今日は新しいクラブでの練習でした。師匠である九代目備前屋藤右衛門さんが、私のスイングに合ったものをということで選んで送っていただいたのを、今朝受け取ったのでした。ありがたや。
師匠によると
(前略)つまりスライスしようったって出来ないクラブという事です。重心も低いので低かった夫の球もこれで上がるようになるでしょう。もちろん距離も伸びます。やっぱり現物を見てもカッコいいよ。(後略)
とのこと。実は私の場合は前にさえ飛んでくれればスライスだろうがフックだろうがどっちでもいいくらいなのですが。
これが今朝届いたクラブ。テイラーメイド200。
どこらへんが「カッコいいよ」なのかは実はよくわかんなかったけど(素人にはなんでも同じに見えます)、まあタダでもらっておいて、それもしかもわざわざ愛知県から送ってもらっておきながら言う台詞じゃないよな。でも、師匠に喜んでもらおうと、クレーム処理で疲れきった体をムチ打って、午前中から練習場に行ってます。がんばってます。
で、今日の首尾なんですが。
ダメダメでした。それでは、皆様の心にひと時の休息を。こちらが本日の脱力スイングです。
かんとんめーん。
いやあ、いけません。前回のは3コマだったし、後ろからの撮影だったので、なんとなくイケてるように見えましたが(見えなかった?)、今日の奴は自分自身で見てもさすがに初心者。クラブを握って数日の中年サラリーマンという感じで、いただけませんねー。
よく戦前のゴルフ風景を白黒のニュース映像で見ることがありますが、あの時代のスイングに大変よく似ているなあと感じました。今にしてみると前回のGIFアニメだけで「和み系」と喝破したダミアンの眼力に驚きます。
実際打ち始めて最初50球はほとんど失敗でした。んで、あせって8時4時とか9時3時とか初心に戻って練習したりしましたが、まったく無駄。ゴロにチョロにシャンク。たまに飛べば右のネットに突き刺さるスライス。
師匠の「つまりスライスしようったって出来ないクラブという事です」という台詞を嘲笑うかのような結果になってしまいました。めんぼくねえ!
汗をボタボタ垂らしながら、このままでは終われないということで、3カゴ目のボールを追加して、150球。最後のほうはようやくいい感じで飛ぶこともありましたが、いかんせん、そのころになるともう体がフラフラ。何かを学ぼうとしても、この状態では体が言うことをきかないのでした。つうか、今日はちょっと最初から疲労がきつかった状態だったから・・・・・
で、クラブですが前のより軽くて振りやすい気がしました。前のは重いヘッドが軽い棒の先についてるイメージでしたが、いただいたものはバランスが全体に均等な感じ。ちゃんと当たった時にはかなりネットの高いところにあたるボールも出ました。確実に前のより飛びます。
でもねえ、それが150回中4-5回では、クラブを選ぶのは100年早いと言われそうです。
彼らはそれでも熱中している。道楽とはそう言った物、とちゃうか? 僕の見ないD-VHSやDVDよりは良いのかも知れない気がしないでもない、ムムムムム。
雌伏期の9カ月の事を思えば焦る事はありません。クラブがなじめなくて打てない場合は、打てるようになるるのは突然です。
「苦悩を突き抜けて歓喜へ」
球が右に出るのはシャフトの軸に対してクラブヘッドの重心の距離が遠くなったからです。その為に意識的にクラブフェイスのローテーションをしないいけないのですが、ちゃんと遅れる分だけグースネック(フェイスが遅れて当たるように後ろについている)わけで、力学的にはグースネックというのはフックフェイスとおなじで初めからフェイスが左を向いている事になりますので、無意識に体がそれを感じ取ってスイング調整をしてしまっているのでしょう。
つまりクラブに合わせすぎ。です。委細構わずビュンと振ってしまえばいいんですよ。逆に持って振ったり、そのまま持ってレベルスイングする事をやってみましたか?
それと同じ意識で振れば左へ巻き込めるはずですが。
あと、「つ」の指摘どおり左が狭すぎる。これは正しい肘の位置を直接からだに触って示せれば早いんですが(きっと最初はこれでは打てないと言うと思いますが)
そういう訳にもいかないので、「トップの位置」でぐぐって「イメージ」の方で出てくるいろんな画像と自分を比較して見て下さい。やってみたら参考になるサイトがいっぱいありますよ。
今回の写真では自分とタイガーが相当違うということはわかったよ。
実は昨日に引き続き今日も練習に行って来た。なんなんだこの熱心さは。ちょっとこれから晩御飯だから詳細は後で。実はかなり上手にできたということだけ報告しておく。
それにしても、さっき自転車のことを書いていて、次にゴルフ。まるでこのBlogの読者のために身を削ってネタを作っているような気がしてきたぞ。
いや、違う。そうではない。皆さんのおかげでより豊かで充実した趣味を持てそうだと言うことだ。感謝感謝。
なんとなくどういうクラブが打ちやすいか自分に向いているのか判ってきたでしょ? さあ来週は会社の近くの中古屋めぐりだ。試打できるところが良いんだけど、店員の前で打つのはまだちょっと恥ずかしいかな?
普通免許を取り立ての一般ドライバーが、F1でマクラーレンからルノーに乗り換えても、その違いがわからないようなものだと思ってください。
「球が右に出るのは」から後の段落は、言いたいことがわかるようなわからないような。
言葉で言うのも難しいんでしょうが、今の私には「シャフトの軸に対してクラブヘッドの重心の距離」「クラブフェイスのローテーション」「左が狭すぎる」などのフレーズの真意を掴むのがまだちょっと難しいです。まあ、これはおいおい慣れてくると思います。
数年前に、父親にパソコンを教えているとき、電話で質問に答えているときに、いつまでたっても「スタートメニュー」とか「タスクバー」とか「デスクトップ」「Cドライブの中にあるプログラムフォルダ」などの最低限の動作説明に必要な言葉を親が全然覚えなくて、困ったことを思い出しました。今は私が困られそうです。
でも前のクラブのスイートスポットが1円玉ぐらいとすると今度のは500円玉ぐらいあるわけで、その分は楽になるはずです。これは判るでしょ?
こないだみたいに、練習場の後ろで90分間休みなくしゃべり続けてくれたらどんなにいいだろうと思ってます。
ちゃんと当たるときと当たらないとき。
その違いを誰も指摘してくれない状態で玉数ばかりが増えていくのです。とても効率が悪い。
時々はレッスンプロにも見てもらうつもりです。
先日言った事は先日のレベルの時に効果的なので、進歩すればかえって上達のじゃまになる助言だってあるかもしれません。
それは実際にその場にいないと判りません。ああもどかしい。
良い先生がが見つかると良いですね。見てもらう事は必要だと思います。
京都なんか行くヒマあったら、こっちに来ればいいのに。