絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

「カエルの楽園」さっそく読み、いろいろ考えさせられました。(No.526)

2016年06月27日 11時30分01秒 | 受験・学校

ある御父母様との対話

御父母様:この間お薦め頂いた「カエルの楽園」、さっそく読みました。先生がおっしゃるように、日本の現状を思い起こさせ、いろいろ考えさせられました。

私:そうなんです。若者だけでなく日本国民全員が読んで議論を深めて欲しいです。

御父母様:こんなに売れている話題作なのにマスコミはほとんど取り上げませんね。

私:新聞社・テレビにも報道しない自由がありますから、自社の考えに合わない本は取り上げないんですよ。

御父母様:えっ・・・。マスコミって国民の知る権利に奉仕するために公平に報道しているんじゃないんですか。

私:一見公平に報道しているように見えますが、実は違います。マスコミにはマスコミ自身の意志があります。「これこれこういうことを日本国民の民意としたい。」と思えば、その方向で報道を繰り返します。例えば、世間で「カエルの楽園」が売れていても○○新聞社は書評を載せないだけでなく一切触れません。なんと言うか、無視、黙殺です。

御父母様:そうなんですか?ずっと、○○新聞社は「国民の知る権利」を守ると言っているので、自社の考えに合わない都合の悪いことも公平に報道していると思っていました。

私:「国民の知る権利を守る。」と言っているので、普通、そう思いますよ。しかし、実際はマスコミも民間企業ですから、自分たちが作りたいと思っている民意形成に邪魔になる事実は報道しません。

  集団的自衛権について議論され、安保法制が審議されているさなか、安保法制反対のデモ活動は大々的に何度も取り上げたのに、同時期何度も行われた集団的自衛権賛成のデモ活動については全く報道しなかった放送局もありました。そんなものです。

御父母様:そんなものなんですか?

私:ハイ!そんなものですよ。だからこそ私達ひとりひとりの「普通の国民」が賢くなって、真実を見極めなければならないのです。

幸いネット社会が到来して、マスコミが独占していた情報発信を誰でも出来るようになりましたので自社の考えに合わない事実を隠しておけなくなってきました。

そうそう、この辺の事情が詳しくのっている本がありますのでお薦めしますね。

 それは 「民意」の嘘 日本人は真実を知らされているか

      

「民意」の嘘 日本人は真実を知らされているか (産経セレクト S 6)
櫻井よしこ,花田紀凱
産経新聞出版

櫻井よしこ氏と花田紀凱氏の共著で、対話を本にしたものなので読みやすいです。

親学のいっかんとして、是非、ご一読願います。


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はじめて投票する18歳の娘にどうアドバイスをしたらいいでしょうか。(No.525)

2016年06月24日 10時48分57秒 | 受験・学校

 18歳の娘が選挙権を得て、はじめて投票します。親として、いろいろ思うところがありますが、親の考えを押しつけるのは・・・・。だからと言って、「好きにすれば!」と突き放す言い方も・・・・。どう思われますか?

 

いよいよ参議院選挙ですね。

結論から言えば、

  生きた社会勉強になるのでこの機会にいろいろアドバイスをするのが良いと思います。

  お子さんにもよりますが、あまり親の考えを押しつけると逆の方向に行ってしまう場合もありますので、頭ごなしに「比例は○○党に!」とか「○○候補に投票しなさい。」と言うのは親として工夫が足りないです。

 そこで、どの候補者、どの政党に投票するべきか自分の頭で考え、自らの意志で決めるように持っていきます。

 お子さんが自分の頭で考えるように仕向けると言っても、知識・材料がないと考えられません。だから、いろいろな参考になる書籍を読ませます。

ここでの最大のポイントはお子様に薦める本です。

  例えば、現政権を批判し、現政権を全否定する本ばかりを読ませれば、そのように感化をされがちですし、現政権の方向が正しく、今後もこの方向が良い、という本ばかり読ませればそう感化されます。18~19歳はしっかりしているようで、そういう感じの子も少なくないです。

  だから、いろいろな立場からのいろいろな意見を聞き、その上で判断するというようにもっていってあげましょう。「一方聞いて沙汰するな」ということもあるのでお子さんが一方的な言い分のみ聞いてそれだけが正しいと教条主義的に信じてしまうのは避けましょう。

  物事は一方から光をあてて見ただけでは誤解してしまう虞があります。だから、いろいろな方向から光をあて、その交差光線に照らされ浮かび上がったものを見てはじめて実像を正しく把握できると思います。

 

 そこで、18~20歳の若者が現在の日本の政治状況を理解するのにお勧めの本があの「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」の作者である百田尚樹氏の力作の

「カエルの楽園」です。

  

カエルの楽園
百田尚樹
新潮社

 基本的に「カエルの国のお話」ですので読みやすいですし、いろいろ考えさせられます。

親としても、親学の一貫として、是非ご一読願います。


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さとえフェスタ2016、とっても有意義でした。(No.524)

2016年06月20日 19時23分49秒 | 受験・学校

 

今年は学校全体を何回か巡ってみました。

小5のクラスが作った「お化け屋敷」も大繁盛でたくさんの人々が来訪したそうです。

その他生徒達みんなが楽しめるよう、会場づくりがされていて、在校生の生徒達の笑顔、笑顔・・・とっても楽しそうでした。幼稚園児も何人も参加していてとっても楽しそうでした。我が子が楽しそうにしている姿をご覧になっている親御さんの表情も幸せそうでした。今年もさとえフェスタ、大成功でしたね。

 

卒塾生の御父母の皆様へ

卒塾生のお子様達、みなさん立派に成長されていましたね。

たくさんの御父母様から私にお声かけいただき有り難うございました。また、多数の御父母様のお姿をお見かけしましたが、時間の制約もあり、こちらからお声かけ出来ず申し訳ありませんでした。

 

下平校長先生へ

さとえフェスタのさなかお時間をとっていただき、有り難うございました。心より感謝しております。率直にさまざまなお話をして頂き、大変勉強になりました。今後ともご教示のほどよろしくお願い申し上げます。


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6/19さとえフェスタです。とっても楽しみです。(No.523)

2016年06月17日 10時18分48秒 | 受験・学校

  6/19(日)さとえフェスタ2016(9:45~12:30)が開催されます。

  さとえ学園小学校の誇る複合教育と課外活動の発表です。水族館やプラネタリウムはもちろんホタルも見学できるとのことです。また、体育館の壇上ではバレエや空手、バイオリンなどの発表があるとのことです。

今年は体育館だけにとどまらず、全校を見てまわろうと思います。

 ウエルストリームの卒塾生のイキイキした表情が多数見られるので毎年楽しみにしています。(*^_^*)

皆様もさとえ学園小学校の生徒達の明るく楽しく充実した様子を是非ご覧下さい。

 

 尚、誰でも自由に参加できますが、完全予約制とのことですので下記ホームページからご予約願います。 

    http://www.satoe.ed.jp/satoe_festa/index.html

 


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放課後教育を実施する私立小学校が増えてきました。(No.522)

2016年06月13日 10時26分40秒 | 受験・学校

「私立小学校に入れると学童保育が使えないので・・・」というのは過去の話です。

 

 両親ともフルタイムで働いているご家庭では、私立小学校に子供を入れたくても、午後3時頃に学校や最寄り駅まで迎えに行くのは毎日のことですからほぼ不可能です。それで、私立小学校の受験自体を断念した方もいらっしゃいます。

  ところが、ここ最近私立小学校でも放課後学校内で子供を預かってくれて、宿題をやらせたり、オプションの習い事ができるといった新しいタイプの放課後教育(アフタースクール)が増えてきました。

 その草分けがさとえ学園小学校の「複合教育+さとえプログラム」です。さとえ学園小学校が日本で初めて始めた複合教育が創立以来大変好評です。その影響もあり、淑徳小学校は「淑徳アルファ」、星美小学校は「ドンボスコファミリークラブ」とここ数年で次々スタートして、それぞれ共働きの御父母様から好評です。

  そして、星野学園小学校ですが、「その校風や考え方、指導内容等大変気に入ったので是非入学したいのですが、放課後のお預かりがないので・・・」として、二の足を踏んでいた方へ良い知らせです。

 来春から星野学園小学校が特色あるアフタースクール星野キッズ(仮称)をスタートします。

 特色(長所)

1、小1~小6対象で、週1回~5回を選択でき、リーズナブルな費用。(下校時間~18:30)

2、夏休みなどの長期休暇中も実施(8:30~18:30)

3、下校時もスクールバスが朝と同じ駅まで運行。学校まで父母が迎えに行く必要なし。

4、宿題をやらせるだけでなく、毎日学習教室(算・国・英・思考力)が開講

5、オプションでプログラミング、ボルタリング、サッカーあり。

 

詳細はこちらです。

http://www.hoshinogakuen.ed.jp/hes/afterschool/index.html

 

 


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「子育ては作戦でやるのです。」(No.521)

2016年06月10日 10時19分54秒 | 受験・学校

昨日(6/9)星野学園小学校の河邉教頭先生が弊塾にいらっしゃいました。

河邉教頭先生とのお話の中で賛同・共感できることが多々ありました。その中の一つを紹介すると、

  開校以来星野学園小学校の生徒達に対して「他のお客様のご迷惑になるので電車やバスの中で騒いではいけない。」と指導している。しかし、そう言うだけではなかなか全校生徒にまで徹底できないこともある。 

 そこで、「電車やバスの中で読書をしよう!」と呼びかけている。そして、読書カード?があり、毎月の読み終えた書名を冊数とともに申告する。それを学期毎に学校全体で冊数を多い生徒を表彰するとのこと。子供達は通学時間や空き時間にすすんで読書をしており、学期ごとの表彰を楽しみにしているとのこと。

 「電車・バスの中で騒いではいけない。」と説教するより、電車・バスの中でやるべきこと(読書)を作ってあげ、同時にそれを励みにする仕組み(自己申告+表彰制度)を作る。そうすると子供達は説教しなくても騒がなくなり、電車・バスの中でも自ら進んで読書をするようになります。 

   小学生の自主性尊重というのはこの星野学園小学校のようなやり方が正しいと思います。子供達が進んで電車・バスの中で読書をするように大人達が仕向け、そのやる気を持続する仕組みを作っておく、子供達はその仕組みの中で大人達の予想以上に自主的に頑張る。子供達の自主性を最大限尊重しながらも決して放任しているわけではありません。 

 実はこれが子育てのコツなのです。「○○してはいけない。」「真面目に○○しなさい。」と叱ったり、説教するより、子供が喜んでやることを作ってあげるのです。それを夢中になってやっているので○○をしないし、真面目に○○するのです。このように子供がやる気を出し、子供の努力を支える仕組みを作るのです。そうすれば子供は親が驚くほどすすんで努力をするのです。

 私井澤の持論ですが、「子育ては作戦でやるのです。」

 是非、各ご家庭で試してみて下さいね。


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今2歳ですが、読み聞かせを毎晩したほうが良いですか?(No.520)

2016年06月06日 12時16分46秒 | 受験・学校

は~い、お子様を寝かしつけるときにいろいろなお話を読み聞かせをしてあげましょう。

乳幼児のときから日本の昔話をたくさん読み聞かせしてあげると情緒豊かな子供に育ちます。桃太郎やかちかち山など有名どころはもちろん、マイナーなお話の中にも子供に考えさせる教訓などが入っていますので善悪(いいこと、わるいこと)の区別を教えるのに役立ちます。

 柳田国男の残した不朽の名作「遠野物語」(1910年)をやさしくした絵本版があれば幼児にも読み聞かせが出来ていいのに・・・と以前から思っていたところ、良い絵本が発売されていました。

やまびと(えほん遠野物語)です。

   

やまびと (えほん遠野物語)
中川 学,柳田国男
汐文社

柳田国男原作を京極夏彦が絵本用に簡潔に表現しています。

これは古くから岩手県遠野地方に伝わるお話(伝承、民話)ですが、同じようなお話は不思議と日本全国に伝わっているので「日本むかしばなし」と言っても良いと思います。

内容が幼児にもわかりやすくとても良いのですが、幼児にはちょっと絵が怖すぎるかもしれません。それでも、おすすめです。絵本としてシリーズ化されていて、かっぱ(えほん遠野物語)も良いです。

  

かっぱ (えほん遠野物語)
北原明日香,柳田国男
汐文社

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「感情的になる人が幼稚に見える。」(No.519)

2016年06月03日 09時44分02秒 | 本と雑誌

親学の助けになるのでここで推薦した和田秀樹氏の本に

「感情的になる人が幼稚に見える。」とありましたが、本当にその通りですね。

  公共の場所で、いい歳して、相手の言い分を一切聞かずに一方的に大声で失礼なことを叫んでいる人を見てそう思いました。初対面?の人に対して、よくあのように感情的になって非礼なことを言えるものだなぁと驚きました。

  そういえば、お店の店員が些細なミスをしたとき、大げさに言いがかりをつけて苦情を言い、土下座をさせて、その姿をツイッターに得意げに載せた人や鉄道が遅延したとき鉄道職員をどなりつけて暴力まで振るって逮捕された人もいましたね。

  そういうことをしている人々は自分が抱えているストレスやコンプレックスなど心の闇をこれ幸いと他人にぶつけて解消しているのかもしれません。世の中そういう八つ当たり的なことをする人が以前より増えているような気がします。「自身に大義名分がある?から相手に何を言っても、何をしても良い。」と勘違いしているようです。自分は相手に対して正しいことを言っているから、どんな非礼な態度も、どんな言い方をしても良いわけではありません。そこには自ずから「人としての良識」をわきまえるという制約があるのです。

  世の中にはいろいろな人がいるものですね。気をつけなければ・・・・。頭ではわかっていたのですが、自分がそういう人に遭遇して、しみじみと実感した次第です。


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