ロベールとキャタピラー(2) 2008-09-27 | Weblog 町で葬式があることになった。有力者の一人が亡くなったのだ。ロベールは葬式が好きだった。彼は葬式の盛り上げ役として有名だったし、葬式に行けばごちそうにありつけ、いつも町の娘たちと懇ろになれた。ただし、町に行くのにはお金がいる。45キロ離れているので、往復の車代が2千フラン要った。娘たちにも数千フランは要るだろう。ロベールはいつもながら素寒貧だった。それに、いつも用立ててくれたキャタピラーは、もう側に . . . 本文を読む