絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

なにがきっかけになるかわかりません。(No.500)

2016年03月28日 13時24分27秒 | 受験・学校

なにがきっかけになるかわかりません。

  幼稚園のとき劇団四季のライオンキングの公演を見て、「自分もあの舞台に立ちたい。」と決意し、その後歌とジャズダンスのレッスンを受け、一生懸命努力し、オーディションで見事にヤングシンバの役を射止めた小学5年生もいます。

  小学生のときにシュバイツァー博士の伝記を読んで、医師を志し、初志貫徹で本当に医師になって活躍している方もいます。

本当に人生いろいろです。

  なにがきっかけになるかわかりませんので、美術館、博物館、動物園、コンサート、映画、ミュージカル、ハイキング、スキー、スケート、図書館、名所旧跡などお子様をいろいろなところに連れていって、いろいろな良い刺激を与え、体験を積ませてあげましょう。

 春休みはそのいい機会です。


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劇団四季の「アラジン」を親子3人で見てきました。(No.499)

2016年03月25日 13時57分17秒 | アート・文化

  先日久々にお休みがとれ、チケットが手に入ったので劇団四季の「アラジン」を親子3人で見てきました。歌と踊り、スピーディーな展開、観客を飽きさせない工夫。なかなか良かったです。特に今回はジーニー役が光っていました。カーテンコールで「ブラボー!ジーニー!」と叫んじゃいました。

  実は、この歳になって、初めて劇団四季のミュージカルを見ました。本場ブロードウエイミュージカルの焼き直し?というような偏見があり、「どうせ見るなら本家本元のブロードウエイで!」と思っていたからです。劇団四季の公演を一度も見たことがなかったのにこういう「決めつけ、偏見」を持つのはいけませんね。反省しました。今回劇団四季の日本語公演の良さもよくわかりましたので、時間がとれたらまた行こうと思います。 

  人はみな自分でも気づかないうちに偏見を持ったり、決めつけをして、自らの行動を自らで縛ってしまうものです。しかし、せっかくイイ時代に生まれてきたのですから、自己限定をせずにオープンマインドでいろいろな体験をして「豊かな人生」としたいものです。


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「中学受験の思考力問題はどう指導したら良いでしょうか。」(No.498)

2016年03月21日 19時15分01秒 | 受験・学校

 

「中学受験の思考力問題を解けるようにするためにはどう指導したら良いでしょうか。」

 

え~と、一言では言えませんので少し長くなりますが、 

小学生に対して、思考力問題を得意にするために、ウエルストリームでは、例えば、こんなふうに指導しています。

 

第1段階

まず、基本的な(易しい)思考力問題を自分の頭で考えさせ、やらせます。

考える習慣のないお子様は、頭を使うのがここで嫌になり、「むずかしい」とか「出来ない」と言って考えようとしなくなります。

そこで、問題文をどう読んで、どう考えるかを図や表にして整理して見せます。そして整理すると長い文章題も簡単に見えてきます。

そして、こういう問題文はこういう図、そういう問題文はこれこれこういう表という具合に考え方をパターン化して教えます。ここで基本問題だけで良いのでできるだけ多くの考え方を教え、記憶させます。解法について何も知識がないと「考えなさい。」と言っても考えようがないからです。

つまり、問題文を読み、その中の条件(情報)を整理して頭に入れるための技術を教え、憶えさせるのです。

ちなみに、この第1段階がもっとも時間がかかります。

 

第2段階

基本問題でこれを身につけたら、今度は少しひねった標準問題で訓練します。

次に問題パターンごとに「どこをどう変えて基本問題から標準問題に変えているか」を教えます。その後、標準問題も多数解かせます。

基本問題で身につけた図や表を駆使すれば、基本問題以上の標準問題も解けることを体感させます。

 

第3段階

入試レベルの応用問題の多くは2分野以上にかかわる融合問題です。融合問題であっても小問(誘導)にしたがって、いままで身につけた考え方を駆使すれば解けることを体感させます。そして、志望校以外の中学をも含めた入試問題を大量に解かせ、入試本番問題特有の出され方と試験時間の短さに慣れさせます。

以上の第1段階から第3段階を算数の各分野で実行するとお子様の思考力が日々高まっていきます。

 是非試してみて下さい。 

PS 御父母様自身で以上のように指導するには時間が足りないようでしたら、そこは、プロの塾教師にお任せ下さい。


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本当にそうなんでしょうか?(No.497)

2016年03月18日 12時02分15秒 | 受験・学校

「中学受験で偏差値50はたいしたことがない?!」

 

本当にそうなんでしょうか?

  高校受験では、公立中学校の中3のほぼ全員が受験します。勉強が大嫌いでほとんど努力しない子も、素晴らしく出来る子もほぼ全員受けるのです。だから、高校受験での偏差値50はたしかに公立中学校の普通(5段階評価で3)ぐらいです。

 しかし、中学受験は小6のほんの一部の生徒だけが挑戦するものです。さいたま市の北部の公立小学校では中学受験をする生徒は少数派で1クラスに4~6人程度しかいません。そして、その4~6人は比較的学力が上位である子が多いです。それはそうです。良く出来るから中学受験に挑戦するのであって、公立小学校の勉強が全然出来ない子は中学受験をしません。つまり、中学受験は小学校で上位の生徒ばかりで、そういう出来る子の集団の中での平均レベルが偏差値50なのです。

 だから、この意味で中学受験での偏差値50と高校受験の偏差値50は全然価値が違うのです。

  それに、そもそも偏差値だけで中学校を評価するのではなく、建学の理念、校訓、指導内容、日々の授業レベル、そこで頑張っている教師と生徒の質、6年後の大学進学実績、部活動、校風等々の中味を総合評価をして学校選びをしましょう。

同じ偏差値だとしても全然中味が違うのが私学ですから。

 


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皆さんは本当に幸せだと思います。(No.496)

2016年03月14日 10時18分48秒 | 受験・学校

今年も3/12(土)さとえ学園小学校第8回卒業証書授与式に来賓の一人として出席してきました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 御父母の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 

 

  6年前の入学式からはや6年、幼児の頃の面影をどこか残しながらも皆さん立派になられていました。

今年の卒業生77名中12名がウエルストリーム出身でした。

心も身体も大きく成長する小1~小6の6年間、さとえ学園小学校の熱心な先生方のもとで過ごされた皆さんは本当に幸せだと思います。

      

 

ウエルストリーム出身の卒業生の皆さんへ

  それぞれの中学入学後、学習上で何か困ったことがあったらいつでも相談して下さい。ウエルストリームには中学部・高校部がありませんので、塾の授業は出来ませんが、アドバイスはできますから。

  中学進学後また新たな環境でそれぞれの才能が開花されることを切に願っております。


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中学受験の勝負は小4~6の3年間なのです。(No.495)

2016年03月11日 11時58分50秒 | 受験・学校

どうして、中学受験専門塾に小1からではなく小4から入塾したのですか?

  世間にはいろいろな考え方があるし、お子様によっても変わりますので一概には言えませんが、中学受験は小4(正確には小3の2月)から入塾したほうが合格しやすいからです。

 

その理由は?

  小1から小6まで6年間も中学受験専門塾に通わせると「塾ずれ」してしまったり、「中だるみ」をおこすことがあるからです。

  まず大前提として、中学受験塾に小1から入る人は多数派ではありません。多数派は小4から入って3年間で勝負をかける人達です。だから、くだんの某塾でも小1~小2の生徒数はまだ少ないのでクラス数もそう多くありません。そして、小1から入る子には出来る子が少ないので小1~小32学期の期間ではあまり努力をしなくてもアルファクラス(成績順クラス編成で一番上のクラス)に入れてしまいます。小1から中学受験専門塾に入れたために本来地道に努力をさせ着実な力をつけるべき大切な時期に、あまり努力しないでなんとかなってしまう悪い習慣がついてしまうのです。だから、ここで勘違いをしてしまうお子さんがいます。

 「それほど必死に努力していないのに一番上のクラス、自分は頭がイイからこの程度の学習量で御三家など上位校に入れる。」と。

 ところが、小3、3学期2月から中学受験専門塾では大幅に塾生が増えます。本当に優秀な人達はこの時期に多数入ってきます。そして、小4から入ってきた生徒達はもともと優秀な上に、塾のシステムにしたがって忠実に努力をします。他方、小1からいる生徒達は中学受験を甘く見ていますから、それほど努力をしません。中には「塾ずれ」して「中だるみ」状態となり、勉強するのが面倒になり、他のことに関心を持って、勉強から逃げていきます。または、「中だるみ」はしなくても6年間も中学受験のプレッシャーに耐えられない子もいます。

  結果、小1からいた生徒達がアルファクラスから何人も落ち、クラス編成のたびごとに下のクラスへ落ちていきます。必死に勉強などしたくないのでやるべきことをやらない。やらないからクラスがドンドン落ちていく。それで、志望校を下げていきます。小1の頃の志望校は開成だったのに、小3では偏差値62の中学になり、小4で偏差値53、小5で偏差値48・・・。中学受験で一番大切な小4~6の時期に自分からは勉強しなくなってしまう。中学受験で成功するはずがありません。 

  我が子にそんな失敗をさせたくはありませんでしたので、小4からの3年間で勝負をかけたのです。 

あるお母さんから聞いたのですが、

  小1からスタートする中学受験専門某塾では、問い合わせをすると、こんなことを言われるそうです。「小3の2月から入塾するには入塾試験があり、塾に入れない人もいる。だから、簡単に入れる小1のうちに入塾することをお勧めします。」

 これってその塾の営業戦略?に乗せられていると思います。その塾の先生に聞いてみて下さい。「その塾の開成・桜蔭の合格者の何%が小1から通っていますか?」、または「小1から通っている生徒の何%が開成・桜蔭に合格していますか。」と。おそらく回答してくれないと思います。

 敢えて厳しいこと言いますと

 小3の3学期になってからでは入塾試験すら合格出来ないようなお子様はもともと中学受験向きではありません。高校受験で勝負したほうが良いと思います。

 小3からは塾に入れそうもない。だから、小1から入る。そんな生徒がいるから小1~2では簡単に上位をとれるのです。そんなところで上位をとっても親子ともども勘違いするだけで意味がありません。

 小3の3学期から塾に入っても上位がとれて、塾の資料に成績上位者としてたびたび名前を載せるようでないと開成・桜蔭は厳しいです。何度も言いますが、中学受験の勝負は小4~6の3年間なのです。この3年間に如何に努力出来るかが問われているのです。


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鬼コーチから応援団に!(No.494)

2016年03月07日 13時48分27秒 | 受験・学校

以前頂いたご相談の「ご家庭だけで指導していて、ついイライラして子供を叱ってしまう。」

の対策について 

私事にはなりますが、うちの娘の中学受験の話をしますね。

 私は長年塾教師をやっていますので娘が中学受験をするときも、その気になれば御三家合格レベルの4科目指導が出来ました。しかし、敢えて娘を某塾に入れました。

その理由はいくつかあります。

 

最大の理由は親子でやっていると段々煮詰まってくるからです。

 例えば、先週教えて理解させたのに、今週やらせたら全然出来ないというとき、塾では生徒達に「イイんだよ。また、教えるから。今度はお家でしっかり勉強してこようね。」とニコニコしながら語っていますし、本当にまた丁寧に教えています。それがプロの塾教師だからです。

 ところが、娘を自宅で教えていて出来ないと、「なんでできないの?」とつい叱ってしまうことがありました。親子なので娘のほうにも甘えが出てくるし、私自身も「自分の娘なのに・・・・情けない。」と思い、イライラしたりしました。その状態が続くと勉強も進まなくなりますし、親子の関係も悪くなってきます。

 そこで、小4になってからは娘の志望校に多数合格させている某塾に入れて、4科目の授業(指導)はその塾の先生に任せて、自分はフォローにまわることにしたのです。普段は娘の努力を褒めたり、すぐに結果が出なくても励ましたりしていて、娘がわからない問題があるときにだけ休日に自分で教えるのです。

そうすると娘も嬉しいし、私も娘に対してまったくイライラしなくなりました。いわば鬼コーチから応援団に変わったからです。

 この意味で他の塾の先生に子供を預けることも意味があるのです。

 

他の某塾に入れた2番目の理由は

 同じ私立中学を目指すお嬢さんがたくさんいる環境で勉強させたかったからです。小4からスタートしても中学受験をするまで約3年もあります。その間、初めはやる気に燃えていても途中でやる気をなくすことがあるかもしれません。そういうとき励みになり、原動力となるのが同じ私立中学を目指すお友達の存在です。自分がやる気をなくしつつあるときに、同じ塾の仲間は頑張っている。そういう姿を見て、いい意味で感化されて、「また頑張ろう!」と思うことがあるのです。逆にやる気を失いそうなお友達がうちの娘の頑張りを目の当たりにして、やる気が復活することもあるのです。お互いの存在がお互いの励みになりイイ関係が築けるのです。高いレベルで切磋琢磨が実現できるのです。

この意味で長丁場だからこそ、家庭で孤立無援となるのは危険なので、塾に入れる意味があるのです。

 

他の某塾に入れた3番目の理由は

 娘が志望していた私立中学の合格者数が日本一多いその塾にはその塾ならではノウハウや中学受験専門塾として受験情報があるはずです。それは個人ではなかなか手に入れられないものです。だから、最新の受験情報を得るためにも塾に通ったほうが有利なのです。

 そして、専門塾では新しい情報が入るとすぐに手を打つのでその年の受験に間に合うのです。個人ではその受験情報を手に入れたとしても、その対策を打てなければ、せっかくの情報が活かせず意味がありません。

 

 以上の理由から私は娘を実績ある某塾にいれたのです。そして、その塾の先生方には本当にお世話になりました。結果、第1志望校はもちろん全受験校に合格しました。娘はその中高一貫の女子校を卒業し、今は大学生で、良い仲間達とともに希望の職業につくため勉強中です。

 手前味噌になりますが、私立小学校受験でも専門塾に預ける意味があると思います。


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3/3星美学園小学校の塾・幼児教室対象学校説明会に行ってきました。(No.493)

2016年03月04日 11時36分54秒 | 受験・学校

シスターの吉田校長先生や他の先生方のお話を拝聴し、カトリックミッションスクールの良さを感じました。

 今の世の中、「人として大事なもの」が失われているのではないか?

だからこそ、理性的で良心的な社会人を育成するのが星美学園小学校の役割。

しっかり生活し、なにごとにもしっかり取り組む。宗教心を育てつつ学力も向上させたい。

今後も中身を充実させ、創立者ドン・ボスコの建学の精神が生きている学校としたいとのことでした。

  その後、現1年生全員での合唱を聴きました。みなさん所作もしっかりして表情豊かに唱っていました。約1年間でここまで成長したのですから、星美学園小学校は音楽教育の質も高いです。素晴らしいです。 

 尚、今年1月~2月の男子の中学受験進学実績の発表がありました。男子43名卒業中、麻布1名、武蔵3名、筑駒1名、筑附1名、栄東26名とのこと。こちらも素晴らしいです。

*耳より情報 

次年度から星美のアフタースクールがいっそう充実しま~す。♪

就労状況に関わらず星美の1~4年生なら誰でも午後6時30分まで利用できるし、長期休暇や学校代休時も朝8時から午後6時30分まで利用できます。そして、18時まではスタッフが最寄り駅まで随伴下校するので安心です。校内でピアノ、そろばん、体操、ダンス、英語など多彩なプログラムが実施されます。 

 

 星美学園小学校を訪問するたびに思うのですが、星美の生徒は本当に幸せですね。

可塑性に富む時期に「人としての基本」をしっかりと身につけることができるのですから。


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