奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

迷った時の消去法!

2014年11月12日 | 晴耕雨読
 自転車操業の毎日とは言え、今季はさらに忙しくて、考えてみると、毎日収穫が必要なキュウリのせいかなと、嬉しい悲鳴にも似た感慨でいます。
作業も三つぐらいが重なると、消去法で優先順位を決めるしかなく、昨日から軽トラに積載したままの玉ねぎの苗を降ろし、替りに刈払機を積込んでカボチャ畑に向かいました。

 カボチャが刈倒した1条目のソルゴーを超えて2条目のソルゴーに達し、取り敢えずは、6畝のソルゴーの刈倒しからスタートしました。時間は朝の7時、ひんやりとした北風の吹く中で一汗をかき、終わるとキュウリ畑に移動しました。


 隔日の収穫で、トキワキュウリを80本、赤毛瓜を30本ほど収穫しました。今朝の新聞に市況のキュウリが掲載されていて、いよいよハウス栽培のキュウリの出荷が活況の様相です。手前味噌ならぬキュウリで、味では絶対勝っているなと自負しております。
色々調べてみると、キュウリは、ハウス栽培よりは地這え栽培の方が美味しいそうです。ハウス栽培は連作のために接木苗を使用し、接木苗の台木はカボチャを使用するそうです。カボチャの特質で、皮の固いキュウリがハウス栽培の特徴のようです。また、日持ちさせるために、意図的に皮の固い品種を選択するようです。
地這えキュウリは、家庭菜園ならでは味わえない贅沢なキュウリだそうです。

 キュウリの収穫を終えると倉庫で出荷の準備をし、三カ所の直売店と弁当屋に届けました。それぞれの売店は既に完売の様相で、いいタイミングでの出荷になりました。
  

 午後は、懸案の玉ねぎの定植を断念して、春カボチャのえん麦の播種に取掛りました。先ずは、ほ場の畝設計で計測を行い、割り箸で条間のマーキングを行いました。
後は、種まきごんべえにえん麦(トチユタカ)の種を入れ、50mのほ場を44回往復して、意外にも早く終わりました。明日の午前までの作業予定でしたが、途中、昼に届けた赤毛瓜の早々の完売の電話があって、モチベーションが一気に上がりました。
この時期に出荷のないキュウリで、価格の設定が難しく、迷いながら強きの価格設定をしました。完売したと言うことは、打倒な価格だったのでしょうね。

 農業は作るだけではなく、販売することも考えなければならない職業と痛感しています。