晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

初擦り

2020-11-13 06:15:32 | じねんじょ
まだ試し掘りの段階で少量だが、
既に20kg以上の冷凍すりおろしの予約が入っているため、
擦りおろしを開始しました。

これだけで3kg相当です。
向こう側にあるのが強力擦りおろし機で、
食物界最大の粘りを持つ自然薯であってもなんなく擦ってくれます。
もう10年ともに働いてくれている強力な助っ人盟友です。 

杓子ですくってみると粘り具合を確かめられます。

長いもではこんなこと出来ないでしょうね。
心配していた灰汁はほとんど出ていません。
早すぎの収穫だと灰汁が出て擦ると真っ黒になります。
灰汁自体はポリフェノールなのでむしろ健康にはいいんだが、
白色を想像していた人には異物混入と見られるのが辛い。

この後バットに200gづつ入れて成型し冷凍します。
固まったらバットを外して真空包装したらやっと完成です。

学校で学んだと思うけど マニュファクチュア ってありましたね。
産業革命によって「機械制大工業」が出現する以前に行われた最初の資本主義的生産形態 で、
「工場制手工業」なるものがあったと思うけど、
我が家はそれ以前の「家内制手工場」そのものです。

この作業を何度もやらなけばならなく恐ろしく手間がかかります。
最初の工程で洗って綺麗にするのだが太いのばかりじゃなく、
形の悪いのを主に充てるため手間に拍車がかかります。

とはいえ今年も動き出しました。
今日は目揃え会を計画しており、
部会員の皆さんの試し掘りによる成果を期待しましょう。

< 粘り腰で師走へ走れ自然薯 >
コメント
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