が出自を隠して教員をしている違法を調べようとする。

1950年代、フランクフルトではアウシュビッツを誰も知らない。この場面は、びっくり仰天。ドイツで知らされてないんだ。ポーランドだから? 忌まわしい過去だから忘れたい??

それから検事の苦闘が始まる。実話なのだが、知らなかった。いまの日本を考えながら見ると、さらに味わい深い。

恋人役のフリーデリーケ・ベヒトは、映画「ハンナ・アーレント」で若きハンナを演じたひと。

ナチの大物アイヒマン逮捕、イスラエルの話が出てくる。アイヒマンを無事に捕まえるために、所在の判っている拷問人体実験医師メンゲレを拘束しないという、これも実話に唖然。

Comments (2)
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そえのふみ子 市政報告会 マイナンバー制度のしくみ 西邑亨

2015年10月26日 | 企画

埼玉大学時代からの知人だから、もう40年近くになるかしら。

マイナンバーには反対。研究してみよう。------------、以下 転載

そえのふみ子 市政報告会

マイナンバー制度のしくみ

 11月7日(土)  13:30 受付 14:00~16:00

北浦和カルタスホール(クイーンズ伊勢丹3階)

参加費[資料代]: 500円

お問い合わせ (そえの携帯)080-3084-8976/(斉藤携帯)090-3965-2040

メール・soenof@yahoo.co.jp

講演・西邑亨さん

月刊「技術と人間」編集部を経て、技術と社会(人間)の境界/接点として医療・情報通信・軍事技術などを主要なフィールドとするフリーライターとして独立。NEC、東芝、NTTなどで操作マニュアル、紹介記事等を執筆・製作。

雑誌『Days Japan』の創刊に、取材執筆チームのメンバーとして参加。『98Mag』などの雑誌に、インターネットやパソコン、ユニバーサルアクセスなどに関連する記事を寄稿するかたわら、総務省・厚生省のIT関連実証事業に報告書作成スタッフとして参加。

2002年以降は住基ネット、外国人の在留管理システムほか政府のIT政策に対して、インターネットユーザーのポジションから発言してきた。

〈著書〉 『60分で分かるOCN』PHP研究所 

『地域住民と自治体のための住基ネット・セキュリティ入門』(共著)七つ森書館 ほか

個人サイト:http://www.ws4chr-j.org/Lab/

画像は、そえのふみ子市議

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「アンチヘイト・ダイアローグ」 中沢けい 人文書院

2015年10月25日 | 

「アンチヘイト・ダイアローグ」 中沢けい 人文書院

三人寄れば文殊の智恵、八人寄れば? の対話編

----------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------------

prologue そうだ、話をしてみよう 中沢けい

Ⅰ アジアとつながる意志 ×中島京子 「小さいおうち」
アジアの作家とアイオワで
日中韓、バックボーンの時差
近くて近い国、韓国
劣化するメディアの裏で
読むことと継ぐこと
日常と非日常の同居
見えないのか、切り捨てか
『アリとキリギリス』の結末
緩みと遊びのある社会

Ⅱ シニシズムを放棄する ×平野啓一郎
アンバランスなメディア 「マチネの終わりに」 シリア 後藤健二
原理からディテールへ
自由意思の捉え方
現実をスケッチする技術
妥協という政治の芸術
意見を変える横顔性
レイシストの追及法
警察権と軍事権に線引きを
シニシズムからリアリズムへ

Ⅲ 声を出す、自分がある ×星野智幸
ダンシングスターの国へ
日本の反動はいつ始まったのか
自分のことさえ忘れる国
情緒の分水嶺の向こう側 「櫻守」水上勉
同調圧力の風景から
対抗言論の成熟度
捨てられる民主主義

Ⅳ 民主主義の彩り方 ×中野晃一
「その罪を償わせる」の無謀
保守から寄生へのシフト
米国の右派とのつながり
自民党内に異論が出ないわけ
政権党交代後の利権回帰 愛国心はならずものの最後の隠れ蓑
民主党のコミュニケーション力 政治の新自由主義化
小選挙区制をめぐる日本事情
世襲が当たり前でよいのか
幻影に寄せられる信頼

Ⅴ ヘイトの源流を辿って ×明戸隆浩
ヘイトスピーチデモを振り返って
従来の差別とのちがい 「敗戦」 江藤淳
ボトムアップのネトウヨ政治
ヘイトスピーチと政治的主張
「在日特権」という暴論
歴史性なきモラルの危うさ 「男の中の男」李滄東
現場に立つ社会学者たち 伊藤博文もテロリストか
転落不安を超えられるか

Ⅵ 日韓で補い合う経済 ×向山英彦
経済への影響判断の難しさ
「韓国企業に学ぼう」の後で
ドイツ車からみる韓国経済
日韓関係は競争だけではない
日本の経済的プレゼンスの低下
不合理な悪感情の浸透
生活の知恵の力強さ

Ⅶ 誰のための裁判か ×上瀧浩子
市民運動とカウンター活動
朝鮮学校襲撃事件
ヘイト規制と表現の自由
女性差別としての「慰安婦」問題
権利を守ることの公益性
反ヘイトスピーチ裁判 李信恵 「GO」金城一紀

Ⅷ 親鸞から考える ×泥憲和 
海千山千の世界から
なぜカウンターになったのか
複数の線から物事を計る
世界征服思想としての「八紘一宇」
人権の削減される国から
軍機保護法以下の秘密保護法
闘争本能と共感能力の狭間で
深淵を覗く胆力なき時代
旗幟を鮮明にした親鸞
法蔵菩薩の冒険譚のスピリッツ

epilogue ここから始まり 中沢けい

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「石の猿」中国移民ものがたり ライムシリーズ第四作と 

2015年10月24日 | 詠む

「石の猿」 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫

あのボーン・コレクターから始まる、四肢麻痺の天才肌・科学捜査専門家リンカーン・ライム、シリーズ第四弾。

彼と恋人のアメリア・サックス巡査の仲が気になってさ。

西洋人からみた東洋というのは、こういうもんなんだなあと思った。

密航者が多かった時代の影響を受けた2002年の作品。

美国、美しい国と呼ばれる米国からは「中国は、とんでもない国」になるんだ。

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「息子の生きた証しを求めて  護衛艦「たちかぜ」裁判の記録」 社会評論社 

2015年10月23日 | 

「息子の生きた証しを求めて 護衛艦「たちかぜ」裁判の記録」  「たちかぜ」裁判を支える会/編 社会評論社

裁判記録だから地味めかと思いきや、どきどき連続。座談会も示唆に富む。

青年の遺書が痛ましい。どんなにか辛かっただろう。14

まず両親が聞き取り 情報公開請求 証拠保全→却下 提訴 93

内部告発とその背景 57 そして懲戒のための手続き開始 98

秘密保護法 101

支援者が思いつき、自分で探して電動ガン、ガスガンを買う 弁護団で発射実験 104

自殺者が毎年100名 106

艦長の証人尋問が非公開の出張尋問 防衛省への抗議 136

9条が自衛官をまもっている 142

「軍旗はためく下に」 166

---------------- 目次 ----------------------------------

第1部  真実は最初からわかっていたのに ─ 「たちかぜ」裁判の経過

  1 発端 命を絶った21歳の若者 
  2 国会での追及と防衛庁人事教育局長の答弁 
  3 防衛庁に情報公開請求、そして横浜地裁へ提訴 
  4 横浜地裁に文書提出命令申立書を提出 
  5 証人訊問・偽証・追加証人の採用 
  6 横浜地裁判決の日 
  7 東京高裁で審理はじまる 
  8 三等海佐の内部告発 
  9 内部告発の陳述書 
  10 訴訟進行に劇的変化 
  11 海幕・情報公開室の担当者等を証人採用 
  12 東京高裁判決の日?「完全勝利」の垂れ幕 
  原告から お姉さん/お母さん

第2部  「たちかぜ」裁判にかかわって ─ 弁護団と支援者から

「絶望の裁判所」でどうやって勝ったのか 岡田尚
集団的自衛権行使・国防軍化と自衛官・家族の人権 佐藤博文
航空自衛隊浜松基地自衛官人権裁判と「たちかぜ」 塩沢忠和
「さわぎり」から「たちかぜ」への前進 西田隆二
弁護団から(田渕大輔、西村紀子、渡部英明、小宮玲子、菊地哲也、神原元、照屋寛徳)
支援者から (大倉忠夫、栃木・平和と自衛隊員の人権を守る会、網谷利一郎、鈴井孝雄、大島千佳)
[座談会]たちかぜ裁判をどう活かしていくのか (新倉裕史、木元茂夫、矢野亮、沢田政司、小原慎一、小島常義、安元宗弘、沢園友、加藤はるか)

第3部  「たちかぜ」裁判 ─ 背景と資料

  激増した自衛隊の任務と人権侵害 
   


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「安倍政権・言論弾圧の犯罪」 浅野健一 社会評論社

2015年10月22日 | 

「安倍政権・言論弾圧の犯罪」 浅野健一 社会評論社

われらが救援連絡センター運営委員仲間の本だ。

機関紙「救援」に載ってた文章もある。この3年間の、おさらい。打倒安倍の本。

鹿砦社弾圧10周年記念シンポジウムで、パネリスト青木理さん鈴木邦男さんが「安倍政権打倒、侵略戦争法案阻止の行動の提起をしなかった」ことに憤慨してるの。熱血漢らしくて微笑。36頁

同志社大学「地位」係争中ということでは、労働運動先輩でもある。

------------- 目次 -------------------------

序にかえて - 安倍政権・言論弾圧の犯罪

1.安倍政権とメディアの結託

 安倍自民党「勉強会」の暴言

 対米隷従と戦争への道を突き進む安倍政権

 村山談話と安倍談話のあいだ

 安倍暴走政権に「白紙委任」を与えたマスコミ

 朝日新聞「慰安婦」報道叩きの犯罪

 辺野古で続く日本政府の暴力

2.人権とメディア 
 2012.12‐2015.4

 「殺意を認めた」情報の解明を 尼崎女性自殺―2012.12

 映画「死刑弁護人」を上映―2012.12 など

3 原発報道の犯罪

 東電福島原発「事件」から四年

 吉田調書問題と朝日バッシング

 今も犠牲が続くチェルノブイリ

 東電原発「事件」大本営発表報道の検証

おわりに - ジャーナリズムとアカデミズムは信頼回復できるか

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少年の冤罪ふかくいりこんで 「エムプティー・チェア」J・ディーヴァーと 

2015年10月21日 | 詠む

「エムプティー・チェア」 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫

四肢麻痺の天才肌・科学捜査専門家リンカーン・ライム、シリーズ第三作。

嫌われものの昆虫少年。ほかの罪まで負わされて、からも疑われて。

副主人公のアメリア・サックス巡査は、違う。そして、恐るべき展開が始まる。

先住民の歴史を孕み、海外貿易の矛盾も暴かれる結末へと進んでいく。

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ヒトラーを暗殺せんとエルザーは ひとり抗する手製爆弾

2015年10月20日 | 詠む

映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」 原題「エルザー」

1939年、ミュンヘンの酒場で暗殺しようと手作り爆弾を埋めこむ場面から始まる。

なぜエルザーは、決起したのか。

政治に関心を持たない、人妻と恋愛ちゅうの音楽好きの家具職人。

ミュンヘンの「白バラ」大学生のように高等教育を受けたわけでもない、貧乏な田舎者ゲオルグ・エルザー

自分の頭で考えて、行動する。

逮捕されたあと氏名・住所を訊かれると黙秘する。ハミングする。そして歌う。しかし、婚約者を連れてこられると自白することに。

ひとりでやったと言っても、信じない秘密警察。黒幕がいるはずだ。英国の手先だと「物語」を捏造しようとする。

「だれに言われたわけでもなく、自らの目と頭で大きな危険を察知し、だれにも相談せず1人で動いた。無力だからとあきらめたり、だれかがなんとかしてくれるだろうと任せたりはしなかった」

ひたひたと田舎にファシズムが沁みこむ状況は、池田浩士の本を読むと更に判る。

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督はインタビューで「主人公はエドワード・スノーデンのようなひと」と表現してた。なるほど。

ちなみにエルザーの復権の署名運動が始まったのが93年、メルケル首相により公の場で評価されたのはなんと2014年。

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戦争法はいらない 沖縄の話を聴こうよ 24日(土) 高里鈴代

2015年10月19日 | 企画


              戦争法はいらない! 誰も加害者にも被害者にもさせない

第2幕 沖縄の話を聴こうよ

10/24(土) 14:00~ 高里鈴代さん講演会

場所: 浦和 市民会館うらわ8Fコンサート室 JR京浜東北線ほか 浦和駅西口より徒歩7分 

参加費: 500円 

主催: 戦争法案を廃案に! 女たちの会・埼玉 

9月19日、強行「採決」された「平和安全保障関連法」は、憲法9条の縛りを解き、なし崩しに地球規模での自衛隊の海外派兵を可能にする違憲法だ。今後、自衛隊は米軍の下請け部隊として戦場に駆り出される。沖縄は2014年、すべての選挙で“米軍基地NO!”の候補者を選び、平和主義を選択した。真の民主主義を明示された思いだ。その県民の意思を一顧だにせず、安倍政権は辺野古新基地建設に向け暴走している。

1995年の米兵による少女暴行事件をきっかけに、米兵による数多くの女性や子どもへの構造的性暴力が起こっていることに対し、軍隊の抑圧・差別を許すことは出来ないと「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の活動が始まった。現在は「島ぐるみ会議」の共同代表として、辺野古新基地建設の反対運動の先頭に立っている高里鈴代さんのお話を伺う。私たちは誰も加害者にも被害者にもしたくない。ぜひ多くの皆さんのご参加を!

たかさと・すずよ プロフィール
1940年台湾生まれ。東京都女性相談センター、那覇市婦人相談員を経て、1989年から2004年まで4期15年那覇市議会議員。現在、「強姦救援センター・沖縄」代表、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表、「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク」沖縄代表、「沖縄平和市民連絡会」共同世話人、「沖縄「建白書」を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」共同代表。著書に沖縄の女たち—基地・軍隊と女性の人権」1996年、明石書店。エイボン功績賞(1996年)、土井たか子人権賞(1997年)、2005年「1000人の女性をノーベル平和賞へノミネート」の一人に入る。沖縄タイムス賞(社会活動)2011年

「今年しむ月や戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら」


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きまったよ救援連絡センター 新代表は足立昌勝

2015年10月18日 | 詠む

代表就任要請を受諾する 足立昌勝

9月26日に開催された救援連絡センター運営委員会で、山中事務局長の提案した「足立昌勝さんを救援連絡センター代表に就任要請するについての報告」が参加した運営委員の圧倒的多数で確認されたことを受け、私は、「闘います」と応えました。

代表問題が議題になったとき、山中事務局長から「就任要請についての報告」がなされたが、前回運営委員会の結論を認めない人たちは、そのことから遡って問題にしようとしていました。前回決定の正当性については、すでに議事録で確認されていることであります。

終了時間の5時が近づくと、怒号が飛び交い、議長の議事進行もままならない状況に陥りつつあったが、三角議長の的確な判断により、「就任要請についての報告」の通り進めることについての採決が行われ、圧倒的多数で「報告」が確認されました。

私の「闘います」との発言は、代表就任の要請を引き受ける意思を示したものであります。代表問題で現れた運営委員会での決定的対立の根深さは抜き差しなら ないものがあります。私は、この発言により、救援連絡センターの原点に立ち返り、

「①国家権力による、ただ一人の人民に対する基本的人権の侵害をも、全人民への弾圧であるとみなす。②国家権力による弾圧に対しては、犠牲者の思想的信条、政治的見解の如何を問わず、これを救援する。」という二つの原則に立つことを鮮明にしました。

救援連絡センターに結集する皆様の絶大なるご支援とご協力を仰ぎたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。

----------------------------------------------------------------------- 以上。転載

クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙より。

千恵子コメント 中核派や解放派のひとたちの「引き回し」は凄まじいものがあった。

代表就任あいさつは、下線リンクを参照。

電話番号 03-3591-1301 さあ極入り意味おーい

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「ゴーストマン時限紙幣」は最先端 ロジャー・ホッブズ強盗小説

2015年10月17日 | 詠む

「ゴーストマン 時限紙幣」 ロジャー・ホッブズ 文藝春秋

上の句の「最先端」の心は、ハードボイルド=マチスモからも前衛化してるってこと。

主人公、幽霊男? ゴーストマンとは、自らの姿や仲間の正体を消すのが仕事なの。

48時間で爆発する紙幣を探して、大冒険。

銀行強盗って、唯一やってみたい犯罪だ。だって、誰も困るひといないんだもん。ジョージ・クルーニー「アウト・オブ・サイト」なんて最高。銃を持たずに銀行を襲うプロの物語。そのうえ、この小説はカジノから金を強奪する場面から始まる。そうだ、こういうとこから盗っちゃえばいいんだ。

いやしかし、読んでみたら大違い。いまどきの強盗は高度化してる。計画立案者、下見係、運転担当、武装要員とシステマチックにやってる。監視カメラ社会に合わせて、計画管理しないと難しいんだ。一匹狼は生きにくいのお。

敵ばかりのなかで、ゴーストマンは孤軍奮闘。なるほど。

ワーナー・ブラザースで映画化が決定だって。

 

 

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