奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

冬作の片付け

2023年02月28日 | 晴耕雨読
 両日の好天に、農家の性で何かをしなければと奇妙な衝動に駆られる。昨日はスナップエンドウの片付けも終わり、ほ場からが冬野菜が消え、今朝はハウスのインゲンの収穫からスタートして待望のミニトマト、ほ場に移動して茎ブロッコリーにロメインレタスを収穫して倉庫に戻った。

   

 スナップエンドウの収穫が終わり、出荷野菜が減っていたところにインゲンの収量が増えてきて、葉野菜との出荷を組合わせながら、無人市や直売所に届けている。今朝はまた、ミニトマトを初出荷した。朝イチの冷気は陽気に変わり、全ての野菜のかん水を終えるとランチタイムになっていた。

   

 午後は直感で、片付けを終えた冬野菜のトラクターによる耕うん作業からスタートした。イノシシ対策の電気柵を部分的に開放し、狭いほ場を持てる技を駆使して耕転、小さな凸凹は鍬で均し、らしく仕上げて電気柵を元に戻した。天気さえ良ければ、何とかなるものだ、夏作のほ場設計もイメージが出来た。

 換気で明けたトンネルハウスやビニールハウスを閉めると、無人市の資材を回収して本日の店仕舞いになった。明日からは3月、天気も良さそうなので、ビニールハウス周辺のススキのせん定やトラクターによるススキの根の掘起しを思案している。ほ場は放置するとススキのジャングルに豹変する。だればまた(@^^)/~~~

葉付玉ねぎ

2023年02月26日 | 晴耕雨読
 日曜日と言う事もあって遅めのスタート、予報は曇りだが陽射しがあって、ビニールハウスのサイドビニールを解放するとインゲンの収穫に取掛った。外気温は低くても陽射しがあるとビニールハウス内は汗ばむほどの温度だ。天気の良い日はかん水が日課、終わるとほ場に移動した。

   

 ほ場ではトンネルハウスの部分開放を行い、昨日に続いて葉付玉ねぎの収穫を終えると、ズッキーニやロメインレタスのかん水と続いた。時刻は10時、倉庫で出荷準備を済ませると直売所に届けて、再びほ場に移動した。日が陰ってきて、もしやと思いながらスナップエンドウの撤去に取掛り、止めるタイミングを逸して通り雨に濡れてしまった。

 衛星画像で観る雨雲の動向は微妙、この時期の雨は冷たく、すっかり午後の作業への気力は萎え、ビニールハウスやトンネルハウスの換気を閉じると早々の店仕舞いになった。帰宅して、テレビを見ていると青空になってきて、マイ勘ピューターも外れることがあるさと観念した。

 春作の生育は順調で、三月の声を聞くとそろそろ夏作の準備をと思っている。夏作は、ミニ冬瓜に地ばいキュウリ、オクラにゴーヤ、ササゲと言ったラインナップだ。ゴーヤやササゲ以外は、小型トンネルハウスを駆使しての植付けを予定している。明日は、残務のスナップエンドウの撤去・・・だればまた(@^^)/~~~

島ユムタ・カルタ

2023年02月25日 | 晴耕雨読
 終日、北風の強い一日で、茎ブロッコリーの収穫から始まって、初収穫の葉付玉ねぎと続いた。葉付玉ねぎは3年ぶりの栽培で、懸念していた分球もなく先ず先ずの滑り出しだ。手始めに、モニターを兼ねて無人市に出荷したところ完売していて、ホッと胸を撫で下ろした。島での認知度は低いが、ネットでのレシピは豊富だ。

 強風に日が射したり陰ったり、ビニールハウスやズッキーニのトンネルハウスの解放に奔走しながら、スナップエンドウの撤去作業に取り掛った。昨年の10月末に植付けて12月からの収穫、その間には隔週の強風対策、取付けたバインダー紐は13段、我ながら呆れるほどの百姓の千時間だった。強風対策の13段のバインダー紐の回収は午後も続き、ひと畝のキュウリネットの回収で本日の打ち止めになった。

 昨今の島の話題と言えば、ザトウクジラの出産の撮影に本土復帰70周年記念行事の開催ぐらいだ。たぶんに、70周年記念行事は、今年度で切れる、奄振事業の延長に関する政治的メッセージなんだろうと。沖振との連携を強調しているようだが、薩摩時代の歴史的背景を考えれば・・・。

 少子化や教員の加重労働で、部活動も厳しい時代のようだ。確か、カルタ大会をテーマにした映画が一斉を風靡したが、せっかくある「島ユムタ」カルタ、なんて言うものの大会でも開催しては思う。カルタ甲子園と言うのもあるくらいだから、少子化にはうってつけのような気がする。何もスポーツクラブなんぞと言う体育会系でなくても良いような気もする。

 畑仕事をしながら夏作をあれこれと描き、ラジオから流れるトーク番組に、ふと、たわいもない事を考える。明日は、インゲンと葉付玉ねぎを収穫して直売所に届け、スナップエンドウの撤去作業を終わらせようと算段を・・・だればまた(@^^)/~~~

ウグイスの初鳴き

2023年02月23日 | 晴耕雨読
 連日の好天に、いつもの一気呵成の農作業で過ごしている。好天の日はいつもの逆順で、温度が上がる前にビニールハウスの収穫やかん水からスタートしている。今朝は色付いてきたミニトマトをデジカメにおさめるとほ場に移動した。

 ほ場で茎ブロッコリーの収穫を始めるとウグイスの初鳴き、口笛で真似ると鳴き返してきた。今朝のウグイスは、初鳴きにしては上手な鳴き方だった。多めの茎ブロッコリーにロメインレタス、スナップエンドウは近日中に撤去をインプットした。倉庫に戻って袋詰めと出荷を終えると、中玉トマトの摘葉で午前を終えた。

   

 午後は昨日耕うんを終えたほ場の整地、終わるとビニールハウスに移動して、ミニトマトの誘引と脇芽取りで過ごした。この好天で新玉ねぎは肥大し、インゲンの収穫もピークになった。小型トンネルハウスのズッキーニの生育も思いのほか順調だ。週間予報には晴れマークが並び、かん水とビニールハウスの換気が日課になりそうだ。

 明日は、前線の通過に午後は雨の予報、懸案の墓地や実家周辺の除草剤散布をインプットしている。春作の植付けは、ロメインレタスが200株、ズッキーニが70株、ミニキュウリが30株を終えた。ワケギは2回目の収穫が終わり、3回目の収穫に備えて追肥を行った。正直、3回目の収穫があるのかなと疑心暗鬼だ。週末は、久しぶりに栽培した新玉ねぎとミニトマトの収穫が楽しみだ・・・だればまた(@^^)/~~~

稼ぐ力??

2023年02月20日 | 晴耕雨読
 スモモや桃の開花も終盤になり、山々にはポツポツと若葉が芽吹き始めた。好天続きで、溜まっていたtodoリストを一挙に消化して、春作の植付けは終わり、昨日は夏作の準備で耕うんを行った。まだまだ、ほ場は生乾きだが、両日の強い北風で乾燥を期待して、再度の耕うんを予定している。

   

 島の話題と言えば、さほどの話題もないが、暮れに予定している本土復帰70周年記念イベントをやたらと宣伝している。地元メディアだけが騒いでいるような気もするが・・・ある種の金儲けの方便のような気もする。やたらとイベントを立ち上げて、島興しみたいな幻想に酔っているような気もする。

 最近、やたらと「稼ぐ力」がクローズアップされていて、和牛オリンピック日本一がさらに拍車を掛けているようだ。畜産を営むには広大な飼料畑が必要で、島の中山間地域では片手で足りるほどの生産者数だ。公社(法人)的なものであれば、農地の効率的な使用や雇用にもそれなりの効果はあるが、実態は生産者の高齢化と飼料畑の囲い。畜産によって生じるたい肥も全く活用されていない。

 世界自然遺産で観光客は増えたけど、島が裕福になったと言う実感は皆無だ。たぶんに、観光関連の産業以外は蚊帳の外なんだろう。北海道の富良野を訪ねた時、地元産のメロンが観光地の至る所で販売されていて、島の視点には農水産物が欠けているような気がする。

 明日は、余ったズッキーニの苗を冬作の畝に混植でと思案を・・・いつものダメ元作戦だけど。冬の短い奄美では、混植と言うのもありかなと・・・なんとなく元肥に工夫が必要・・・だればまた(@^^)/~~~