サン浦島は、鳥羽からだいたい15分程度の場所にある。
鳥羽水族館は9時に開館なので、8時40分~45分に出発する行程を立てた。
だから、布団上げが7時頃で、部屋食が7時半という感じ。
今日は大雨とあきらめていたけど、天気は曇りに回復したので、朝日が昇るシーンなども見れてきれかった。
実は、部屋から下を見たら漁港という感じなんだけど、それはネットの口コミ情報で知っていた。
でも、眺望ってのは下を見るものでは無いと思うし、普通にソファーに座って窓の外を眺めれば遠くの島々などが見えるので、特に問題は無かったと思う。
露天風呂も大きな釜の湯船なんだけど、その中につかると、ちょうど目線がそういう島々が見える位置なんだなぁ。
うん、良い感じだった。
天候に恵まれて、しかも朝からご飯もおいしかったし、言うことナシで出発。
ここは、車で出るときに何人かがずっと手を振ってくれる。
なんか嬉しかった。
とにかく、人に勧めても良い宿かなぁ。
ネットだと安いプランからあるし、口コミを見ていると安いプランでも部屋に余裕があればハイグレードは部屋に変えてくれたりもしてるようだ。
旅館業では、一度訪れた客は7年ほどは来ないという格言みたいなのがあるらしい。
ま、自分が旅行することを考えると同じ宿に何度も何度も行くより、日本全国知らない所に行きたいと言うのが強いものね。
で、旅館業で大事なのは、リピーターをどう獲得するかにある。
7年周期を5年周期にできるだけで、売上が大きく変わるからね。
この宿は、もう一度行っても良いなと思った数少ない宿かなぁ。
帰りに渡したアンケートには、だからこそ厳しい意見も書いたけどね。
たいたい、アンケートで「大変よかった」とか「良かった」だけのものは、あまり意味がない。
問題にしなければならないのは「ふつう」とか「悪かった」の部分。
客が気になった点というのは旅館側はわかりにくいものなのよね。
お客様の目線でと言っても、そうそう客の目線などにできないものだから。
それを教えてくれるアンケートというのは、とても大事なもの。
今後も、どんどん良くなっていって欲しい。
さて、鳥羽水族館のお目当ては「ラッコの食事」
そう、貝をお腹の上に載せて、もう一つの貝を叩き付けて割るというやつ。
ラッコといえば、これやんねぇ。
そこで、ラッコの食事タイムが9時半頃からという事を事前に聞いておき、その時間に合わせるかのように鳥羽水族館着。(実際には9時5分着だけど)
まわりゃんせで入れるので、とてもお得。
ちなみに「まわりゃんせ」の値段は、なんば-鳥羽の往復特急料金&運賃に鳥羽水族館の入館料2400円を加えたのと同額だったと思う。
だから、これで元は取れた事になる。
ラッコのえさまで時間を潰して、さぁラッコの食事タイムだ。
あれ、あれれれれ、イカの切り身しか渡さないよ。
えーーーーー、貝が無いの?
実は、アドベンチャーワールドのラッコは貝を持つんだけど、水槽横の壁に叩き付けて割るんですね。
で、あれは思ってるのと違うので、貝をお腹の上で割るのが見たくて鳥羽水族館にやってきたわけです。
(鳥羽水族館のページ)
ここにも動画があるように、これを見たら「この水族館ならお腹の上で割ってくれる」と思うはずです。
また、事前に電話でも貝を割って食べるというのは確認しました。
それなのに、貝を与えなかった訳ですから、すごい落胆してしまいました。
昨日の松阪牛の牛刺しどころのショックではありません。
で、気を取り直し、他の水槽なども見て、11時半頃にそろそろ出ようかなと思いましたが、ラッコに貝をやらなかったのを見て、悲しみと共に、怒りがこみ上げてきて、絶対に帰りに事務所に文句言うたるねんと思ってました。
で、インフォメーションが中央入口にあるので、そこで「なんでラッコが貝割れへんへん」と自分がこの水族館でラッコの貝割りを見るために鳥羽に泊まりに来たことや、事前に水族館に確認を取ってること、水族館のHP上に貝割りの動画があることなどを説明して、なんでか聞きました。
すると13時からのえさには貝をあげるとのこと。
まだ1時間以上ありますので、さらに細かく聞きます。
貝はお腹の上で割るんやろな?
貝と言っても貝の身を与えるのと貝殻こと与えるのと方法があるようで、貝殻ごと与えると貝を割ろうとするのですね。
せっかく1時間以上待って、白浜と同じでお腹の上で割らずに食べるのであれば待つ必要が無いからです。
インフォメーションの子はあちこち連絡してくれて、ちゃんとお腹の上で割るのもあると言うことを確認してくれました。
そんな事で待つことにしましたが、とにかく水族館には「貝を与えるえさの時間を明確にして欲しい、それによって行程を組んでる人も大勢居る」という事を伝え、HPの改善や電話での説明の充実をしてくれるようには言っておきました。
さて、13時になりましたのでラッコのところに行きましたが、月曜日なのに大勢の人です。
朝の時は5組程度しか居なかったのに、今回は20組~30組はいたでしょうか。
結局、貝はもらいましたが、お腹の上で割るのはあまりいませんでした。
水槽で割ったり、まぁそれはそれでかわいかったので許しますが、もっとお腹の上でカンカンするのが見たかったのは本音ですね。
ま、それでも一応貝を食べるのを見たので、満足して14時前に水族館を出ました。
その後パルケエスパーニャに行くのですが、本来の予定では11時過ぎに水族館を出て、12時頃に鳥羽展望台で昼食、13時半頃にはパルケエスパーニャ到着、時間が余れば賢島観光というプランでした。
ただ、鳥羽で予想外の2時間くらいの足止めがあったので、結局賢島はこの時点で「無理だろう」と思いましたが、13時からってのがわかっていたら、午前中はイルカ島とかもいけたし、宿ももう少しゆっくりとしてれたのに残念でした。
さて、鳥羽展望台はパールロードの途中にありますが、このパールロードはもともと有料道路だけあってあちこちに展望パーキングがあります。
詳細は割愛して鳥羽展望台に着き
(展望台レストラン)で少し遅い昼食。
幸いランチの時間が長いので、ランチをもらう。
ながめはさすがに良い。
海岸沿いというのは数多くあるが、海岸沿い+高所というのは少ないと思う。
ここは海岸沿いでありながら高い位置から見渡せるので、とっても気持がよい。
その後パルケエスパーニャに行き、横にある温泉につかって、宇治山田経由で帰ってきた。
宇治山田でレンタカーを返すとき、ガソリン代は100キロまで無料だったんだけど、160キロほど走ったので追加料金が必要になった。
その料金がわずか588円。
え、10キロ100円?
「こんな安くてえーの?」と思わず聞いてしまった位です。
帰りは19時28分発だったのですが、伊勢志摩ライナーだと知らずに発券してもらうと伊勢志摩ライナーマークがきっぷに書いてあった。
すかさず、「これって伊勢志摩ライナーなん?」と聞くとそうですと答えるので、行きと同じくデラックスシートにしてもらった。
そんなことで、行き帰りともとっても楽ちんな座席で、ラッキーでした。
この旅行で、9日に行った広島への貧乏撮影旅行だったら15回以上行ける金額が吹っ飛んだが、思い出ってのは後からお金で買うことが出来ないんだよね。
いろんな感動とか、そういうのを実感できるのが、何よりも幸せだと感じる今日この頃