夏になった。
会社関係の人にゴルフを始めたと告白した時、ゴルフ大好きの上司(この先も登場することがありそうなので彼のコードネームを『トミー』とする)に「ゴルフは基本的に真夏のスポーツなんだ」と強く言われた。
毎年妻は8月のお盆の最中にゴルフに行っていた。私はエアコンの効いた室内で妻の帰りを待ちながら、妻の不幸を憐れんでいた。なんでまたこんな日に炎天下で。かわいそうにと。(妻本人はいたって楽しそうに出かけて楽しそうに帰ってきてた)
ところがトミーに言わせるとゴルフは真夏に汗だらだら流してやるのが一番正しく、かつ楽しいらしい。その理由は芝生が一番元気で青いから。
私が「9月くらいにデビュー戦をやりそうだ」というと「9月では遅い!」と言われてしまった。その理由は9月だと芝生が枯れ始めるから。トミーは芝生が大好きなんだねえ。
今週から気温が30度を超えるようになった。土曜日曜と二日連続で練習に行って、盛大に汗を流している。悪くない。同じ汗でも仕事で真夏の渋谷センター街をバカ高校生にまじって歩いて汗をかくのと全然違う爽快さだ。たかが練習でそうなんだったら、本当にコースに出たらとんでもなく気持ちいい・・・・かも知れない。少なくともこれほどビールが美味しいそうなシチュエーションはそうはないだろう。ビールのためになら、炎天下の芝生でも歩ける・・・・かも知れない。
昨年までバカにしていたことを、自分が嬉嬉としてやるかも知れないというのは、ちょっと複雑な気分だけど、まあやるからには飽きるまでやる。ビールのためになら。
さて、日曜日は初めて行く練習場@巣鴨。打席が1階に6つ、2階に6つという大変狭いもの。山手線の巣鴨から徒歩5分。線路際の土手上に古びた姿をさらしている。1階の打席はなんと土の上で打つのだ。ただし、ここはボールが電動で出てくる。電動好き。しかもボール代が安い。これほど頻繁に練習に行くとなると少しでも安いのはありがたい。
この日、ちゃんとボールが飛んだのは3-4割くらいかな。イチロー並み。土曜日よりは改善されてた。
でも実際にゴルフ場に行って3回に1回しか前に飛ばなかったら、どんなことになるんだろう。あまり楽しそうではないぞ。
とにかく距離や当たり方はさておいて、前に飛ぶ確率を高めなくてはならない。目標7割。たとえ思いっきり振って30ヤードしか飛ばなかったとしても、それが「前へ」だったらよしとしたい。
真夏にデビューはつらいよ。ラフが深くてボール探しがたいへんだ。まあ、例のゴルフ場はあまりラフはないけどね。
山岳コースなんかの場合はもっと切実で、ラフがかれていれば斜面に打ち込んでもたいてい下まで転がり落ちてくる。それが腰の高さぐらいで止まってしまった場合。空振りの2回や3回は最初は覚悟しておいた方が良い。(笑)
夏バテ対策に「俺は暑い夏が大好きなんだー」と自分に暗示をかけて楽しく夏を乗り切るのがいいかも知れないね。
ま、目指せ200切り!!!!!!!!!!
つまり、ダフッたり空振りしたりしてボールが前に飛ばなかったショット以外はアンダーパーで回らないと200が切れないっていう事になるが…。ぶるぶる。
ある程度練習してからデビューした人の初ラウンドの平均スコアは140ぐらいだと言います。私見ですが170ぐらいでなんとかゴルフの形にはなると思います。デビューまでにそれを目指して頑張りましょう。
でも、それが不幸な出会いで終わってしまい、消えそうになってしまったゴルフへのモチベーションの立て直しの為に私の上京というイベントが必要とされた訳なのですが、やはりここは身近で見てくれるプロ、又は真の上級者(少なくともハンディ5以下)が必要だと思います。
でも、打って当たった時の喜びが少し判ってもらえただけでも、私のお節介も無駄ではなかったと思うのですが。(笑)
夫はきっと我が身と引き比べながら聞いたのでしょうが、そのプロからのアドバイスは「力を抜け、自分でちょうど良いと思った力のさらに半分で打て。それで届かないようなら一つ大きなクラブを持て。」これに尽きます。
自戒を込めて、遠くからでも出来るアドバイスを送ります。
>>「力を抜け、自分でちょうど良いと思った力の
>>さらに半分で打て。それで届かないようなら
>>一つ大きなクラブを持て。」
これはつまり、私が7番でハーフスイングをした時には
軽く打てるのに
フルスイングした時には力が入ってしまって
飛距離がかわらないことの真理なのでしょうね