Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

大井川鐵道(PART.5)

2008年01月12日 | 鉄道
『C10型蒸気機関車・・・千頭駅にて』
(1)


C10型蒸気機関車は私の憧れでした。
同じタンク式のC11やC12は、現役で運行されているのはこの目でしっかりと見ました。
このC10は製造台数も少なく、運行されていた路線も限られていました。
それが、今ではこの大井川鐵道で見ることが出来るのですから、本当に嬉しい限りです。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」千頭駅構内
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ(共通)
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/7.1) -1.3EV 20㎜(32㎜相当)
撮影年月日:2007年11月23日(金)



(2)


C10型蒸気機関車は1930年に23両に製造されました。
1号機から5号機までが川崎車輛(現、川崎重工業)製で、6号機から23号機までが汽車製造製です。
これは8号機ですから汽車製造製ですね。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/6.3) -1.0EV 50㎜(80㎜相当)


(3)


C10型のキャブ(運転席)を撮影したカットです。
大型の蒸気機関車では覗き込んで撮影することは困難ですが、小型機ですとそれが可能ですね。
いろいろな計器やレバー、ハンドルがあって、何が何やら私にはさっぱりです。
運転するにはそれなりの高い技量が要求されますね。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/50秒 f/3.5) -1.0EV 17㎜(28㎜相当)


(4)


大井川鐵道ではこの8号機が1997年より運行されています。
もうかれこれ10年以上に亘っているわけですが、いつまでも動態保存していて欲しいものです。
この8号機以外のC10型蒸気機関車は、全て解体されて現存していないからです。
個人的には貴重な文化財だと思います。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/5.6) -1.0EV 34㎜(54㎜相当)


(5)


真横から見たC10型はとても美しい形をしていますね。
C10型は都市近郊の旅客列車用として製造されましたが、軸重がやや大きいことが難点でした。
地方線区での使用に制限があったため、以後は軽量化されたC11型が製造されることになりました。
C11型は381両も製造され、それこそ日本各地を走り回るほど活躍した蒸気機関車でした。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/100秒 f/5.0) -1.7EV 21㎜(34㎜相当)


(6)


金谷駅へ向けて出発する時間が迫ってきました。
とにかく大井川鐵道では旧型客車を牽引しているところに価値があります。
これが新型客車では興味が削がれてしまいます。

大井川鐵道・・・再訪するのは春になってからかな?

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/5.6) -2.0EV 22㎜(35㎜相当)

「お断り」
正しくはC10形と表記すべきかもしれませんが、私はC10型と認識していました。
文献を見てもC10形と表記されていましたが、確か以前は「型」となっていたと思うのですが・・・
ということで、ここでは「形」ではなく、「型」と表記しています。