絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

現在年中の男の子です。季節の常識問題を子供がどうしても憶えてくれないのですが、どうしたらいいでしょう

2013年06月07日 10時43分23秒 | 受験・学校

 

小学校入試では星野、開智をはじめとして季節常識の問題が多数出題されています。<o:p></o:p>

 

ですから、「子供がどうしても憶えられない。」-「だからしょうがない。」とすると、だから「志望校に落ちてもしょうがない。」となってしまいます。シンプルに言えば、「合格したい人は憶える。合格しなくてもよい人は憶えない。」ということです。<o:p></o:p>

 

 1)だから、まず、御父母様のほうが先に根負けしないことが大切です。「絶対に合格させてやりたいから絶対に憶えさせるという親の決意(本気)」を見せるとお子様は逃げなくなります。「苦手なのだから、そのうち憶えれば良い。」と御父母様がどこかで思っているとお子様も気の進まないそれから逃げて、後回しにしようとします。親子ってそういうものです。<o:p></o:p>

そうは言っても、なかなか憶えてくれないから、今回の相談をされたのですから、その対策の一端を紹介します。<o:p></o:p>

 

2)名付けて「親子で、何でも観察、スケッチ作戦!」<o:p></o:p>

 

ペーパー試験の学習で季節常識が憶えられないとき、全ジャンルが憶えられないのでしょうか?例えば、男の子の多くは「昆虫の名前や種類などすぐ憶えるのに、お花の名前や種類が憶えられない。」ということがあります。

これは「好きなことはすぐ記憶できるけれど自分が関心がないことは頭に入らない。」という記憶の仕組みがあるからです。<o:p></o:p>

 

そうであるならば、放っておいたらお子様が関心を持たないことに自分から関心を持つように仕向ければ良いのです。<o:p></o:p>

 

 例えば、今関東周辺ではちょうど紫陽花が咲き始めました。お庭でも公園でもどこでもよいので、戸外で紫陽花を見つけたら、スケッチブックとクーピーを持って、観察しながら紫陽花の絵を描くのです。このときのコツは子供だけに描かせないで、親子で一緒に子供のペースに合わせて描くと良いです。初めは絵は下手でも良いのです。観察し、スケッチしながら親子で会話をしつつ、いろいろな事をお子様に楽しく教えるのです。<o:p></o:p>

 

お子様はこういう非日常のことをすると本当に嬉しくて、楽しくて、自然に紫陽花に興味を持ち、後々まで親子で紫陽花をスケッチに行ったことを憶えているものです。そして、それがきっかけで男の子であってもお花=植物=生物に関心を持つようになります。将来医歯薬系系に進ませたいのなら、物理、化学だけでなく生物が好きになっても良いのです。
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 つまり、受験のペーパーだけをつかって季節常識を教え込もうとするだけなく、お子様に実体験を積ませてあげ、興味を持たせ、自分から憶えるように仕向けるのです。そして、紫陽花をきっかけに朝顔、ひまわり、トウモロコシの花、と広げていくのです。土日のお休みはペーパーの勉強も大切ですが、年少・年中であれば、今のうちにそういう実体験をたくさん積ませてあげ、いろいろな事に関心を持つように仕向ける日でもあるのです。  そして、それは最愛の我が子と一緒に過ごす家族の楽しい思い出作りにもなっているのです。<o:p></o:p>

  

私事ですが、私も娘がまだ0歳の頃から、いろいろな所に連れて行き、娘と話しながらいろいろなことを楽しく教えました。動物園・植物園や水族館・博物館には何回行ったか数えきれないほど行ったものです。私自身も父親としての学びを深め、同時に子育てを楽しんでいました。

  その娘も今年大学2年生になりました。親からみるとまだまだですが、小学生の頃から希望していた職業に就くべく、勉強中です。だから、大学生の父親としてのあるべき姿を私自身も勉強中です。そして、今も父親業をまた違った形で楽しんでいます。<o:p></o:p>

  

「親子で、何でも観察、スケッチ作戦!」効果抜群です。親自身も子育てが楽しめて、子供はいっそう賢くなります。是非試してみて下さい。<o:p></o:p>

 


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