Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

ペーパーホワイト

2008年01月28日 | 
『花言葉は、「神秘」、「尊重」』
(1)


オクトパス7号さんのブログ「酒とバラの日々」カルネさんのブログ「カルネドリーム」すうすうさんのブログ「さんぽのあしあと」で、新宿御苑のペーパーホワイトが咲いたとの情報を得ました。
毎年のように撮影している花ですが、今年はちょっと出遅れてしまいました。
なかなか近づくことが出来ない環境で咲いていますが、何とか逆光気味で撮影出来る株を見つけました。

撮影地:東京都新宿区「新宿御苑」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/5000秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当)
撮影年月日:2008年1月26日(土)



(2)


先ほど「なかなか近づくことが出来ない環境で咲いていますが・・・」と書きましたが、ご覧のように生垣に囲まれている場所で咲いているんですよ。
根気よく探せば別の場所でも咲いていますので、ご訪問される場合はよく観察してみるといいでしょう。
遠くからでは群生しているように見えますが、近づくと意外と間隔が開いています。
こうなれば望遠レンズの圧縮効果に頼るのが一番ですね。

撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/800秒) 0.0EV 95㎜(152㎜相当)


(3)


縦位置でガツーンと撮ったところです。
寒い冬はさすがに土曜日といえども入園者は多くはありません。
冬ならではの引きの構図で撮れるのが嬉しい限りです。

撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/2000秒) 0.0EV 175㎜(280㎜相当)


(4)


では、今度は同じ場所から横位置で捉えたものを・・・
毎度同じことを書いていますが、縦位置と横位置とでは狙いが異なります。
どちらがいいかは全くの好みの問題だと言えるでしょうね。

撮影データ:ISO200 f/5.6AE(SS1/400秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当)


(5)


ペーパーホワイトの中に和水仙が混じって咲いています。
私はてっきりペーパーホワイトは品種改良されたもので、いわゆる園芸種だと思っていました。
ところが、和水仙と同じフサザキスイセンの仲間で、原種水仙の一種だということが判明しました。

原産地は地中海沿岸で、シルクロード経由で中国に渡ったものが、平安時代に日本へ薬草として持ち込まれたそうです。
それが野生化して和水仙となったといわれています。
和水仙の特徴は花の中央が黄色いことですが、ペーパーホイトは白色をして白い花のように見えます。

撮影データ:ISO200 f/4.5AE(SS1/250秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当)


(6)


最後は和水仙で締めくくることにしましょう。
私は宮沢賢治の童話が好きなせいか、水仙を見ると必ず頭をよぎる作品があります。
それは「水仙月の四日」という作品ですが、何とも不思議な北国(雪国)の冬の様子を描いたものです。
興味があったら是非とも読んで頂きたいと思う作品です。

撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/1600秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当)