Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

ナンジャモンジャの木

2008年05月12日 | 
『白い雪が降り積もるが如く』
(1)


今年も光が丘公園にナンジャモンジャの木が可愛らしい白い花をたくさん咲かせました。
北海道の写真を怒涛の如くアップすると期待された方、ゴメンナサイ。
GWに撮った写真がまだまだありますので、一日おきにアップしていくことにしますね。

さて、このナンジャモンジャの木ですが、モクセイ科のヒトツバタゴというのが正式な名称です。
「これは何だ」から「何んちゅうものじゃ(なんというものか)」が転化して「ナンジャモンジャ」になったとのことです。
元々は巨木や珍しい形の木など、正体が分からない樹木に用いられてきた呼称だったようですね。
それが現在では、このヒトツバタゴだけに用いられるようになりました。

撮影地:東京都練馬区「光が丘公園」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm F/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/5.6) -0.3EV 95㎜(152㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年5月6日(火)



(2)


ナンジャモンジャは白い花が咲き、まるで木に雪が降り積もっているように見えます。
属名はギリシャ語で「雪の花」を意味しており、花が咲く時期の様子をよく言い表しています。
元々は岐阜県で自生しているものが多いようですが、最近では各地で実生、移植により生育されるようになりました。

撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm F/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/100秒 f/7.1) -0.3EV 24㎜(38㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


花は四つに細く裂け、長さ1.5~2cm程度の白く円錐状に小枝の先につけます。
もっとたわわ咲くと垂れ下がるようで、撮影時は満開とは言いがたい状態でした。
まぁ、一介のサラリーマンが旬の時期にカメラに収めるには限界があります。
もっといい時期に眺めてみたいものですね。

撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm F/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/7.1) 0.0EV 67㎜(107㎜相当・C-PLフィルター使用)



(4)


光が丘公園を訪れたのは夕方に近い時間帯です。
太陽は西に傾き、逆光で狙えば画面に入り込んできます。
ここは画面に入れてやろうじゃないのとばかりに狙ってみました。

さすがにこのレンズは新しいデジタル対応の設計だけに素晴らしい描写をします。
太陽がモロに画面に入っているため、ゴーストは出ているものの、フレアっぽさはありませんね。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/320秒 f/11.0) +0.3EV 10㎜(16㎜相当)



(5)


では、ラストは超広角ならではの描写で締めくくりましょう。
マクロレンズでアップ気味に撮るのではなく、広角でガツーンと寄っています。
こうすれば主役は大きめに写り、背景まで描写することが可能となります。
これが広角レンズを使う醍醐味とでも言うのでしょうか・・・

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/10.0) 0.0EV 10㎜(16㎜相当・C-PLフィルター使用)


明日は北海道小樽で撮影した写真をお届けします♪