がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

がんとラーメン

2015-11-22 10:50:17 | 健康・病気

最近、青森県が、がん死亡率11年連続1位であるという報道がありました。それに関連して、「YAHOO!JAPANニュース」が、「がん死亡率ワースト…やってはいけない青森県の不健康習慣5」という『女性自身』の記事を紹介していました。

それによると、青森県の不健康習慣は次の5つだそうです。

1.朝からスープ一気飲み!ラーメン大好きな県民性

2.病院に行くのが遅い

3.やめられない禁断の味。焼き魚に醤油ドバドバ~

4.日本一ソーセージを愛する人々

5.スナックで、ウイスキーを飲むのがたしなみ

なお、がんの原因としてラーメンが第一に指摘される根拠としては、青森市が中華めんとカップめんの購入数量全国1位(2013年)であったことと、スープの塩分が気がかりであるという医師のコメントが紹介されていました。

これに関しては、当ブログの「Satori気光」でご紹介したように、ラーメンを食べた直後に重症に陥ったがん患者の人がいたそうなので、ラーメンが健康に良くないことは間違いなさそうですが、他にも塩分の多い食品はあるので、ラーメンにはもっと根本的な問題が潜んでいる可能性があります。

また、11月14日に69歳で急死(死因は大動脈破裂)した俳優の阿藤快さんについて、産経デジタルの「ニュースまとめizaイザ」の「阿藤快さん、グルメリポーターの熱心な仕事ぶりが命縮めた!? 大のラーメン好き」という記事では、ラーメンの栄養が偏っていることを指摘する医学博士のコメントが紹介されていました。

ただし、阿藤快さんは酒豪でもあったそうなので、この場合は、ラーメンだけが原因ではなかったようです。

いずれにしても、がんを含む多くの病気は、生活習慣が大きな原因と考えられますから、こういったニュースをきっかけにして、ご自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

また、その際、当ブログの「寿命と食事」や「がんに効く食材」、「食養道」などを参考にしていただき、日頃の健康管理に役立てていただければ幸いです。

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加工肉に関する報道について

2015-11-01 22:32:17 | 健康・病気

最近、国際がん研究機関(IARC)が、加工肉に発がん性があることを発表して、世界中で大騒ぎになっているようです。

報道によると、<世界中の800件の研究を精査した結果、「人体において、加工肉の摂取が大腸がんを引き起こすことを示す十分な証拠」が得られた>そうです。(AFPBB NEWS:ソーセージなどの加工肉に発がん性、国連機関が発表

この発表に対して、アメリカ合衆国の食肉業界が猛反発し、IARCは「最初から特定の結論を導き出すため、データを歪曲した。」と主張しているそうです。(産経ニュース:毎日ハム2枚 がん発症率18%UP WHO報告に食肉業界猛反発

この報道によると、<IARCは発がん性を5段階で評価しており、加工肉を最高レベルの「グループ1」に 分類した>そうです。ちなみに、グループ1には、放射線や六価クロム、アスベスト、各種抗がん剤など が含まれています。

今回のIARCの発表は、すでに明らかになっていたことをまとめただけで、新鮮味はないはずですが、さすがにWHOの付属機関の発表だけあって影響力は絶大で、食肉業界としては黙っていられなかったようです。

しかし、当ブログの「万病に効く無料の特効薬」でご紹介した星野仁彦医師は、ステーキ、ソーセージ、厚切りのハム、チーズなどを好んで食べていて大腸がんになったそうですから、やはり、加工肉の害は無視できないと思われます。

加工肉の最大の問題点は、当ブログの「亜硝酸塩にご注意」でご紹介したように、防腐剤や発色剤として亜硝酸塩が添加されていることで、これは体内でニトロソアミンという強力な発がん物質に変化することが知られています。

また、肉類全般に関して言えば、当ブログの「がんに効く食材」でご紹介したように、肉に含まれる飽和脂肪酸を多く摂取すると、がん細胞の増殖や転移を促進するプロスタグランジンE2の産生が増えるという問題があるようです。

とはいえ、加工肉による発がんリスクは、タバコに比べればかなり小さいようなので、あまり不安になる必要はなさそうです。それよりも、これをきっかけに、バランスのとれた食事を心掛ける人が増えれば、増加傾向にある日本人の大腸がんもやがて減少に向かうかもしれませんね。

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