奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

農業の光と影

2018年08月31日 | 晴耕雨読
 夏らしい強い陽射しに恵まれて、思いつきのままに一日を過ごしました。出畑すると、先ずは秋カボチャのほ場を巡回し、新しいイノシシの痕跡もなく、ソルゴーは追肥が効いてきてらしくなってきました。帰路は直売所に立寄り、役員会と総会の日程を調整して、その後は倉庫で誘引棒作成で過ごしました。

  



 新館がオープンして3カ月が経過し、建物の周辺も整備されて9月には全てが完成するようです。新館の中身の方は相も変わらず旧態依然の様相で、入館者にアンケート調査を依頼してはと提案しました。いざとなれば、一般公募で経営者を募り、刷新するのも妙案かなと思うところです。情に竿を指せば流されて、赤字が増えてい行くばかりかも知れませんからね。

 午後は一転、いつもの避暑タイムを取り止めて、春カボチャの中耕に取掛りました。今季は台風の影響で適度な雨量があって、いつになく雑草が繁茂し、トラクターのロータリーに雑草が絡みつくのを覚悟で耕うんしました。案の定、耕うんが終わるまでに、3度ほど絡んだ雑草の除去を行い、何とか第1ほ場の耕うんを終わりました。

 トラクターに揺られながら、農業と言う職業をあれこれと巡らし、その古さと土地に固執すると言った概念が進歩の妨げになっているような気がしました。一般企業と同様に会社経営に進展すれば、今よりは進歩したのではと思うところです。家族経営や世襲制の世界ですから、現実には後継者がいない時点でジ・エンド、生き残っているのは後継者がいる農家だけですから。会社経営を起こさない限りは、後継者の有無が我が身の限界かなと思うところです。
 
 農政は新規参入者をクローズアップしますが、世襲制が確立された農家を盛り上げる花びらみたいなもので、後継者がいない時点で散り、繰返えされるんだろうなと思います。だから、大半の農家は、高齢になっても身の丈にあった農業があっても然りかなと思うところです。農政が言う農業の大型化が光とするなら、高齢化と共に小型化して行く影の農業にも焦点を当てなければ、少子高齢化、人口減少のこの国で地域の衰退はただ進行して行くだけではと・・・また明日(^_^)/~

ハングオーバーっす!

2018年08月30日 | 晴耕雨読
 台風21号が今季最強の様相、来週前半には最接近の予報で、翻ろうの週になりそうです。8月も明日で終わり、これからの台風は大型化してくるので、無難に過ぎ去ってくれと祈るばかりです。

 今朝は猛烈にハングオーバー、たぶんに昨日の四面楚歌がストレスになり悪い酒を飲んだのでしょう。重い頭を持上げて出畑すると、午前は木陰で誘引棒作成で過ごしました。時折、ハテンチュ・クラブの総会に備えて、役場のO氏に確認の電話を入れ、続けてH氏には実エンドウ栽培に対する市の補助事業と2ヶ所の〇〇農センターの栽培計画の調査を依頼しました。



 昨日の会議で、稚拙なS君の発言に「販路が担保できない農産物の生産はできない!」と一喝したこともあって・・・たぶんに、S君やY君は組織でのトレーニングができてないな~と。彼らは新規就農者として、周りがおもんばかって今が在る事を理解していないような、そんな気がしました。

 午後の後半は春カボチャのほ場の中耕か迷いながら出畑し、育苗用のトンネルハウスの設置で、支柱を完成させて打ち止めになりました。クラブの総会時に、トンネルハウスの設置法や玉ねぎの苗作りを、実地に周知できればと思っています。本日は、秋作の種の注文も行いました。

 明日は・・・台風21号が接近してきたので作業順番が臨機になってきました、直感の赴くままにと思っています。また明日(^_^)/~



四面楚歌の中で

2018年08月29日 | 晴耕雨読
 猛烈な陽射しに残暑の一日、農協に直売所に会議に、午後は誘引棒作成用のススキの採取にと、それなりに一日を過ごしました。

 午前は会議の前に、農協を訪ねて組合員の入会申込書をもらい、ついでにスナップエンドウの種を注文して後にしました。途中、直売所に立寄り、事務局に出荷者協議会の役員会と総会の案内を依頼して会議に向かいました。

 農業のオフシーズンで役員の参加率は100%、例年変わり映えしない内容で、今年度と次年度の活動や予算が図られました。この程度の内容であれば事後承諾でも良さそうな内容ですが、形式を重んじる民族としては、ある種の儀式にも似たような感がありました。小生の方では、栽培技術の向上に部会員の表彰と、先進地研修の選定について提言しましたが、たぶんに徒労に終わるでしょう、前例踏襲の世界ですからね。

 後半は別件で、高齢者を対象とした零細農家の農協共販について提言したところ、四面楚歌の状態になり、まさか地元の味方から背中を撃たれるとは思いもよりませんでした。役場のH君も言っていましたが、Iターン者はいざとなると頼りにならないな~と・・・当人たちは島に居るだけで貢献しているような錯覚を持っていますがね。

 1時間ばかりの激論の末に、切り札として、公設の〇〇農センターは農協の組合員か問うたところ、役員の中には元農協出身者もいて、曖昧な答えに終始して、実はいい加減な規約なんだと自覚したようです。たぶんに、〇〇農センターは、准組合員か若しくは農協口座を作ってらしく部会員になっているのではと推察するところです。

 小生の提言は、ハテンチュ・クラブとして団体で部会の入会をするので、クラブ員個人の年会費は免除して欲しい・・・高齢の農業者ですから、小さな出荷に対して年会費は重い、ただそれだけの思いでした。年々、高齢化が進んで行くと、地域の農業はジリ貧化して行くのは必須、身の丈にあった農業があってもしかりかなと力説しました。

 農協共販については、農協の組合員であれば可能で、〇〇部会に入会して、様々なサポートを受けるかは別な世界、農協組合員と部会の関係が良く理解できていないようでした。部会に入会しないと市の補助事業も受けれない・・・独禁法に触れるのでそれはご法度の規約と言ったばかりで・・・年会費が惜しいので、クラブ会員で出荷したら儲けもんみたいな情けない話もあって、これが地域が推薦する農業委員の話ですから・・・情けないですよね、「Iターン者、良いとこどりの傍観者」。

  

 午後の後半は、誘引棒作成のススキを採取し、路傍に咲く彼岸花に四面楚歌で疲れた心を癒されました。また、明日(^_^)/~

天候には勝てません!

2018年08月28日 | 晴耕雨読
 久しぶりの涼感も束の間、午後には時雨れて再び蒸し蒸しとした天候に一変しました。夜半の降雨があって、ほ場は相も変わらずのジトジト、昨日の残務で菜園の草刈からスタートしました。作業は2時間ほどで終わり、午後の作業をあれこれと思案しましたが、いつ時雨てもおかしくない天候に、午後は出たとこ勝負にしました。

 帰宅してTVを点けると台風21号の発生が・・・せっかく海は凪たのに、週末あたりから荒れそうです。午後は菜園の休耕地の草刈を2時間ほどして、本日の打ち止めになりました。

 明日は、午前は野菜部会の役員会に参加して、後は出たとこ勝負になりそうです。天候には勝てませんのでなるようにしかなりません、また明日(^_^)/~

ソルゴーの追肥

2018年08月27日 | 晴耕雨読
 沿道には彼岸花が咲き始めて暦では秋の装いですが、相も変わらずの蒸し暑さで、久しぶりに降雨もなく思いつくままに懸案の作業をこなしました。

 予報は晴れですが、至る所に積乱雲が発生していて、時雨を覚悟でハウス周辺の除草剤散布からスタートしました。散布作業を小一時間ほどで終わると倉庫に戻り、追肥用の肥料を積んで、ソルゴーの追肥で午前を終えました。昨日、点滅ライトを設置してから、新たなイノシシの痕跡はなく、こちら側の存在は知らしめたかなとひと息付きました。

 猛烈な陽射しと気温に、午後は3時スタート、繁茂する菜園の草刈で過ごし、途中刈払機のエンジンが不調となり、予定の半分ほどで中断となりました。倉庫に戻って、プラグの交換前にエンジンを始動するとあっさり掛り、この暑さで刈払機もバテたかなと帰途に就きました。

 明日は・・・たぶんに出たとこ勝負だろうと思っています。また明日(^_^)/~