コロナ騒動いつまで？

今年に入ってからもう毎日のように続くコロナのニュース。ほとんどがいいニュースではないので、もううんざりと頭を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。自粛といってもステイホームがいつまで続くのか全く分からない今、少しぐらい外の空気が吸いたいと思う人が多くなったような気がします。今日のように天気に恵まれ散歩しながらちょっと立ち寄る人やカレーやコーヒーなどお持ち帰りする人が目立ちました。

多少の補助があるのせよいつまで続くか分からない状況で、飲食店の先行きがふあんなことには変わりなく、長く続きそうな騒動に何か特効薬がほしいですね。

昭和の喫茶店

アステカのコーヒーは昭和の喫茶店、珈琲専門店、自家焙煎珈琲店をそのまま現在令和まで続けている店です。ジャズの流れる落ち着いた雰囲気は世代を超えて多くの人に支持されてきました。今コロナ騒動で落ち着かない毎日ですが、それでも出掛けなくてはいけない用事の間にちょっとひと息つきたいというお客さんが見えています。座る席も間隔を空けるように配慮してくれるのはとても嬉しいことです。滞在時間が短くなっているのも確かで皆さん気を配っています。

豆の良し悪し

焙煎豆の良し悪しを判断するのに、先日豆を噛んでみてはと言いましたが、早速店に来られた方がいらっしゃいました。コーヒー豆を焙煎する人はおそらく、ほとんどの人が行なっている、1番簡単な豆の判断方法ではないかと思います。一度歯で割ってみて、その時の音で新鮮さがわかります。また割ることで香りや焙煎度合などもわかります。コーヒーの味覚管理を行うカップテスト前では、好材料が得られます。

水とネルフィルターの保存

アステカでは開店以来水道水を浄水しております。現在は店で使用している水はセントラル浄水システムで全ての水が氷も含めて浄水器を通してあります。その為、氷が透き通っておりカルキ臭の無い水で、お客様から好評を頂いております。

ネルフィルターはコーヒー抽出後、水で洗い、そのまま綺麗な水の入った容器に入れて保存します。毎日水を取り替えてください。水を取り替えないとぬめり出ますので、その時は煮沸してから使用して下さい。

コーヒーミル

コーヒーは注文が入ってからコーヒー専用のミルで挽くのが1番です。アステカではネルドリップですのでペーパーフィルターと同じように淹れますのでちょっと粗めです。保存缶を開けた時の香り、挽いている時の香り、淹れている時の香り、飲んでいる時の香り、飲んだ後の香りと一杯のコーヒーでいろんな香りを楽しむことが出来ます。ただミリには迷うほど色々なミルがあるので自分のライフスタイルに合ったものを探すのも楽しみですね。

珈琲豆の分量

スプーン一杯と言ってもメーカーによって大きさが違いますので、やはり最初はグラム数を計った方が良いと思います。1gずつ計ることのできるハカリを使用し、アステカでは1gにつき10ccを抽出することを基本としていますので10gで100ccとなります。又一人前と言ってもカップの大きさは一定ではないので自分好みのカップの量に合わせるべきです。アステカでは一人前20gで200cc、二人前では30gで400cc、三人前では40gで500ccを抽出しています。少しゆとりがあった方が技術的にも楽です。

コーヒー豆を選ぶ

色々なコーヒー豆で自分好みのを探すのは、そんなに簡単ではありません。当店でもブラジルやコロンビアという表示や農園名などで区別しております。また、ブレンドでは浅煎りから深煎りまで揃えていますので、もうすでに買い慣れている人には理解できますが、初めての人では中々難しいものです。焙煎したての豆だけを売っている店でもないのですが、焙煎してから1週間以内のものを販売しております。それよりも1番確実なのは、1粒豆をいただいて、口で噛んでみることです。そこには鮮度も焙煎も味わいも香りもわかります。

ネルドリップコーヒー

アステカで現在お客さんに提供している好評なコーヒー器具を紹介します。ネルフィルターは1人から3人用使用できるものを使用しています。毎日使用してキチンと保存してあれば50〜60回、約2ヶ月使用できます。

ネルは普通片手で持ってもう一方の手にポットを持って淹れますが、やぐらを使用するとペーパーフィルターと同じように抽出することができます。

ポットは細口ポットを使用しています。蒸らすのに最適ですし、その後のお湯の注ぎ方にも安定性があり、コントロールをつけやすいが利点です。

Instagram

アステカもインスタグラムにコーヒーの入れ方などを画像や動画などでアップすることにしました。連日お客さんの接客をしながら、アステカのコーヒーを知りたがる人や、ネルドリップの淹れ方などコーヒーの全般に渡る質問が結構来ます。今年はコーヒーを原点から見つめ直す年と決めていましたので少しづつ実行していきたいと考えています。この道46年になり、20代後半には中米に渡りコーヒーの原料となるコーヒー果実を勉強してきました。品質の良いコーヒーが素晴らしい香味をもたらします。これから少しずつコーヒーを見ていきましょう。

喫茶店物語

喫茶組合から今はもう懐かしい昭和の香りのする「喫茶店物語」という小冊子が届きました。この小冊子を取材、編集している頃はコロナウイルスによる騒動がこれから起こることなど全く感じない頃と思います。今、日本はコロナ問題に直面して、不安な毎日を送っている状態。少し心や気持ちを落ち着かせる意味でも、懐かしい喫茶店をのぞいてみるのもいいかもしれません。いい気分転換になればと願います。