千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「人権と暴力の断層 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件」鹿砦社

2018年02月20日 | 

「人権と暴力の断層 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件」 鹿砦社

暴力事件シリーズの3冊め。而して、えへん、これにて4冊全部を読破。

疲れたー(作ってるほうは、もっと大変なんだろうけど)。

なにゆえ疲れるかと考えたら、最大の原因は悪文なんだよね。「編集者、何かんがえてるんだー」と言いたくなる。だからといってクソ出版社と叩くのは酷いよ。

--------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------------

1 M君リンチ事件、合田夏樹さん脅迫事件について、有田芳生参議院議員を直撃!
  国会議員として説明責任を果たせ!

2 リンチ事件直後から隠蔽に奔走、中沢けい法政大学教授を直撃!
  フィクションとノンフィクションの区別がつかないのか!? お腹が空くと怒りやすくなると言いつつ食べるのって、わしと同じ行動パターン(苦笑)

3 再びリンチ事件隠蔽関係者へ取材要請、回答者はゼロ!--弁護士、政治家、ジャーナリストの三百代言(電話でアポなし取材)

  一 師岡康子弁護士は完全取材拒否
  二 電話を返してくれた上瀧浩子弁護士、しかし内容はゼロ回答
  三 思わず口が滑った、池内さおり秘書「民主集中制ですか」に狼狽
  四 志位和夫委員長が決めれば党の決定となる!
  五 東京新聞こちら特報部・佐藤圭、長時間のインタビューにしどろもどろ なんで記者に先生と敬称つけて呼びかけるの? まー、東京新聞は反原発雑誌の広告を載せる、えらーい新聞社さまさまだけど
  六 津田大介から届いた「回答」は「一般論」

4 沖縄に蠢く「しばき隊」の面々 山城裁判に行ったのかと思ったら、違うんだ

5 差別、M君リンチ事件について、在日コリアンの受け止め方 意味不明 (しばき隊がらみで)辛淑玉の悪口なのか?

6 合田夏樹さん、今度は「ささやん」から提訴されていた!

7 謎の老人・猫田銀八、大いに語る! 検索したけど、ツイッター構造が分からない そんな爺さんがいたのか 秘密結社か!?

8 M君リンチ事件に、見て見ぬふりを続ける「売出し中」の二人の偽善者(岸政彦、仲岡しゅん)の醜態 岸教授のほうは知らないけど、仲岡弁護士に対しては無理筋の非難じゃないかい

9 M君リンチ事件裁判の経過報告

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「ヘイトと暴力の連鎖 反原連-SEALDs-しばき隊- カウンター」 鹿砦社

2018年02月17日 | 

「ヘイトと暴力の連鎖 反原連-SEALDs-しばき隊- カウンター」  鹿砦社

5日前に詠んだ、「カウンターと暴力の病理」うええええ すさまじすぎる鹿砦社本を整理して「救援」紙の次号に書こうと思った。

来週が締切だからと思っていたら、その前の3冊が送られてきてしまった。どーん、あったら読まなきゃいけないかなあ。たいへん。1日で1冊目を片付けた。

------------ 目次 緑字は千恵子メモ ---------------

はじめに-隠蔽された集団リンチ事件、蠢くカルト集団、連鎖するヘイトと暴力  特別取材班 副題にある4団体が絡んでるの? ややこしいんだなあ

1 SEALDs奥田愛基君への手紙  松岡利康 人気者の奥田くんだ

2 [インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!   聞き手・田所敏夫 ろくでなし子は、逮捕からずっと応援してた ぱよちん騒動は当時は見ても分からなかったが、攻撃されてるということだけ分かってた

3 [対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!  構成・田所敏夫 高島弁護士は以前から注目のひと 田中さんブログは過去に見たことあり-運動関係でやむなく

4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター  松岡利康  辺見庸の講演は睡魔に襲われながら聞くのだが、いいこと書くじゃん でも消したのを公開していいの? 松岡さん

5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!  特別取材班 54頁の複数の外科、脳外科医に写真を見せたところの後が意味不明 あの写真だけで死に至る可能性云々と言えるのか 診断書とかないの?

6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明  松岡利康 76頁 シェア厳禁を公開しちゃってる 破れかぶれ状態なのかな

7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民  特別取材班 襲撃 うう

[特別寄稿]いわゆる「十三ベース事件」との関わり  合田夏樹  ろくでなし子側の義勇兵 そんな立場があったんだ しだいに(以下、略)

8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑  特別取材班 回答にならない回答なるものの写真があるが、小さくて読めない

 

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庄司ひろ子さん さようなら

2018年01月31日 | 

庄司ひろ子さん さようなら

「救援」紙の追悼文

最初に逢ったのは、もう26年も前かしら。慈恵医大病院だ。救援連絡センター代表弁護士として永年「ごくいり いみおーい」と共に覚えた庄司宏弁護士が入院していると聞き、お見舞いに行ったときだ。いつもダンディな紳士の彼が、病床から起きあがらんばかりに「外務省にミサイルを撃て」と叫んでいたとき。そうだ、外務省からとんでもないめに逢わされたのだ。同僚も自殺したとか、有名なラストボロフ事件。いまの河野太郎外務大臣の言動をみるやに、外務省は人民の敵だよ。

その傍らにいたのが、ひろ子さん。その後に皆と親しくなり、姉と慕う者どもが自由が丘の庄司ひろ子さん宅で、なんかいも食事会を開いた。魚屋の娘だったひろ子さんが築地で美味しい魚を仕入れてきて、わいわいがやがや。二階に住む高級官僚の長男が、陰険いじわるすると知り、勝手にシュプレヒコール挙げたこともあったっけ。

こたつで聞いた二人の逸話。お酒の飲めない宏さんたちは、ウイスキーボンボン食べて酔っ払って「こたつで、ぐでー」と寝てしまったんだって。お友達が来て、すわ何事かと思われた事件もあったと。いろんなひとたちが来て、かれこれ十年以上も食事会は続いたかな。

数年前からは、神保町の揚子江菜館。ひろ子さんの馴染みの店にて「囲む会」を数ヶ月ごとに開催した。女店主から毎回、お燗の紹興酒の差し入れがあった。庄司弁護士の膨大な記録を元に本を出版する企画が幾つかあった。そしてジャーナリスト野田峯雄さんが関わりだした。手始めに月刊「世界」16年一月から「ラストボロフ 謀略の残影」という連載があった。これから大作業なのに、昨年に逝去されたのがとても残念。予定出版元の第三書館の北川明社長も、常連さ。書籍計画は、誰か引き継いでくれないものかしら。

ひろ子さんが自由が丘の家を追い出されそうになった裁判の傍聴に行ったこともあったな。負けて追い出されて悔しいが、みんな彼女を応援してた。そうそう、山谷にMASAのサックス演奏を聴きにいったこともあったね。

体調に関しては、少し具合が悪くて病院に行ったら「医者は、わたしを見ない。つきそいを探している」って憤慨してた。自分で健康管理してるってのが信じられなかったらしい。かくしゃくとしてる、ひろ子さん。80代高齢者の鑑。体あれこれ故障して薬を十何錠も飲む山中おじさんよりも、元気いっぱいだもん。

昨夏の食事会のときに、首にしこりができて膨らんでいて、どうしたんだろうと思った。そして秋の「囲む会」が急に流れたあとに、ひろ子さんの入院を知った。緩和ケア施設に入っていると。なにやら具合が良くないと聞き、大晦日に佐藤保・救援連絡センター運営委員と、お見舞いに行った。連合赤軍事件の頃は青年労働者だった保さんは70歳を超え、無料パスを有効に使い都バスや都営線を乗り継いで経産省にも通う元気なシニア。

病室に入ると、ひろ子さんの腕は小枝のように痩せていたので驚いた。でも話し始めると、いつものひろ子さんで「転院してから、良くなった。ごはんを皆んな食べるようにしている」と明るくしゃべっていた。

念のため元旦に山下幸夫弁護士にメール連絡をすると、なんと夕方には見舞い報告のメール返信があった。忙しいひとほど迅速に行動するんだと感心した。水戸喜世子さんからも速攻で返信がきた。関西から他の用事を除けてでも見舞いにいく予定だと。そのときは、わたしも御一緒しようと思っていた。

一月六日、たくさんの見舞客に囲まれ賑やかに過ごしたあと、ひろ子さんは眠るように亡くなったそうだ。あとから未分化多形肉腫という診断を聞き、ぼうぜんとした。  享年86。

お通夜は一月14日、 荒川の町屋斎場 にて葬儀は無宗教で、喪主も無しにて葬儀委員長は山中幸男救援連絡センター事務局長の進行。 目黒救援会のころからの永いつきあいの元区議の宮本なおみさんの、ほんとうに心暖まる追悼の言葉。詐欺師冤罪の真相を語った 足立正生映画監督長野の高木哲真さんは庄司さんたちがスキーに行ったときの逸話を語り、ひろ子印の林檎ジャムと金子みすゞの詩の想い出セットを用意してくれた。

参列者には92年の参議院議員選挙のときに応援していた内田雅敏弁護士、 本誌八面に長期イキイキ連載中の山下幸夫弁護士、 救援連絡センター代表の足立昌勝・ 関東学院大学名誉教授 、 杉並仲間「ひろ子さん、引っ越してきたら」と誘った足立正生監督新城せつこ ・杉並区議、 けしば誠一杉並区議錚々たる参列者で、ひろ子さんが頼りにしていた大物達がお揃いで、大喜びしていたかも。
 
告別式は翌日。遺骨は、彼女の希望した散骨。そして庄司宏弁護士の分骨された遺骨と共に、ひろ子さんが頼りにしていた友人宅で大切にして貰えるとのこと。

きっと今頃、天国で宏さんと「おこたで蜜柑」していることだろうなあ。ああ、パレスチの地で聴診器を手に絆を生き14年に亡くなった信原孝子さんも一緒かな。そうだ、11年に亡くなった丸岡修さんがアラブ流の紅茶を入れてるかもしれないねえ。さようなら、庄司ひろ子さん。

救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより 
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北朝鮮と韓国 平和を祈って

2018年01月30日 | 

朝鮮半島で、いま、これまでに無い大きな動きが広がっている。

発端は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が、元日の新年辞で平昌(ピョンチャン)冬季五輪に代表団を派遣する用意があり、そのために南北当局間の会談ができると発言。
 
この発言に韓国は大きな衝撃を受け、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は即座に動き始めた。金正恩はその翌々日の一月三日に、南北間を結ぶホットライン(直通電話回線)の再開を指示し、その日のうちに再開が実施され、さらに、同じ日にそのホットラインからの電話で、北朝鮮の連絡員が「文在寅大統領」と呼称したという(聯合ニュース四日付「北朝鮮が初めて『文在寅大統領』と呼称 今後の動きに注目」)。
 
北朝鮮が公式発表や談話などで大統領の名前と大統領という肩書とを共に用いたのは今回が初めてで、これまでは「南朝鮮執権者」などと呼称していたのであった。この発言を韓国は注視。
 
同日、文在寅大統領は「平昌五輪とパラリンピックは韓半島の平和を知らせるラッパになるだろう。氷を砕いて道をつくる砕氷船のように危機を突破して平和に進む道を開く」と発言。 
 
南北は協議を重ね、十七日の南北協議の共同報道文を発表、そこには「韓国と北朝鮮は、平昌五輪の開会式で朝鮮半島旗(統一旗)を掲げ、合同入場」と明記。
 
統一旗とは、白地の中央に空色の朝鮮半島と済州島を描き、軍事境界線なき朝鮮を表したデザインで、その鮮やかな旗からは「朝鮮は一つ」という主張が伝わってくる。
 
スポーツ大会などで韓国・北朝鮮両代表団が「コリア」チームとして共同活動を行う際に掲げられる他、両代表を応援する際などにも頻繁に使用されている。
 
さて、これらの動きは、もはや誰も止めることはできまい。休戦状態となっている朝鮮戦争を終結させる大きな動きになるはずだ。
 
これにひきかえ、日本は「戦争する国」に向かってまっしぐらだ。朝鮮特需とベトナム特需で高度経済成長を遂げたが、戦争することで新たな特需を狙う。
 
南北の動きに米国は表向き歓迎を表明しているものの、北の核・ミサイル開発は止まったわけではないので、北に対する執拗な牽制を仕掛けてくるだろう。
 
米国はキューバを巡ってスペインと戦争(取り合い)した後、途切れ目が見つからないほど戦争を続けた国である。米国の経済は戦争に依存しなければ、成り立たないのだ。
 
日本をそんな国にしてはならない。
 
ウィキペディア: 統一旗
 
埋め込み画像 1
統一旗 2003年ユニバーシアード
 

 

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強姦の「ブラック・ボックス」 警察マスコミ検審そして黒塗り

2018年01月04日 | 

強姦の「ブラック・ボックス」 警察マスコミ検審そして黒塗り

「救援」紙十月号にて『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』、いかに知り合いからの強姦が多いか。いかに隠蔽されるかを、まざまざと紹介した。そして元TBSテレビ・ワシントン支局長に襲われた詩織さんの例を報告した。

その後に彼女は、逮捕状まで出ていたのに直前に止まった事件、その告発書『ブラック・ボックス』を実名を表して上梓した。伊藤詩織、文藝春秋・刊。

すぐさま読んだのだが、ミズーラのときより衝撃が深かった。自力歩行できない彼女をホテルに連れ込む映像がある。タクシーの運転手の証言もある。それなのに何故、事件にならないのか。

警官が示談を斡旋する、警察車両で弁護士のとこへ連れていく、相談に同席する。ありえないでしょ。

そして(薬剤を使ったとしか思えない)強姦者山口敬之は「総理」という題名の本を幻冬舎から出す提灯持ちマスコミ人。あまりの露骨な癒着に悪夢にうなされたよ、わたし。

ところが勇気ある出版後も、この国では詩織さん強姦事件を殆ど報道しない。BBCなどの外国メディアは、きちんと報道しているのと非常に対象的だ。

そのような危機的状況のなかで、わたしが理事をしている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」八木啓代が、検察審査会の議決書に不審を抱いて開示を求めた。

なぜなら議決書に説明がない。どういう証拠を検討したのかも不明。しかも、補助弁護士名も記載されていないからだ。

先月ようやく開示されたが、恒例のこととはいえ不開示の文書が多い。

議事録はおろか、検察審査員の選定基準も公開されないし、どういう説明をしたかという記録も出さない。開催日程も、どういう資料が配布されたのかも、出ない。その理由が素敵。「個別の審査事務に関する文書」であって、「行政文書」じゃないんだと。そして、平均年齢のわかる審査員選定録は廃棄したんだと。

陸山会事件の時から問題になっていたことだし、これらの文書の不開示は想定内。

今までの開示文書と一点違う点。今まで公開されていた、立会判事と検事の氏名が、黒塗り。検審事務局によると、筆跡や印影は個人情報に当たるという判断が今回からなされたため、非開示になったとのこと。へえー。印影はともかく、公務員の筆跡が個人情報って。それも、今回からか。

そう、検審も腐っている。なんとも立派な法治国家だこと。ことしこそ風穴を開けようぞ。

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-42526640
BBC: 日本でも「#MeToo(私も)」の声 伊藤詩織さんの話

http://www.bbc.co.uk/programmes/p05r58zm
BBC: Japan's #MeToo Moment

勇気もち「Black Box」あけてみる 伊藤詩織だ文藝春秋



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「軍が警察に勝った日 昭和八年、ゴー・ストップ事件」 山田邦紀 現代書館

2017年12月26日 | 

「軍が警察に勝った日 昭和八年、ゴー・ストップ事件」山田邦紀現代書館

ゴー・ストップとは信号のこと。当時はまだ信号機自体が珍しく、大阪では混雑の激しい交差点に導入されたばかりだった。
ゴー・ストップとは信号のこと。当時はまだ信号機自体が珍しく、大阪では混雑の激しい交差点に導入されたばかりだった。
ゴー・ストップとは信号のこと。当時はまだ信号機自体が珍しく、大阪では混雑の激しい交差点に導入されたばかりだった。

ゴー・ストップって、信号。そのころ信号機自体が珍しく、大阪の交差点に導入されたばかりだった。そうか、それくらい昔のころか。

「皇軍」、国軍じゃないんだよね。陛下の軍隊と偉ぶる軍人。警察官も陛下の警察官だと言いたくなるか(爆笑)。警官諸君。

はは、両方とも国家の暴力装置。それで喧嘩して、どーする。

いや、おおまじめに喧嘩してる。ささいなことから。警官は結婚してるのを届け出なかった、軍人は交通違反の過去ありと、関係ないことまで互いに暴露しあう。

戦争は軍人の怒声ではなく、正論の沈黙で始まった。天皇のツルの一声でようやく和解? ぜんぜん解決になってない悪夢、だ。

ささいな交通違反をきっかけに軍部全体が「赤信号」を暴走し、やがて日中戦争から太平洋戦争になだれ込んでいくと。

------- 目次 ----------------

第1章 発端
第2章 拡大
第3章 決裂
第4章 泥沼
第5章 決着
第6章 背景と意味

 

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「罠 」にはまった 風間博子死刑囚と

2017年11月27日 | 

林眞須美死刑囚を応援している。しかし、彼女は無罪とは言い難い。ヒ素を夫が飲んだりして詐欺をしているから。でも彼らは、金のために罪を犯しただけだ。銀行とか保険会社なんて金が余ってるんだから、少しくらいとったっていいじゃん。金にならない大量殺人なんて、意味ないじゃん。ゆえに、殺人のとこは冤罪だ。眞須美さんを妹のように思っている。

同様にこのたび、風間博子死刑囚も気になってきた。やはり、無罪とは言い難い。埼玉愛犬家殺人事件。死体損壊、夫の「ボディを透明にする」作戦のために死体切り刻みをしたからだ。だけども、殺人はしていない。眞須美さん同様、死刑囚というのは不当な扱いだよ。

数年前に博子さんの作品を死刑囚絵画展で見て、迫力に溢れた自由への目差しを強く感じたのが遠因かしら。

このたび、『罠 埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった!』深笛義也・著 サイゾー・刊が出版された。ああ、わたしと同い年なんだな。読みながら、つらつらと考えてみた。

再婚したあとの、小学生の連れ子の長男への虐待。夫・関根は裸で玄関のコンクリートに正座させ、膝の上にブロックを三つも四つも載せるのが度々あったという。そんなんだったら、別れたほうが良かったのに。暴力は暴力の連鎖を産む。息子まで暴力男になっちゃうよ。

長女が産まれたら、夫は自分の実子は可愛いからと猫かわいがり。そんなふうな育て方も、よくないよ。どうして別れないんだろう。

そもそも夫の妻に対するDVが酷い。妻に対する家庭内暴力が世間的に知られてない三十年前から、ずっとDVだったんだ。でも、わたしと同世代だと別れたり訴えたりするのは困難だったんだろうなあと思う。いまさら言ってもしようがないが。

そして緩慢に別れようとする動きを夫が察知して、妻が逃れられないように「共犯」に追い込んだ。それこそ「罠」だ。捕まってからの夫は、自分の罪を免れるためもあってか、ことさらに妻を悪役にする。なんということだ。ほかの共犯者が、博子さんは「殺ってない」と言っても耳を貸さない警察、検察。

著者はダンボール箱に山盛りの調書などを受取り、迷ったあとに取材を始める。被疑者にセックス供用の便宜を図る検事など、あきれる実態も暴露されている。、なんとか博子さん再審の推進力が生まれますように。

深笛義也『罠~埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった! 』サイゾー

ウィキペディア: 埼玉愛犬家連続殺人事件
Twitter: 風神

「女性死刑囚 十三人の黒い履歴書」 深笛義也 鹿砦社


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カタルーニャ独立問題は 遠い国の出来事にあらず

2017年11月02日 | 

パブロ・カザルスという世界的に有名な天才チェロ奏者をご存知だろうか。カタルーニャ人として、軍人・独裁者フランコに対し果敢に抵抗を続けた人である。

そのカタルーニャは今、独立運動が盛り上がっていてスペイン中央政府が激しい弾圧を行なっている。暴力の行使はすさまじい。日本の新聞でも暴行場面の写真付きで報道されている。

この暴行について、私見ながら保守雑誌のニューズウィークが厳しく批判。「スペインは民主国家でなくなった」というタイトルで「住民の独立の意思を暴力的な手段で封じ込めようとするスペイン政府、そしてそれを黙認する他のEU諸国に、民主政府を名乗る資格はない」との小見出しをつけ、徹底的に弾劾。

発端は10月1日、カタルーニャ独立の可否を問う住民投票で、約90%が独立賛成に投票した。この投票にもスペイン政府は、警察が暴力的に住民投票を阻止し、投票所に金属棒でガラスを破って突入したり、投票箱を強奪したりした。そのため投票率は43%と低かった。

カタルーニャ州のプチデモン首相は、州議会の議論を踏まえてカタルーニャ州独立の宣言をしようとした。これにスペイン政府のラホイ首相は激怒し、カタルーニャ州の首相や閣僚の権限を剥奪。

なぜ、このような事態になったのか。それは、カタルーニャ州がスペインで最も裕福で、交付金を上回る税収を政府に納入している「稼ぎ頭」だからだ。カタルーニャ州はスペインの輸出額の25%を占めている。独立されては困るのだ、

スペイン政府に反逆罪で訴追されてしまった元首相プチデモンは、今ベルギーに逃れている。反逆罪は最高で30年の禁固刑を課せられる重罪である。

ニューズウィークはさらに、「フランスの欧州問題担当相までが、カタルーニャがスペインから独立すれば自動的にEUから追放されると恫喝している」「民主国家連合として聖人面をしているEUも、いくつかの明白な理由から間接的にスペイン政府を支持している」と欧州も批判している。

さて、沖縄が独立運動を始めると、日本政府は同様な対応をする。沖縄独立は、以前は居酒屋論議として、議論以前の問題だった。しかし「全基地撤去」を求める沖縄人は、翁長雄志が登場してからは、沖縄独立の問題にまともに取り組み始めている。スペインとカタルーニャの争いは遠くの国の話ではない。

思い起こそう、沖縄は海洋国家として貿易・中継貿易で栄えた琉球王国だったことを。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8700.php
ニューズウィーク: スペインは民主国家でなくなった

 画像は 「ヨーロッパ・コーリング」



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なんで、「あんな奴ら」の弁護ができるのか? アビー・スミス他   現代人文社

2017年10月30日 | 

 なんで、「あんな奴ら」の弁護ができるのか? アビー・スミス他   現代人文社

田鎖麻衣子弁護士、4章9章12章の翻訳者からの献本多謝。

あ、15章まで各々別のひとが書いているのだ。

この本に出てきた小説「アラバマ物語」は、大昔に映画にもなったが、とても感動ものよ。

---------- 目次 緑字は千恵子メモ -----------------

1 『罪を犯した者の弁護』公表から30年

2 どうして、こんな人々を起訴できるのか? 40 なんと90%以上が有罪答弁すると 5年か終身刑か そりゃ究極の選択だよな   43 1850年代の奴隷の数より多いアフリカ系米国人が刑事司法制度の監督下にある

3 なぜ、あんな奴らの弁護ができるのか?

4 神の恵みがなければ、我が身も同じ 67 アンジェラ・デイヴィス  そうか、3年生のときの不当弾圧が公民権弁護士になろうと思ったきっかけだったんだ 75 子どもと親 守秘義務あるんだ 90 9箇月たって起訴せず、すごい嫌がらせ

5 なぜ私は有罪の者と無罪の者を同じように弁護するのか 100 離婚事件でフェミニスト弁護士が男からの弁護をを断ると、マサチューセッツ州反差別委員会は弁護士の主張を退けた ふうん微妙だ 102 死刑事件で居眠りする弁護士 眠ってないときは更に非道いと

6 「あんな奴ら」を弁護することが、なぜ、本質的なことなのか

7 公民権を擁護すること 121 ホームレスを偽装して、おとり捜査 少年事件でも雪玉を投げた類で過剰な事件化 126 大量収容と犯罪化

8 「私たち」と「あんな奴ら」についての考察 146 グアンタナモ収容所

9 人生の破壊―国家が殺害をもくろむとき 160 家族の虐待

10 「あんな奴ら」とは我々のことだ 178 ガス室 まだあるんだ ん 60年代まで? 189 仕事が無いから刑事弁護をするってか?

11 性犯罪者を弁護するということ 193 性犯罪者の居住制限に対して、闘う 197 エドワーズ判決 身体拘束下の取調べ 202 ジョセフ 論点 203 スコーキーモメント ACLUがナチスの代理人となったために支持を失った例 210 居住制限は、事実に基づくものではなく、恐怖に突き動かされて拡散している 211 潮目の変化は、新聞の社説にも 

12 どうして、こんな人々を弁護せずにいられるのか? 235 罪を犯した人々が好きだ うわっ そこまで言う? 242 嫌がらせの金属探知機検査 ブラジャーまでもが

13 フェアプレイ

14 弁護すること…今もなお

15 アメリカだけではない―自由な民主主義社会において「あんな奴ら」を弁護することの必要性

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生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ 堀内哲 第三書館

2017年10月28日 | 

朝日新聞に「天皇制廃止」の題がついた本の書評が載ったので、うれしかった。

平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで [編]吉田裕・瀬畑源・河西秀哉/生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ [編]堀内哲

その後に第三書館の北川社長から献本いただいた、多謝。

わたしには難しかった。読みたいひとに、さしあげます。

--------- 目次 緑字は千恵子メモ -------------

はじめに-日本共和主義のすすめ
「生前退位」で始まった「壊憲」 | 堀内哲
天皇の二重性をめぐって | 杉村昌昭 ひさしぶりに読んだけど、むずかしいにゃ
日本において立憲主義は可能か 秀美 プロ市民かあ 天皇
共和制と直接民主主義 杉村昌昭インタビュー
日本で共和主義は可能か 秀美インタビュー
共和制的個人について 斎藤貴男インタビュー いつもは、もっと良くわかるんだけどな
共和国は共和制の夢を見るか | 下平尾直 寒中死刑大会のひとなんだ(微笑)
民主共和制展望 その1 | 堀内哲
民主共和制展望 その2 | 堀内哲
民主共和制展望 その3 | 堀内哲
おわりに-共和派宣言

資料王滝村村民総会設置運営基本条例(案)


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「こんなにおもしろい弁護士の仕事」 千原曜 日野慎司 中央経済社

2017年09月30日 | 

こんなにおもしろい弁護士の仕事 千原曜   日野慎司  中央経済社

題名の「こんなにおもしろい」というのは、シリーズ物だからか。さらに著者は8月刊のまえにも書いてる。弁護士30人規模の優良事務所のようすが分かる。

顧問会社は150社。月額の顧問料収入が1000万円。顧問ぶんだけで、一千万円。そりゃ、おもしろいだろうな。長年つちかってきた人脈や知略が生きるのだろうし。

さくら共同って、河合弁護士のとこだ。7頁に微笑。

高裁の判事のようすが出てくる。有名な白ブリーフもね、65頁。

新人さんは、働きもの。すさまじいよね。

実際に見てると貧乏な弁護士たくさんいるけど、そういうのは本にならないよな。

------------ 目次 ---------------

第1章 弁護士という職業のメリット・デメリット
第2章 弁護士の1週間(パートナー編)
第3章 弁護士の業務内容
第4章 弁護士になるまで
第5章 法律事務所
第6章 若手弁護士の1週間(アソシエイト編)
第7章 若手弁護士のいま

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「ミズーラ」だ強姦と 司法の関係まざまざと

2017年09月29日 | 

強姦神話。①暗闇に潜んで女性を襲う、②変質者の性犯罪、③相手の抵抗を押しきって振るわれる暴力、というイメージ。

①本書によれば、全米での強姦事件の八割は友人知人によるものだという。日本でもそうだろう。元TBSワシントン支局長の山口敬之は「詩織」さんの知人だった。

②変質者に限らず、地域の英雄であり品行方正なアメリカン・フットボール選手の偶像は、複数人の複数回の強姦を隠す。山口の場合は、「官房長官の片腕」として有名な警察官僚の中村格が、捜査打ち切りを指揮したとか。逮捕状まで出てもウヤムヤにするほどの人脈。これぞ、品行方正を標榜する面々。

③被害者は強い恐怖に支配され、多くのケースで、相手をキレさせないよう途中で抵抗をやめてしまう。それは戦場と同様の死の恐怖で、生涯消せない後遺症を心に残す。

だが強姦神話の作用により、抵抗しなかったことが、加害者にも世間にも、合意だったとみなされてしまう。

「詩織」さんの場合は、タクシードライバーの証言や、ホテルの監視カメラに映っていた山口に引きずられている動画などあり「準強姦」ばっちり、アルコールや薬物使用の可能性もあるんだぞ。

なぜ東京第六検察審査会は「不起訴相当」と議決したのか。補助弁護士は、何してたんだ。名前が公表されてないので、情報公開請求だ。しつこく追求してやる。

  *  *  *

そんな強姦神話を覆えす、丹念に調査した報告が本書なのだ。

2010年からの、名門モンタナ大学アメリカン・フットボール部の部員によって起こった複数の強姦事件。被害者・加害者・検察・大学の調査部などにインタビューし、裁判記録を精査した執念のノンフィクション。大部であるが、読み応え充分。

知らなかった。レイプ・キットの検査は、四時間もかかるんだ。実質的にもう一度強姦されたと感じるアリソン。

事実は小説より奇なり。だけど普遍性がある、実話なのであった。

ちなみに作者の前書、『信仰が人を殺すとき』河出文庫も、おすすめ。

◆ジョン・クラカワー『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』亜紀書房

ミズーラ
亜紀書房亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ 『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』

朝日新聞: 書評「ミズーラ―名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度 [著]ジョン・クラカワー」

BLOGOS:「なぜ被害者と加害者が逆転するのか?- 書評「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」(映画評論家・柳下毅一郎)」


詩織さん

毎日新聞「被害届『不起訴相当』 詩織さんと山口氏のコメント全文」

弁護士ドットコム: 「検察審査会はなぜ不起訴を覆さないのか? 「詩織さん事件」から考える背景事情」

田中龍作ジャーナル: 「『レイプ犯』不起訴相当 第2、第3の詩織さんが出る」田中龍作

田中龍作ジャーナル: 「『レイプ犯』不起訴相当 第2、第3の詩織さんが出る」田中龍作

Twitter: 詩織さんを応援する会

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「不透明な未来についての30章」 雨宮処凛 創出版

2017年09月27日 | 

「不透明な未来についての30章」 雨宮処凛 創出版

月刊誌「創」の3年間の連載をまとめたもの。

この3年を、振り返ることができる本だ。

最終章。お金のために特別支援学級に行かされ、父親の子供を堕胎し27歳で出産する。子どもは重い脳性麻痺、キャバクラで働きながら看護学校へ通うひとの報告は、なんとも言葉がない。

--------- 目次 緑字は千恵子メモ -------------

第1部 会いたかった人

01 「革命の子どもたち」日本赤軍と赤軍派の娘たち

02 「黒子のバスケ」事件の渡邊博史さんへ

03 どう思いますか? 出生前診断、代理出産、臓器売買

04 徴兵が嫌でフランスに亡命した22歳の韓国人男子を日本に呼んだ

05 あなたが最後に「助けて」と言われたのはいつですか?

06 「知らない」では済まされないイラクの今、そしてイスラム国

第2部 イスラム国と人質事件

07 イスラム国とフランスの社会保障

08 イスラム国人質事件と「I am Haruna」

09 地下鉄サリン事件から20年

10 川崎の簡易宿泊所火災は「未来の私たち」の問題か

11 日本を揺るがす「戦争させない」の声 86 北海道は自衛隊が身近 沖縄と同様 コロニアルだ

12 戦場出稼ぎ労働者のリアル 94 安田純平 96 2003年から始まったイラク戦争は「民営化された戦争」

 第3部 戦後70年の風景

13 国会前、そして全国で紡がれた無数の言葉

14 キャバクラ嬢と貧困

15 フランスのテロとイスラム国

16 知っていますか? イスラムの世界一ヨドバシカメラでお土産を買うタリバン一

17 自民党議員・育休宣言から考える「不在の父」問題

18 「野党は共闘!」 バレンタインの安倍政権NO! 大行進

19 「幽霊」と「風俗」。3・11から5年経って見えてくるもの

第4部 格差・貧困の今

20 「人の命を財源で語るな!」パナマ文書と「貧困」

21 「Save the 中年!」と各政党への公開質問状

22 利根川一家心中事件の判決 176 一家心中するまで助け合え!と

23 ギャンブル依存症の恐怖 181 託児所つき ATMつき

24 アジアのマヌケたちが集結した「NO LIMIT 東京自治区」!!

25 過労死と貧困を考える 外国人実習生から電通新入社員まで

26 2016年に起きたこと 相模原事件、電通過労自殺、安保法制施行

27 カジノ法成立、そしてカジノであらゆるものを失った男

28 『生きさせろ!』から10年。何が変わり、何が変わらなかったか

29 最低賃金と最低生計費

30 貧困、暴力、そして性産業 『裸足で逃げる』を読んで

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「ママは殺人犯じゃない 冤罪・東住吉事件」 青木惠子 里見繁 インパクト出版会

2017年09月10日 | 

「ママは殺人犯じゃない 冤罪・東住吉事件」 青木惠子 里見繁 インパクト出版会

いわゆる冤罪パターンを網羅している。

20年間、よく闘った。拍手。

いまも、国賠、ホンダ訴訟を追求している彼女なのだ。

------------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------------

第1部 事故が事件にされるまで
火災事故当日
逮捕されるまで 18 小さい小学生の子どもに「パパは本当のパパじゃない」って言う刑事
取り調べの日々 24 娘が夫に「いたずら」されてたと刑事が言う 知らないのは母親だけだと 35 息子は養子にだされてしまう 46 男の刑事の取調べの時は扉を開けておくべきなのに密室 
裁判  48 けっきょく9年以上も息子に逢えない

第2部 和歌山刑務所から
無期懲役囚として(2007年)  55 11年ぶりにテレビを見る
女子刑務所の塀の中で(2008年) 64 コーヒーは年に1回
再審請求を申立てる(2009年) 76 (お茶が飲めない)冷たい水を飲んで身体が震える お湯をくれない
逮捕されて15年(2010年) 85 (時間がないからか)お風呂は戦争のよう 88 人権救済申立をしたら、お湯が給与された
再現実験で希望が(2011年)
再審開始決定(2012年)
検察の抗告で続く獄中生活(2013年)
開始されない再審(2014年) 114 職員のことをずっと「先生」と呼んできたが「担当さん」または職員さん」との告知 ビックリしたと
刑の執行停止・釈放(2015年)
真っ白な再審無罪判決(2016年)

第3部 雪冤への歩み 里見繁
いつも、こんなに簡単に、冤罪は作られる
嘘のストーリーを作り上げる捜査機関 140 200万で娘を殺すか
検察に追従する裁判所
燃焼実験 151 無知の暴露
再審開始とその後の停滞  163 本当の火災原因まで立証
軽ワゴン車からのガソリン漏れ実験 166 ガソリン洩れ ほかにもあるんだよ
再審無罪 171 ホンダの不誠実
再審請求より前に「無罪」だと考えた裁判官が一人だけいた 178 彼の定年を待つ!?裁判所
青木惠子さんの新たな日々
そして、冤罪は無くならない 189 起訴する前に燃焼実験やってるのに

あとがき

 

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風前の灯 文民統制

2017年08月30日 | 

風前の灯  文民統制

稲田朋美防衛大臣は「日報問題」で引責辞任した。破棄したはずの日報が統合幕僚監部にあり、陸上自衛隊にもあった。この奇々怪々の出来事は、自衛隊と防衛省の齟齬を如実にあぶり出す結果となった。

「報告した」とする自衛隊に対し「報告は聞いていない」と認めず、平行線を貫いて引責辞任した稲田氏。「言った」「聞いていない」の、いたちごっこはなんとも見苦しいものであったが、辞任後も認めないままである。

四ヶ月もかかって、監察は陸上自衛隊が、当初から意図的に日報を隠して廃棄までしていたことを明らかにした事実の意味は大きい。陸上自衛隊は防衛大臣に相談せず独断で判断し、行動していたことになる。これは明らかにシビリアン・コントロール(文民統制)に反する。

もともと文民統制は、さきの大戦、つまり太平洋戦争が、軍部による盧溝橋事件をはじめとする独走・暴走で始まったことを反省し、そのような暴走を防ぐために設けられた基本原則だったはずだ。それが日報問題で、きわめて危うい構造になっていることが明るみにでた、ということだ。これは今回の問題に始まったことではなく、実は一五年が最初の誤りだったと考える。

15年6月、改正防衛省設置法可決、成立。それまでは「背広組(官僚、文官)が制服組(自衛官、武官)をコントロールする仕組み」を廃止し、「背広組と、制服組が対等に大臣を補佐する」ことになったのである。よく考えれば、これは自衛官の権限強化ではないのか。もちろんこの改悪に野党から「文民統制の点から問題ではないか」との疑問から反対意見もあったのだが、中谷元防衛大臣が「政策的見地から背広組が、軍事的見地から制服組が対等に大臣を補佐することで文民統制の強化に繋がる」と答弁し、自民党、公明党、維新らは野党の反対意見を封じ、可決させた。

問題はこの法改正が端緒といえるのではないか。というより、この改正は文民統制を反故にするものだともいえよう。毎日新聞は社説で「陸自日報問題で稲田氏辞任 文民統制に疑念を招いた」と論じているが、今回の稲田辞任だけでなく、自衛隊の根幹にかかわる見落とせぬ問題だ。

だとすると、改正(悪)法の廃止をも視野に入れて、今後は、防衛省と自衛隊の動向を常に監視しなければ、戦前回帰の危険性が高まる。

もはや戦争ができる国となってしまっているのだから、文民統制の維持・拡充に努め、政府国防機関の監視を強化することは喫緊の課題である。
 

 
法改悪
京都新聞: <社説>文官統制の全廃  歴史の教訓を忘れるな(2015年02月23日)

 画像は 戦前と戦中くらし紡いでる「小さいおうち」中島京子

このころも オリンピックで浮かれてたんだよねえ



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