千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

ジャパンタイムズ紙 定期購読の再開へ

2008年06月29日 | 
シンクタンク勤務の十年間のとき7紙が職場にあった。30分早出して、ばばばっと各紙を捲るのを日課にしていた。おじさんが机上で、長閑にスポーツ新聞ながめるのと違うんよ。立ちつくしたまま、大きい紙面から見出しを拾う。同じ事件が、どう表わされているか各紙を比較。この緊張の時間は、わたしの「貯金」になっている。

まぁ日本の新聞は東京新聞を除き、どれも同じなので詰まらない。そこで、自らはジャパンタイムズを愛読していた。

理由1 写真の選択がよく、独特の光彩を放っている。

理由2 日本にいる外国人読者を想定、記事に説明がついている。日本の新聞は、毎日読んでいる読者を対象とし背景事情が描かれていないまま瑣末な断片ばかり。

ところが諸事情から、数年前から定期購読料を払うのが辛くなってしまった。アサヒ・イブニングニュースが夕刊紙から、ヘラルド朝日になったのを機会に、1年購読で安い値段設定に変更その1。

それすら困難になり、一番安い読売の英字紙に変更その2。

さらに厳しくなり、定期購読を断念。週に数回しか買えなくなった。

最悪の状態から少しだけ経済状態が向上したので、今月からジャパンタイムズの定期購読を再開した。とても嬉しい。

例えば今日のネルソン・マンデラ90歳お祝いの記事。「46664番が、我々の手に」と題された記念コンサート。囲み枠で、米国が彼のテロリスト指定解除されたロイター報を併せて載せた。ノーベル平和賞受賞者を、旅行制限し続けていたんだ。

いそいそと購読再開を決めた矢先に個人的な大事件が勃発して、急な出費が発生。じんせい波乱万丈だわ。

US Congress erases terror lebel from Mandela's name (Reuters South Africa, South Africa - <nobr>28 Jun 2008</nobr>)
The Japan Times Online
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封印が解かれた光州事件の映画 『光州5・18』

2008年06月06日 | 芸術
封印が解かれた光州事件の映画 『光州5・18』

韓国は一番近い「国」。すぐ隣りなのに報道も少なく知らされざる地。その半島最南端、全羅南道の道庁所在地で1980年に起きた光州事件は、日本では話題にもなっていない。韓国でも軍事政権の情報操作で、長らく封印されていた事件。

映画『光州5・18』を作ったキム・ジフン監督は、事件当時は9歳。戒厳令下の報道は民衆を「暴徒」扱いしていた。真実を知らされなかったとはいえ、知らなかった自分を恥じた監督は、資料を調べ、当時の関係者からの丹念な聞き取りで完成させた作品だ。

冒頭、日本の風景と似た、緑が美しい田圃の中の道を青年がくつろいだ表情で車を運転している。恥ずかしがりやで、デートの誘いかたも知らないこの主人公はタクシーの運転手。両親を失い、たったひとりの家族は高校生の弟だけ。貧しいけれども幸せな暮らし。

ところが、軍の実権を握り戒厳令を布告した全斗煥陸軍少将の退陣と民主化を求める青年たちを、暴力で封じ込め、さらに丸腰の市民を無差別に銃撃して殺戮する軍隊のあまりの仕打ちに、さすがの市民も憤って立ち上がる。撲殺された友人に義憤を抱いて立ち上がった主人公の弟が目の前で殺されてしまう……。ジフン監督は本作の意義を、まずは事件のことを知らない人に知ってもらいたかったと語り、名もなき青年とその周辺に焦点を当てる。

演技が大げさだという映画評は多かったが、そうではないと感じた。日本人と違い、為政者の腐敗を「恨(はん)」で表現する伝統の仮面劇などに見られる感情表現の激しい韓国人は少なくない。喜怒哀楽を身体全体で表わす知り合いの在日一世を何度も目にしたことがあるからだ。

日本から KCIA による拉致で有名になった政治家の金大中は、この事件の軍法会議で首謀者扱いされ、死刑判決を受けた。その後なんと大統領に就任。そのうえ韓国は、死刑の執行停止が10年を超えた事実上の死刑廃止国だ。

わたしが韓国に行った1990年代、コピーを自分で取れないと聞き、びっくりした。検閲=密告を前提に文房具屋に手渡しで頼む。文房具屋が密告しなければ、共産主義者の手先と見なされてしまうとも聞いた。

光州事件から30年弱。なんという様変わりだろう。この映画は韓国で大ヒット。国は変わるんだ。民主化はここまで人々を変えた。

なお、原題「華麗なる休暇」は、二万五千余名の国軍を動員して、光州市民の弾圧を命じた作戦名。

光州事件を振り返る手がかりの第一歩として、とても優れた作品だと思う。


◆映画『光州5・18』
JANJAN > 映画評論・レビュー・感想 > 「光州5・18」 28年前のあの日 今思い返す2008/04/18 金正勲
JANJAN > 金正勲の光州通信 > 韓国の民主主義、その1980年(2・完)5.18 民主化運動(光州事件)28周年2008/05/21 金正勲
JANJAN > インタビュー > 「光州5・18」 キム・ジフン監督「真実に光を」2008/03/25 芳賀恵
JANJAN > イベント > 「光州5・18」 黒田福美トーク 韓国との25年2008/05/10 岩渕弘美
『光州5・18』アン・ソンギ インタビュー (@nifty映画)
夕張市の映画際が市民の手で復活、招待作品に『光州5・18』(08/02/06@オリコン)
【フォト】光州5・18墓地参拝する映画『華麗なる休暇』の出演陣ら(2007年8月13日@朝鮮日報)
光州5・18(韓国映画・2007年)(2008年3月14日@映画評論家 兼 弁護士坂和章平の映画日記)
1980年5月18日、光州で何が起こっていたのか。 (2008-05-13 16:17@薫のハムニダ日記)
「華麗なる休暇」 (2008/5/12) ・「光州事件・補足」(2008/5/19@不 可 視 の 学 院)
分断時代の法廷 (2008年05月27日「弁護士会の読書」福岡県弁護士会)
「光州5.18」  (2008/05/15(木) 00:28:34@反戦な家づくり)
光州事件から28年 (2008年05月21日、海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより)
光州5・18(伊東良徳のとき・どき★かるちゃ~ 2008年05月28日)
コラム【噴水台】華麗なる休暇(2007年7月29日。中央日報)

Hwaryeohan hyuga (2007) @ IMDb: Internet Movie Database
May 18 (Variety.com, Oct. 30, 2007 by Derek Elley)
May 18 (2007) Movie Review (BeyondHollywood.com, March 1st, 2008 by James Mudge)


映画『光州5・18』 公式サイト
 
「朝日新聞」と「読売新聞」から光州事件を振り返る (映画『光州5・18』 公式サイト)
光州民主化運動(日本語版、光州広域市公式サイト)

◆韓国人の感情表現について
感受性が豊かな韓国人
日本人の感情表現 日本語日本文学 尹 スンミン(韓国)
日本的村社会思考と韓国的直情型火病思考
韓国からのお客様を迎えるにあたって(2)
MBSラジオ1179ポッドキャスト | チョアヨ!韓国
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個人情報>住民票....結果が来た

2008年06月03日 | 行政書士
住民票の請求者について、情報公開を申し込んでいた。

浦和区役所から、携帯に電話があった。職員Hの声は、むにゃむにゃ聞こえにくいが、情報公開の結果が出たので100円送れと言われた。お金を郵便では送れないので、小為替ですねと確認する。すると、紙に包んで分からないようにしろとの指示。いちおう聞き置く。だけど、公務員が犯罪行為を教唆して良いものなのかしら。

数日後に、また携帯電話が鳴る。まだ金が届かないと言われ、連絡のあった翌朝7時にポスト投函したと答える。きちんとリターンアドレスの住所印を押した郵便だし、戻ってないので届く筈だと説明する。一刻一秒を争うわけでもないのに.....。何でそんなに早く問い合わせてくるのだろう。

その数日後、3回目の携帯電話の着信。「をいをい、ストーカーかよ」と思うが、平常心で応答する。金が届いたので、これから結果を送るとさ。そんなの、予定通りのことじゃないの。翌日には郵便が着くんだから、わざわざ電話する意味あるのかね。

市民の血税を使って、3度も電話するほどのことなのか。暇なのか愚かなのか.......両方なのかしらん。不思議な役人さんだった。

で、結果は、自分の請求した住民票請求が送られただけだった。経費は、コピー代10円×2枚。切手代80円×2枚也。まぁ、「情報公開おけいこ初級編」ということにしておこう。3年以内に、中級に進もうっと。

ついでに書いておくと「さいたま市の市報」って、紙面に企業広告を載せるのは柔軟な発想とも言えるんだけど....葬儀屋とか質屋とか....政令指定都市になったと豪語(!?)する市としては、…いまいち情けない宣伝を載せていたりするの。
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