信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

弾丸トラベラー その2

2011年08月02日 21時47分43秒 | Weblog
短時間で済ませねばならない旅行となれば、自ずと行動は限られてくる。



名所旧跡、建築物、美術館、広い台北市内で地理に不安なまま、交通情報に疎く観光誌によるにわか情報でも、いざ現地に立つと頭はからっぽになった。
しかし心強い私設添乗員が傍にいるので、言われるがままに動いていれば良い。

台北101タワー

 

観光のあとは買い物となる。
時間がないが、中国茶と茶器が欲しいのでこれも台北で有名なお店と言う茶店に入った。
烏龍茶のお手前と講義を背中を正して神妙に聞いた。
烏龍茶についてのこれまでの知識はここで全部捨て去らねばならなかった。
小さな茶器で茶葉1gで5人分のお茶が頂けるという。
香りも味もお店のご主人の入れてくださったお茶は異なった。
普段烏龍茶と信じて飲んでいたお茶は実は違っていたのだった。
茶葉と鉾に入った茶器を購入し、熱湯をポットに入れ持ち歩けばどこでも美味しい烏龍茶を
飲めるということになる。にわか茶人になったが文化の違う海外で知らなかった知識を得るのは
年齢が経つにつれ、感謝せねばならないことになった。



夕食は本場台湾料理が食べたい。
小籠包が美味しいというお店に行き待ち時間を言われてびっくりしたが、待つことにした。
お腹もすいていたが、運ばれてきた湯気が立つ料理は本当に美味しく大満足した。

そのあとお腹いっぱいになり、台湾といったらエステかマッサージでしょうと言われ
肩こりのマッサージと足のマッサージを選び、至福の時間に突入する。
ムスコは足つぼマッサージでは5つ星と言われるお店を探したというのでさぞかしと
期待していたが、、肩こりのマッサージを受け始めたら、ソフトソフトと言いつつ
私は唸った。
こっているツボを誠に、見事に捉えもみほぐしてくれるのだが、決してソフトではない。
途中で耐え切れなくなり、トイレへ逃げ込んで、体制を立て直した。
ぎりぎりまで耐え忍んでみたが、凝っている箇所を全部探し出して揉みほぐしてくれたのではなかろうか。
そのあとは薬草の入った足湯に浸かったのち足ツボマッサージに移った。
これもたかが足ツボと思ったが、ツボ全部いたくてたまらず、痛いくせにそのうち眠りこけてしまった。
気がついたときは終了していた。

羽が生えたように軽やかになった体でホテルに帰ったときは午前2時頃を過ぎていた。
美味しい食事とマッサージ、お茶の楽しみを手に入れて、大忙しの旅行は
満足のうちにまた帰路の飛行機に乗った。

帰りは追い風に乗り2時間半の搭乗時間で羽田国際空港に到着し時間は夕方の7時半になっていた。
羽田の駐車場は便利なものでバスや電車の乗り継ぎをせず、首都高を順調に走り
息子の家に到着した。
翌日は月曜日で普通に出勤するため、コーヒーを飲んでひと息継ぎ、さあ、信州へ帰ろう
と10時半過ぎに今度は一人で車に乗った。
到着時間は翌日の1時半過ぎたが、行きの中央道の混雑と違って夜中の高速はがら空きのため
走りやすかった。
60過ぎのおばさんが夜中の高速を走っている姿はこれで2度目だが、我ながらなかなかたいしたものだ。
個人差はあるが人は年齢で片付けられない部分もある。
としだからと逃げないで、まだ前向きで経験していきたいと思う部分を今回もやっつけられたかなと思う。
成長した息子のおかげでまるまる面倒を見てもらい、アクテイブな旅行が出来た。

謝謝・・・・