河童の歌声

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男の急所は何故痛い

2022-04-15 16:52:17 | 日記
K-1 武尊  股間(金的)


格闘技を見ていると、たまに急所攻撃(いわゆる金テキ)を見る事があります。
あれは何も急所を狙ったのではなく、勿論事故なんです。
しかし、それを喰らった方はもう大変な苦しみ様です。

女性には絶対に理解できない、あの痛さ。
私も過去に一度だけ経験があります。



小学校3年まで住んでいた品川区の荏原。
その近くに小山八幡神社(要するに八幡様)がありました。
そこでは今では懐かしい夏祭りも行われていて、良き思い出になっています。

2歳上の姉とそこに遊びに行った時。
神社の周りには石造りの柱が立っていて、
柱と柱の間は金属パイプでつながっていました。
(写真がまさにその八幡様と思い出すのも怒りたくなるパイプ)
柱の高さは1メートル程度だったと思います。
その柱を当時2年生か3年生の私はぴょんぴょんと飛び渡っていたのですが、
その時、姉がこう言ったのです。
「両足を閉じて飛び移つれる?出来る?」と。

柱の間隔は頑張れば飛び移れるくらいの距離でした。
私は一瞬ためらったのですが、男だろ!とばかり、
エイヤーッと飛んだのです。

結果は失敗、私は金属のパイプに全体重で股間を打ってしまったのでした。
イヤー、その痛かったのなんの。
地べたに転がって悶絶しました。

脂汗を流して立ち上がったら、あの憎っくき姉は大笑いしてました。
怒り狂った私は、まだ痛む股間ながら姉をぶっ飛ばしてやる~と追いかけたのでした。
その話は永らく姉を喜ばせる笑い話として姉弟の語り草になったのです。

さて、男のあそこは何故にそれほど痛いのか?
医学的には何だかよくは解らないのですが、
あそこが痛むのは、竿ではなく袋の方で、
袋の中にある睾丸は、本来は体内に存在すべき内臓で、
それが体外に露出している様な構造物なんだそうです。

ですから睾丸に打撃を受けた痛みは、内臓に打撃を受けた状態で、
他の部位が皮膚組織に近い構造とは全然違っているそうです。
要するに胃袋や肝臓といった臓器を直接攻撃された様なものらしいのです。
ですから、攻撃を受けた男は悶絶するんですね。
そう言われると本当に痛そうな気がしますよね。

その痛さは女性の出産とどっちが痛いか?
それは両方を体験した人が現在まで存在しないので、
永遠の謎とされています(あったりまえだろ、バカ)

しかし格闘技の試合動画を観ていると、
時々はそういったシーンに遭遇したりしますが、
あ~いった時って、女性はどうリアクションしてたらいいのか?
笑う訳にもいかず、かといって痛さに同情する顔というのも、
何だかわざとらしく、男性の視線を意識すればするほど、
「ど~でもいいから早く何とかしてちょーだいよ、バカ」
とでも思っているんでしょうかね~??

しかし、あの痛さは一度経験したら、もう二度とはしたくないな。



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また起きてしまったプロレス事故

2022-04-15 07:16:50 | 格闘技




以前、ブログに書いたのですが、
最近のプロレスは危険な大技が多過ぎて事故が多い。
危険技はやらない様にしないとダメだ、みたいな事を書いたのですが、
先日、その懸念が再び起きてしまいました。
大谷晋二郎選手(49歳)が頸椎損傷により、全身が動けなくなってしまいました。

例えば、これが野球だったら、1970年に田淵幸一が頭部にボールを受け、
全治3か月の重傷を負った事があります。
これがきっかけになったのか、ヘルメットをかぶる様になりました。
外野フライを取ろうと観客席とのコンクリートに激突して負傷した選手もいました。
それ以後、コンクリートは緩衝剤としてマットで覆われる様になりました。

他のスポーツは色々手を尽くして選手の安全の為の努力をしています。
しかし、それらのスポーツとは比較にならないほど、プロレスは危険なのです。
ですが、根本的な解決はほとんど行われていないと思います。
その危険性を一身に受けて選手たちは毎日試合をしているのです。
これは絶対に改善しなければ、これからも悲劇は起こるでしょう。



1997年、女子プロの試合中に、プラム麻里子が29歳で命を落としました。



2001年、32歳のハヤブサは自身が仕掛けようとした技が、
足が滑って思わぬ体勢で後頭部をマットに強打して動けなくなりました。
彼はリング上を華麗に舞う、空中殺法で多くのファンを魅了したのですが、
それはもう二度と見られなくなってしまいました。

必死のリハビリで他人にすがって多少は歩ける様になりましたが、
レスラー生命の復帰はならず、47歳でくも膜下出血で急死してしまいました。



2009年には、あの三沢光晴が46歳でやはり動けなくなり、
そのまま数時間後に息を引き取りました。



2017年には巨体を誇った高山善廣(51歳)は、
やはり足が滑って自分の体重を首で受ける体勢になって頸椎損傷。
直後は医師から再起不能と断言されましたが、
現在もリハビリをしながら頑張っています。

そして、今回の大谷晋二郎の事故。
これらの事故は試合相手の選手にも大きな精神的打撃を与えます。
他人の人生を葬ってしまった責任感から自殺を考えたり、選手を辞めようかと考えたり。
そのショックは人間として計り知れないものがあります。

プロレスは他のスポーツとは比較にならない危険性があります。
しかし、プロレスというだけでバカにする様な人も多く存在します。
彼等レスラーがその危険性を承知でレスラーであり続けるという事は、
如何にプロレスが好きな(プロレス馬鹿)かという事でもあります。

ただ野球やサッカー等の団体競技に比べ、
完全な個人競技である事が、彼等に何かが起こった時に、
何もそれに対処できるルールを持っていないのが、実に不幸です。
この事は本当に改善しなければなりません。

再び、一生を寝たきりで生きる様な事故が起こった時に、
全員が団結して取り組んでいかないと、選手が可哀想だし、
私達プロレスファンもやりきれないのです。
心を痛めるばかりの最近です。







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