奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

カボチャの誘引開始

2014年11月01日 | 晴耕雨読
 台風20号がジグザグと動きながら北上し、来週後半には最接近の予報です。
この時期の台風襲来は万事休す、秋作の作物や植付けたパッションも断念しなければならず、まともに来ればただ途方に暮れるだけで、神の領域に祈るばかりです。

 今朝は市況モニターを兼ねて、キュウリを青果市場に出荷しました。5時に起き、倉庫でキュウリの袋詰めをして青果市場に向かいました。この時期は、台風の影響もあって、野菜の出荷の種類が少なく、奄美の農の一端を垣間見ることができました。

 出荷を終えて帰宅すると、朝ドラを観ながら朝食を摂り、ひと息ついて小雨の中倉庫に向かいました。倉庫では、少な目のキュウリを袋詰めにして直売店に届け、意外にも2ヶ所の直売店はキュウリが完売していて、青果市場に行く必要もなかったかなと徒労を感じました。

 天候は降ったり止んだり、時には強い陽射しがあって、天候に翻ろうされながら、カボチャの誘引やパッションハウスの開閉に奔走しました。
カボチャは本葉5枚になり、親ヅル以外の全ての脇芽を取り、11月には受粉を終え、12月には気温の関係で果実の肥大が限界期になります。1本仕立てで生育を加速し、年内に果実の肥大を完成させることが栽培のポイントです。
  

 カボチャの脇芽取りと誘引は4畝を終え、キュウリ畑に移動してキュウリの収穫に取掛りました。3品種のキュウリは一気に着果が始まり、収量が倍になってきました。
明日2ヶ所の直売店に届けようと思っています。

 帰宅して今朝のキュウリのセリ値を見ると、「こんなもんか~」と仲買人の商魂に感服しました。野菜が高値と言うことは、彼らにとっても商売のチャンスなんですね。消費者には、今季の野菜が高値であることが刷り込まれていますから、なお更でしょう。