我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「謀反を起こす日」

2017年01月25日 | 日記

とっくの昔に、「性欲」を失い。

「物欲」は、
先立つものが無ければ
いくら欲しても与えられんことを悟り、
因って欲せず。

さて愈々、我が三大欲も、
「食欲」を残すのみ。

されど、残った唯一の食欲も
身の丈ほどの暮らしでは、

いくら欲しようにも
贅なるものは望みようもなく、
また、無理に望みもせず

ひたすらに、
手の届く範疇の食材で
清貧の如くささやかに
食の欲を満たす日々。

しかし、生きている限り
欲を断ち切ることなぞ
至難の業、

頭と腹は所詮、別物。

一度、口にしたいものからは
二度と逃げられず、

それが「欲」というもので、
欲とは、ほとほと、
執拗なものである。


以前から、
どうしても一度、食べたい
料理がある。

それは、熊本名物の
「太平燕(たいぴーえん)」

熊本にはかつて、
月に一度は決まって
足を運んでいたのに、

この太平燕だけは、
とんと、ご縁のないままで、

熊本ですら、
今では行く機会を失ったまま。


目ん玉が飛び出すほどの
値段でも無かろうし、
熊本だって遠くない。

それでも、太平燕とは
ご縁がない・・


その太平燕を先日、
とあるお店で見つけた。

「魚心あれば、水心」

関心あらば、
自ずと目に入るのは常であり、

それは、人が
欲を満たす本能的な
最初の一歩(動機)である。

 


この太平燕(熊本・イケダ食品)
マグカップ・サイズ1食5袋分の
お湯を注ぐタイプで、

1袋では足りぬと
器に2袋をいれて本日、
昼食に頂くことにした。


清貧を貫き、
外食を慎む吾輩にとって

本物のラーメンと遜色ない
マルタイ(福岡市)の
棒ラーメンの製造技術を
高く評価する一人だが、

この太平燕も、インスタント食品
ではあるけれど、美味しく頂くことが
できたのは幸いであったが

ただ、ここから次の
欲が生まれてくるとは・・・


インスタントで
こんなに旨いのだから
本物の味は如何ほどなのか?
 

調べてみたら、福岡天神に
「喜多楼本店」という
素晴らしい屋号のお店でも
頂けるらしい。

が、叶うことなら、

明治以降に熊本に移り住んだ
華僑の方が伝えたという太平燕を、
その熊本で食べてみたくなった。


「足るを知る者は、富む」

とは、
老子が説いた言葉だが、

欲とは
斯(か)くも厄介なもので、

満ちること(足る)を知らず、
とめどもなく
次から次へと涌いてくる・・


既に、
三大欲の二つを喪失し、
二大欲の喪失補填に
日光浴を新たに加え、

食欲と日光浴の
″二つの欲”を両輪に
生きる糧(かて)として過ごす身。

であれば、
せめて、本物の太平燕ぐらいは
食べても罰は当たるめぇーと、

熊本行きを思い立つのである。
 

「足るを知る」の老子の言葉に
謀反(むほん)を起こし、 
熊本を目指すのは

さて、
何時のことになるのやら・・・


吾輩は熊本をめざし、

青年は荒野をめざす。

(フォークルのものは
これしかありません。
また、何時まで観れるかも
見当が付きません、悪しからず) 

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2 コメント

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Unknown (ロバ)
2017-01-26 18:57:18
気まぐれさんへ

美味しい情報、ありがとうございます。

そうですか! やっぱり、旨いですか!

そうしたら、熊本まで足を運ぶ価値、

ありますね。

では早速、今日から貯金です。

いざ、老子の謀反の決行です!
返信する
太平燕 (気まぐれおやじ)
2017-01-25 22:09:06
太平燕わたしも大好きです。
熊本出張の時は、必ず食べてますよ。

是非、一度現地で本場の味をお試しあれ・・・
返信する

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