がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

乳がんを引き起こす化学物質

2016-04-28 07:59:36 | 健康・病気

今回は、やや古い情報ですが、2014年5月13日のAFPBBニュースに、「乳がん引き起こす化学物質17種、避ける7つの方法 研究」という記事が掲載されていたのでご紹介しましょう。なお、その内容は、前日にアメリカの医学誌に掲載された論文からの引用だそうです。

それによると、最も影響の大きい化学物質はベンゼンとブタジエンで、これらは、自動車の排気ガス、タバコの煙、焦げた食品などに含まれているそうです。

したがって、自動車の排気ガスを避けること、アイドリングをやめること、調理中は換気扇を使用すること、焦げたものを食べないようにすることなどが対策として挙げられています。(禁煙は、欧米では当たり前なのか、特に書かれていません。)

また、ポリウレタンフォームや、難燃剤、汚れ防止処理が施されている繊維などにも乳がんを引き起こす化学物質が含まれているそうで、こういったものを避けることも大切だそうです。

しかし、これらは家具やカーテン、カーペットなどに当たり前のように使われているので、よほど自然素材のものだけを厳選する人でないかぎり、気がつかないうちに買ってしまいそうですね。

その他の対策としては、クリーニングを利用する際にはドライクリーニングではなく「ウェットクリーニング」を指定することや、活性炭の浄水器を使用すること、HEPAフィルターがついた掃除機を使うこと、水拭きすることなどが挙げられています。

さらに、女性特有の問題として、ホルモン補充療法で使用される薬品が挙げられています。

ホルモン補充療法(HRT)とは、更年期障害の症状を緩和するため、女性ホルモンを投与する治療法です。これに関しては、2002年にアメリカ国立衛生研究所(NIH)が、ホルモン補充療法はメリットよりもリスクの方が高いと発表しています。

したがって、更年期障害の解消には、薬に頼るよりも、生活習慣を見直すことが大切なようです。

なお、この記事には書かれていませんが、経口避妊薬の常用や組み合わせが、国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer:IARC)による判定でグループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)に分類されています。

経口避妊薬も女性ホルモンなので、当然、乳がんのリスクを高めることが予想されますから、乳がんが心配な方は、経口避妊薬の使用にもご注意ください。

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