会社の同僚に頼んで1巻から10巻まで持ってきてもらって週末に読んだ。
もしここを呼んでいる人の中に、このマンガが好きな人がいたら、申し訳ないのだけど、私にはほとんど面白くなかったな。
一見するとジャンプの「友情・努力・勝利」路線の結晶のような作品に見えるのだけど、実際には「努力」がないのだ。主人公は偶然食べてしまった「悪魔の果実」のおかげで、ゴム人間という得意な能力を「努力なし」に授かっている。どんなに強い敵に殴られても切られても、誰も死なない。本当ならたった1発のパンチでも、当たったら相当に痛くてダメージを受けるものなのに。この漫画を読んで育つ子供達に、殴られる痛みは想像できないのではないか。そしてもちろん人を殴る痛みを知ることもなく。(ちょっとこの文章は分別親父っぽいか)
まあ、特にこの漫画が悪いというのではなく、昔から少年漫画にはそういう一面があったのだけど、久しぶりにジャンプの漫画を読んで、やっぱり11巻以降を読み続ける気分にはならなかった。
元々子供向けに書かれたものなので、それを読んだ大人が好きだの嫌いだの言ってもしょうがないのですが、この頃読んだものって、けっこう人格形成に影響がありますからね。
ジャンプばっか読んでないで早く「いい漫画」にめぐり合えるといいんですが。でも子供から言わせると、大人が薦めるいい漫画なんて面白くないんだろうな。
ま、仕方ない。
>>浅田作品は今「天切り松」シリーズを読んでます。
ほどほどにね(笑)
天切り松が終わったら、プリズンホテルに行くといいかも。少し、つかこうへいの匂いがして楽しめます。
浅田作品は今「天切り松」シリーズを読んでます。オモシロイ。