がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

心について

2011-05-19 00:00:02 | 健康・病気

がんの原因は、生活習慣や病原菌などいろいろ考えられますが、実は目に見えるものばかりが原因ではないようです。

西洋医学では、薬の効果を調べたり、病気の治療のために、「偽薬(ぎやく)」というものを使います。

薬としての効果がない粉や液体を、薬だと偽って患者に渡すわけですが、これで病気が治る場合もあれば、逆に副作用が出る場合もあるそうです。

つまり、心が病気を治したり悪化させたりすると考えられるわけです。

ところで、皆さんは天理教という宗教をご存じでしょうか?

江戸時代末期の1838年、農家の主婦に天理王命(てんりおうのみこと)という根源的な神が降りて、人間に様々なことを教え始めました。それが天理教の始まりです。

天理教には『おふでさき』という教典がありますが、これは天理教の教祖として知られる「中山みき」という方が自動書記によって記述したもの、つまり神の書です。

1874年(明治7年)1月に書かれた『おふでさき』には、次のような記述があります。

『なにゝても やまいとゆうて さらになし 心ちがいの みちがあるから』
(どんなことでも、病というものはない。病があるのは心違いの道があるからである。)

つまり、病気というものは本来は存在しないのだが、心のあり方が間違っているので、それが病気として表われるということです。

そして、「惜しい・欲しい・憎い・可愛い・恨み・腹立ち・色欲・高慢」という8つの心の埃(ほこり)を毎日払うことが大切だと教えていて、実際、天理教では「心違い」を正すことによって多くの病人が治癒し、大きな教団へと成長しました。

では、なぜ心の埃が病気の原因になるのでしょうか?

これは多くの宗教家が説いていることですが、魂は神の分霊(わけみたま)とされ、どんな人でもその本質は光り輝いているのだそうです。

しかし、心に埃がたまってその光を覆い隠すようになると、その影の部分が肉体の病気として表われるのだそうです。

以前ご紹介した寺山心一翁(てらやま しんいちろう)さんは、死を目前にして「がんを愛する」という、とてつもない心境の変化を経験したからこそ、心が澄み切って、次第にがんが消えていったのかもしれませんね。

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