千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

労災は出張中も有りだよな 性交中は無しと豪州

2013年10月31日 | 詠む

性行為中の負傷、補償なし 出張先宿泊施設で顔面負傷の女性が訴えも スポーツ報知10月30日

>出張先の宿泊施設で知人の男性と性行為中、照明器具が落下して顔に当たりけがをしたとして、女性公務員が労災による補償を求めた訴訟で、オーストラリア連邦最高裁は30日、女性の訴えを退ける判決を言い渡した。

出張してたら24時間、一定程度の拘束を受けてるよねえ。

照明器具が落下した怪我の補償を求めるのは当然だろう。

でもしかし、わざわざ性行為中と言うもんかしら。

>この女性は勤務先の指示で出張、宿泊施設も勤務先が予約していた。最高裁は、性行為は勤務先の意向によるものではなく、就業中の労災とはいえないと判断した。アベッツ雇用相は「常識の勝利だ」と述べた。

じゃあ、出張が多いひとがホテルで夜中に性行為中に火事で死んだら?

>オーストラリアでは連邦裁の判決に不服がある場合、最高裁に上訴することになっている。

まだ続くのかな。

 

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国会を放りだしてもトルコへの 原発セールス国賊アベと

2013年10月30日 | 詠む

国会を放りだしてもトルコへの 原発セールス国賊アベと

首相「原発導入国の人材育成支援」 トルコ首相と会談 日経新聞10月30日

>「福島原発事故の経験と教訓を世界と共有し、世界の原子力安全の向上を図ることは日本の責務だ」

福島では今後、何万人もの放射能による死者が出るだろう。

因果関係を調べる術も無いまま、保障もなしで病に苦しむひとが増えていくだろう。

自分の国の安全も図れないのに、世界に吠えるな。

なーにが、日本の責務だ。

これは国賊というより世界賊かも。


 

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被告人「証人化」って何?黙秘権 放棄になるの?どういうことか??

2013年10月29日 | 詠む

「自由と正義」10月号 日本弁護士連合会・機関誌

反対すべき「被告人の証人化」   五十嵐 二葉

黙秘権が奪われる?

企図されている「証人化」拡張アイテム??

捜査官から「いいか、よく覚えておけ。取り調べで言ったことと違うことを裁判で言うと偽証罪で処罰されるんだぞ」、とゆーのが合法化されるってこと???

なんか大変なことが法制審議会とかで起こっているらしい。

かたや真逆の「証言する権利」 高野隆という特別寄稿もあって、難しい。

誰か、やさしく教えて(悲鳴)!

 

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毒の水...地に沁みこむや谷中村 蚤と虱と田中正造

2013年10月28日 | 詠む

毒  風聞 田中正造」 立松和平 東京書籍

鯰や蛙、亀や鳥。動物たちの視点が、「わっぺい」ワールドだなあ。

1996年から2年間に亙って日本農業新聞に連載された小説。

田中正造が好んで揮毫したという 辛酸亦入佳境(シンサン マタ カキョウニイル)」。

まさにその世界なり。


 

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「眞須美さん勝訴 再審めざし一歩」

2013年10月27日 | 詠む

眞須美さん勝訴 再審めざし一歩

死刑囚の報道を見ると悲しい事柄が多い。自民党政権になってから如月に三人、卯月に二人、そして長月で計六人もの人達が死刑執行された。国家による殺人。そして神無月には、半世紀近くを房に繋がれたままの奥西さんの再審請求の棄却。嫌なことばかりだ。

そんななか、和歌山毒カレー事件で死刑囚となった林眞須美さんが勝訴したとの報道を見つけた。弁護士に手紙を出すのを大阪拘置所が認めなかったのは違法だとして、国に百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、不許可は違法として五万円の支払いを命じた。なによ五万円なんてケチね。でも勝訴だーい。

堀和幸弁護士に再審請求のため弁護を依頼する手紙を出そうと申請をしたのに、拘置所は、不許可としたんだ。なんたる嫌がらせ。  確定死刑囚は訴訟遂行に必要な手紙の発信が認められているのに、国側は「既に再審の弁護人として十人が選任されており、手紙は訴訟遂行に重要ではない」と主張したが、弁護士がついてれば良いってもんじゃないぞ。

今回の裁判長は「弁護士により得意分野も違い、新たな選任が必要ないとは言えない」と判断した。よし。ささやかだけど、再審への一里塚と言える。なあんて喜んでいたら、ジャーナリスト片岡健さんから「今回の国賠は二勝目」との情報を得た。

前回の国賠勝訴は葉月。名古屋拘置所の収容者と手紙のやり取りしていることなどを拘置所職員に漏らされたとして、国に五百万円の慰謝料を求めた訴訟の名古屋地裁判決で、裁判長は「手紙のやり取りは私的な事柄で拘置所側はプライバシー権を侵害した」と述べ、国に五万円を支払うよう命じた。

どうやらこの二件とも本人訴訟だという。「林眞須美さんを支援する会」を創った故・三浦和義さんもマスコミ相手に連戦連勝し「弁護士いらず 本人訴訟必勝マニュアル」を出版したっけ。ともあれ一介の主婦が、ここまで成長したんだ。すばらしい。

私は、彼女の死刑が確定してから手紙のやり取りができなくなった一般人。そこで、やむなく綺麗な花の切手を送っている。数箇月たつと受領の礼状が届く。その繰り返し、のろのろかたつむり歩みで続けている。

たった畳三枚の独居室に、トイレも着替えも全て四六時中頭上の監視カメラと録音マイクから監視され、四方はセメント壁、冬は建物が古いため窓のすきまから風がビュービューと吹き込み、極寒の日々を過ごす。彼女を、なんとか応援したい。最近はスプリング・エイト中井鑑定の「砒素は別物説」も出てきたぞ。一度も自白せず、十五年間ずっと無実を訴えている眞須美さん。なんとか風を吹かせてあげたい。

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せまりくる貧困連鎖このたびは CDのつぎラジオ不調と

2013年10月26日 | 詠む

せまりくる貧困連鎖このたびは CDのつぎラジオ不調と

CDラジオ。再生すると異音が出たのは数箇月まえ。

FM放送を聴いていたら、音量が小さくなり大きくなり駄目だ、こりゃ。

敏感なところから壊れていくのか、AM放送だけが受信できる状態。

 

 

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官憲に虐殺されし労働者 平沢計七「亀戸事件」

2013年10月25日 | 詠む
日本が戦争への道を突き進んでいたこの時期に、官憲の手で殺された一労働者の殉難を記念する催し。
 
1889年に生まれた平沢計七は小学校卒業後、近代的な鍛冶工としての技術を身につけた労働者として働き、労働組合運動を進めていく。
また消費生活協同組合、労働会館、労働金庫なども立ち上げていく。
労働者として、中国人や朝鮮人労働者との連帯の実現に向けても力を傾けた。
国が戦争への道をひた走っている時代に、こんな人がいたんだ。
 
多才な人でもあり、労働者の生活を描いた小説や戯曲を書き、さらに「労働劇」を上演し舞台と観客との一致を実現して、当時の演劇人を感動させたと言われてる。
現代日本の社会運動、文学や演劇の一つの先駆者でもあった。
平沢計七が虐殺されて90年を記念しての、催し。
 
                     
 

 ところ 江東区東大島文化センター AVホール(℡ 03-3681-6331)
     都営新宿線 東大島駅 大島口(新宿方面出口)下車 徒歩5分 
       
 
 話す人

  鴨 桃代(菜の花ユニオン創始者)「生きることは たたかうこと」

  鳥井一平(全統一労働組合)「外国人労働者と連帯する」

  西田 勝(文芸評論家) 「平沢計七と中国人虐殺の意味」
 
  ビデオ上映 「関東大震災の中国人虐殺」 (30分)
 
 資料代 500円 
 問合せ 西田勝・平和研究室 ℡ 047-381-4595
 ↓
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裁判員さばかなければ...さばかれる 過料10万いまだないけど

2013年10月24日 | 詠む

裁判員さばかなければ...さばかれる 過料10万いまだないけど

裁判員制度廃止論―国民への強制性を問う」 織田信夫 花伝社

>国民への強制性を問う

>劇場と化した法廷 裁判員制度を裁く

>裁判員制度施行から4年…

>国民への参加義務の強制と重い負担

>刑事裁判の変容

>最高裁の制度定着への並々ならぬ意欲…

>裁判員制度はこのまま続けてよいのか (同著・帯から)

過料、かりょう10万円を払わされたひとは、まだいない。

科料、とがりょう刑事罰とは別の行政罰のことね。

4月に「裁判員...死刑判決だしたひと 病になりて国賠提訴」と詠んだことがあるが、その原告代理人

ストレス障害国賠訴訟はじまる」 インコちゃん報告が白眉。

下線部分をクリックしてね。

 

 

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原発を止めた判事の講演録 現人ブックレット900円也

2013年10月23日 | 詠む

原発を止めた判事の講演録 現人ブックレット900円也

原発を止めた裁判官 井戸謙一元裁判官が語る原発訴訟と司法の責任」 神坂さんの任官拒否を考える市民の会・編 現代人文社

石川県の志賀原発の運転差止め判決の裁判長というのが肝だが、下記も気になった。

20 令状当番

22 暴力団員の保釈 組が保釈金を出した場合は逃げないと

23 勾留場所

74 Q8 家宅捜索令状が却下されることはあるのか

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<内容紹介>

2006年に志賀原発訴訟で原発運転差し止め判決を下した井戸謙一元裁判官がその判断の過程を語り、自身が関わった事件と裁判官生活32年を振り返る。国と電力会社の主張を優先してきた原発訴訟に対する司法のあり方、最高裁の管理・統制におかれている裁判官の独立性を考える。

<目次>
まえがき………神坂さんの任官拒否を考える市民の会

第1部 原発訴訟と司法の責任〈講演〉………井戸謙一(元裁判官・弁護士)
 はじめに
 これまでの経歴
 いま、担当している事件

1 裁判官としての生き方
 司法反動の歴史
 31期の任官拒否者は全員、青法協会員
 神戸地裁時代
 令状当番のこと
 勾留場所をどうするか
 活発な裁判官会議
 遠慮しない合議
 裁判をしたいという思い
 裁判官像をつくるきっかけとなった参議院定数訴訟

2 志賀原発2号機運転差止め判決
 覚悟をもって取り組んだ事件
 地震動想定の不十分さ
 邑知潟断層帯の危険性
 直下型地震の想定の問題
 基準地震動想定方法の問題点
 能登半島地震による志賀原発事故
 中越沖地震による柏崎刈羽原発事故
 新耐震指針の問題点
 志賀原発2号機運転差止め判決に圧力はなかったか

3 福島原発事故で考えたこと
 福島第一原発事故発生
 新しい類型の原発訴訟
 なぜ原発訴訟で原告が敗れてきたか
 3・11後の裁判所の判断

4 最近の裁判所の状況
 露骨な人事差別の減少
 裁判官人事について
 裁判官は出世したいのか
 最近の若い裁判官について

5 司法の果たす役割と限界

第2部 福島原発事故と今日の司法〈質疑応答〉
Q1 司法研修所で憲法科目がない理由について
Q2 裁判官に市民運動に関わる原告をバカにする空気があるのか
Q3 近年、裁判官は一層エリート化しているのか
Q4 裁判官は労働者としての権利意識を持っているか
Q5 担当事件はどのように決められているのか
Q6 裁判官に専門分野はないのか
Q7 「日の丸・君が代」処分や国家神道にかかわる裁判について
Q8 家宅捜索令状が却下されることはあるのか
Q9 伊方原発訴訟での裁判長の突然の交替
Q10 脱原発の市民の動きを裁判官にどう伝えるか
Q11 大飯原発の調整運転とは何か
Q12 ふくしま集団疎開訴訟について
Q13 原発輸出について

あとがき--核燃料サイクル、英霊サイクル、そして任官拒否サイクル………神坂直樹

 

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あらかじめ結論ありき棄却なり 最高裁は最低裁だ

2013年10月22日 | 詠む

あらかじめ結論ありき棄却なり 最高裁は最低裁だ

名張毒ぶどう酒事件・最高裁の棄却決定に思う 江川 紹子10月19日

>弁護団は書面を送付する際、裁判官と調査官の面会を求める上申書を提出していた。調査官とは、最高裁裁判官の仕事を補佐する役割で、地裁などで裁判官として実務経験豊富な判事が務める。

>ところが何の音沙汰もないので、弁護団長の鈴木泉弁護士が10月11日に最高裁の担当書記官に電話をした。「調査官と裁判官に聞いて連絡します」と言われ受話器を置くと、わずか15分後に電話がかかってきた。「調査官、裁判官とも面会しないとのことです」という断りだった。

そして江川 紹子の推論。詳しい経緯は、ブログ本文を参照。

>(1)最高裁にとっては、とにかく奥西勝さんが生きているうちに裁判所の結論を出すことが最優先だった。

>(2)その結論、すなわち再審を開始しないという結果は、あらかじめ決まっていた。

それって、ひどすぎる。

報告の最後の病床の奥西さんの姿に、怒りがこみあげてくる。

人の道に外れてないか、最高裁=最低裁。

          *           *

面会という点で、わたしも裁判官に無視された嫌な経験がある。

20年以上前だが公安警察による被疑者不詳の嫌がらせ家宅捜索を受けた。

調べてみると、みんな泣き寝入りをしている。

合法的な反撃を試みようと、家宅捜索に対して準抗告申立をした。

当時1年めだった福島瑞穂弁護士が、裁判官に逢いに行くために日にちを決めようと連絡していた。

書面に加えて、どんなに酷い状況なのかを面と向かって説明しようと。

(わたしも同行したかったが、裁判官が怯えるかもしれないから若手弁護士ひとりで面接という作戦)

ところが日にちを決めないまま、とっとと棄却決定を出してきた。

やなかんじ。

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二連続クルーズ船を外されて 非正規なみの正社員かな

2013年10月21日 | 詠む

二連続クルーズ船を外されて 非正規なみの正社員かな

19世紀には共産主義という妖怪がヨーロッパを徘徊していると、マルくんは書いた。

21世紀にはヒンキーという幽霊が放浪している。

昨年に続いて、今年も東京湾クルーズ船の福利厚生費が出ないので欠席した。

それ以外の食事会も、ずーっとスキップ。

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「血の轍」ハムこと公安まざまざと おそれいるなり相場英雄と

2013年10月20日 | 詠む

「血の轍」ハムこと公安まざまざと おそれいるなり相場英雄と

血の轍」 相場英雄 幻冬舎

山下幸夫弁護士がフェイスブックで推奨していたので、4作を全部読む。

>相場英雄の小説に特にはまっている。最 近文庫にもなり、WOWWOWでドラマ化もされる『震える牛』(小学館)を読んでファンになり、警視庁捜査2課の経済犯罪を負う刑事の成長を描いた『ナン バー』(双葉社)でさらにファンになり、刑事部と公安部の暗闘を描いた『血の轍』(幻冬舎)は悪漢であった。現在、『鋼の綻び』(徳間書店)を読み始めた ところだ。最近の警察小説は、警察組織内部での葛藤を描いている作品が多く、読み応えがある。

いちばんに衝撃を受けたのが本作、圧巻である。

物語なので筋書きに偶然が度重なるが、公安の実態が余すところなく描写されている。

上の句。ハムは桃色の食べ物じゃないよ。公安警察のこと。

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眞須美さん手紙も不自由...国賠で 勝利判決大阪地裁

2013年10月19日 | 詠む

眞須美さん手紙も不自由...国賠で 勝利判決大阪地裁

林眞須美死刑囚が描いた『国家と殺人』

林死刑囚の手紙不許可は違法=国に5万円賠償命じる-大阪地裁 時事通信10月17日

>和歌山市の毒物カレー事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した林真須美死刑囚(52)が、弁護士に手紙を出すのを大阪拘置所が認めなかったのは違法だとして、国に100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。田中健治裁判長は、不許可は違法として5万円の支払いを命じた。

弁護士への手紙を認めないなんて、ひどい。

>判決によると、林死刑囚は2012年5月、京都弁護士会所属の堀和幸弁護士に再審請求のため弁護を依頼する手紙を出す申請をしたが、同拘置所は6月、不許可とした。

再審請求させない、嫌がらせだわ。

下線リンクの堀和幸弁護士。朝日新聞記事、『「極悪人」の弁護こそ神髄』という題名なのだ。

>確定死刑囚は訴訟遂行に必要な手紙の発信が認められているが、国側は「既に再審の弁護人として10人が選任されており、手紙は訴訟遂行に重要ではない」と主張。しかし、同裁判長は「弁護士により得意分野も違い、新たな選任が必要ないとは言えない」と判断した。

10人だから、もう要らないって。

逆に「千人」を「選任」したいくらいだわ。

        *       *

ところで私が7月に送った花の切手、10月になって礼状が到着した。

細い絆だけれど、きれない糸だもんね。

また綺麗な切手を贈ろう。

 

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貧窮者たすけるひとに嫌がらせ 家宅捜索ひどいじゃないの

2013年10月18日 | 詠む

貧窮者たすけるひとに嫌がらせ 家宅捜索ひどいじゃないの

生活保護支援活動への大阪府警察本部警備部の不当な家宅捜索に強く抗議する共同声明

本年10月10日,生活保護の申請同行支援を積極的に行っている淀川生活と健康を守る会,その上部団体である全大阪生活と健康を守る会連合会(大生連),さらにその上部団体である全国生活と健康を守る会連合会(全生連)が,いっせいに大阪府警察本部警備部によって家宅捜索を受けました。

淀川生活と健康を守る会と大生連の家宅捜索は9月12日に続いて2回目です。 

新聞各紙は被疑者女性A(1回目)とB(2回目)とも生活保護を申請した際に淀川生活と健康を守る会役員が同行したことが捜索の理由であると報道しています。

生活に困窮した方々が生活保護の申請に行くと,違法な理由で「相談扱い」で追い返す「水際作戦」が後を絶ちません。

そのため,生活に困窮する方々の支援を行う市民団体の多くは,生活保護申請の同行支援を行っています。

残念ながら,支援者が同行することで,憲法と生活保護法が保障している生活保護受給権がようやく実現されるというのが,今の日本の生活保護行政の実情なのです。

不正受給は決して許されることではありません。

しかし,支援団体が申請に同行した当事者が事後的に不正受給を行った場合,不正受給に全く関知していない支援団体やその上部団体の事務所も捜索されるということになれば,同様に生活困窮者支援を行っているに過ぎない市民団体の事務所もいつ捜索されることになるか分かりません。

そうすると生活保護申請に同行するという正当な権利擁護活動自体が委縮し,抑制されることになります。

今回の捜索差押令状には,令状の差押対象物件として「全国生活と健康を守る会連合会,全大阪生活と健康を守る会連合会及び淀川生活と健康を守る会に関する活動方針,規約,規則,会員名簿,住所録,機関紙誌,名刺,会員証,写真その他組織実態,会費運用状況及び生活保護に関する取り組みなど明らかにする文書類及び物件」という,被疑事実とは全く関係のない記載があり,実際,被疑者の同行支援を行った淀川生健会だけでなく,その上部団体である大生連,さらには東京にある全生連事務所までも捜索の対象とされ,不正受給とは全く関係のない不服審査請求に関する集約表や大会決定集などが押収されたと言います。

このように被疑事実と何ら関係のない場所と物件の捜索・押収を請求し,実行した大阪府警の行為は 不当であるだけでなく違法です。
そして,このように違法な令状を唯々諾々と許可した裁判所もまた,「捜査に対する司法的コントロール」という,その職責を果たしていないと言わざるを得ません。

折しも,本年8月,生活保護制度史上最大(平均6.5%,最大10%)の生活保護基準の引き下げが始まり,これに対する「1万件審査請求(不服申立)運動」が取り組まれています。

約2カ月の短期間で目標を上回る1万191件の審査請求が提起されましたが,そのうち全生連は約9割の8997件を,その中でも大生連は全国最多の1608件を占めています。

1回目の捜索がされた9月12日は全国的に一斉申立と記者会見が取り組まれた9月17日の直前であり,2回目の捜索がされた10月10日は1万件の目標達成の記者会見を行った10月11日,戦後最大の生活保護法「改正」案の国会審議が再開された10月15日の直前です。

捜査を担っているのが不正受給事案を通常取り扱う所轄(淀川警察署)の知能犯担当ではなく,府警本部で公安事件を取り扱う警備部であることに照らしても,このようなタイミングで行われた捜索・押収には,国策として生活保護削減が行われている中,これに対する抵抗運動を威嚇し抑制しようという意図があると考えざるを得ません。

このように違法・不当な家宅捜索は決して許されません。

私たちは,大阪府警察本部警備部による不当かつ違法な家宅捜索に対して厳重に抗議の意思を表明します。

/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/
弁護士 小久保 哲 郎
〒530-0047 大阪市北区西天満3-14-16
西天満パークビル3号館7階 あかり法律事務所
TEL 06-6363-3310
FAX 06-6363-3320
E-mail tk-akari@wmail.plala.or.jp
http://www.akari-law.com/
/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/

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震災後

2013年10月17日 | 詠む

震災後...世界一なる都市つくる 後藤新平ものがたり哉

帝都を復興せよ」 江上剛 光文社

1923年9月の大震災、そのころ東京は帝都と呼ばれていたんだ。

佐野碩の祖父でもある後藤新平の都市計画を巡る歴史ノンフィクション。

衛生局長だったときに相馬事件で5ケ月収監されたこともあったんだ。

台湾統治、満鉄総裁、東京市長を経たあとの、震災後の内務大臣&帝都復興院総裁の日々が熱く描かれる。

大杉栄が無心した逸話は、さすがに江上剛の世界にはでてこないな。

内務大臣に在任中、度かさなる雑誌発禁処分により窮した大杉栄の不意の訪問を受ける。大杉がいう「いま非常に生活に困っているんです。少々の無心を聞いてもらえるでしょうか」、対して後藤は「あなたは実にいい頭を持ってそしていい腕を持っているという話ですがね。どうしてそんなに困るんです。」と応え、「政府が僕らの職業を邪魔するからです。」「が、特に私のところへ無心にきたわけは。」「政府が僕らを困らせるんだから、政府へ無心にくるのは当然だと思ったのです。そしてあなたならそんな話は分かろうと思ってきたんです。」「そうですか、分かりました。」というようなやりとりの後、300円を大杉に手渡している。大杉栄は、伊藤野枝の遠縁にあたる頭山満から杉山茂丸の紹介をうけ、台華社での談判中、後藤新平の名前がたびたび出たことから、後藤への無心を思いついたという。(『大杉栄自叙伝』より)

後藤新平のところに借金に行ったとき、500円を借りるつもりがゴの発音が出ず、仕方なく300円と言ったというエピソードもある。


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