誰でも好きな分野や興味のあることは、自分から進んで調べたり、それに関連する本を読んだりします。<o:p></o:p>
勉強を同じです。その科目、その分野、その問題を好きにさせれば良いのです。
では、どうしたら好きになるのでしょうか?
それは、子育てにおいては「作戦」なのです。
例えば、将来十分な国語力をつけさせたいなら、本を好きにさせましょう。乳児期から、お子様のそばにはその年齢にあった本をたくさん置いてあり、お母様がそれを手にとって読んであげるのです。乳児は母親にだっこされて、目と目を合わせてコミュニケーションをとってもらうのが一番の喜びのようですから、ベビーベッドに寝かせたままではなく、だっこをしながら、本の挿絵を見せたり、乳児の顔を見て、話しかけながら読み聞かせをすると良いです。
これを毎日の習慣にすると、乳児は「本」を読んでもらうと、お母様とコミュニケーションをとれるし、話しかけてくれるので、そうしてもらうことが大好きになるのです。そこから、絵本が好きになり、本が好きになっていくのです。ですから、毎日読み聞かせするのは親が大変なので、乳児をベビーベッドの寝かせたまま、市販の「昔話読み聞かせCD」をただ流しておくという方法では×です。
ところで、子育てで手を抜いても、食事と睡眠さえ与えておけば、お子様の身体は成長していきます。だから手を抜こうと思ったらいくらでも手を抜けます。しかし、子育てで手を抜くと、子供がまずいことになり、その修復のためエネルギーをつかい、苦労させられるものです。どうせエネルギーを使うなら、失敗してからその修復のために使うより、子育てを成功させるために使ったほうが良いではないですか?
それに、知的な発達や心の成長は周囲の大人達が日々心がけてはじめて良い結果を生むものです。ですから、子育てを大変と思わずにお子様とさまざまかかわること(子育て長期作戦)を楽しんでやって欲しいと思います。お子様はその愛らしさと笑顔で日々ご両親に恩返しをしてくれていますから。<o:p></o:p>