と言い置いて、大原麗子が、幼馴染のいとこを駅に送りに、とら屋の店を出る。
ご存知、土曜の夜は寅さん、なんだけど。
そこで、記憶がない。
というか、そこで、眠りに入ってしまったのか。
ほとんど、その後の展開は、想定の範囲内、ってやつだけどね。
その大原麗子、画面上では、楚々とした、ちょっと遠慮がちな女人、という役を演じていた。
のだけれど、実生活ではどうだったんだろうね。
なんてこと、孤独死、いうような最後の、実人生でのシーンが浮かんできて。
だったんだけど、昨夜、自治会の運動会が終わり、打ち上げのお疲れさん会。
僕の前に座った女人も、あたしは、孤独死になりそう、なんて話に繋がり。
どう見ても、キャラ的には、そんな風には、ならないと思うよ、と応じていたんだけど。
その方は、次男坊の方と同居しているらしく、男はダメよ、気がつかなくて。
というね、たしかに、母と娘は相性がいいけど、中には、グジャグジャの関係もあるようだけど。
大方は、話があって、まるで姉妹のような、なんてのは、よくありがちではあるね。
なんてことなどなどを、ご近所さん方との会話をビールのつまみに、飲んだのでした。
来年のお祭りは、とか、運動会は、とかの、ね。
なんたって、来年は、体育部長ということで、アレヤコレヤの段取りを仕切る役になるんだからね。
その準備に余念なく、ってわけだ。
それにしても、昨日の天候は、そんなに暑くもなく、まるで。
おじおば会での母親のセリフみたいな、そんな日だった、歩くもなく寒くもなく穏やかな日だね。
ってやつね。
ほぼ、ほとんどのおじおば会で、母親から出てくる言葉なんだね。
今月は、16日から17日にかけてのお泊まり保育ならぬ、どこかへの一泊の旅を企画したんだけど。
よくよく見てみると、三連休なんだね。
秋の行楽シーズンの始まり、ってわけで、混雑することこの上なし、って次第か。
計画が遅れたので、果たしてどうなりますやら、ってことで。
伊那の、赤そばの里、だったか、その映像を見たことがあって、ピンクの絨毯とでもいうのか。
あれ、とても美しかったので、そこへ行きたいな、と。
狭い日本、そんなに急いでどこへ行く、なんて標語あったけど、狭くても。
広い、この日の本の国で。
知らないところ、たくさんあるし。
よくよく考えてみると、それ以外にも、数多のイベントあるわけで。
気がつけば、今年も終わりだね、なんてね。
まるで、寅さんが、大原麗子に振られそうになる瞬間、旅に出ようとする。
すると、おばちゃん、もうお正月が来るよ、だったか、まだ出かけなくてもいいのに、なんていう、いつものセリフ。
その先の、自分の中の映像には、晴れ渡った空に、華やいだ着物姿の娘さんたち。
初詣客のさんざめき、そんなものがやって来る、あのおばちゃんが寅さんへかける声。
秋の気配が濃厚に感じれられるようになると、そんな流れが、意識の中に、立ち上るんだよね。