がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

医原病

2011-06-30 16:27:26 | 健康・病気

医療行為が原因で発症する病気を「医原病」といいます。

医学や薬学、科学技術が進歩しているにもかかわらず、医療行為によって毎年数多くの人が亡くなっているそうで、1994年の推計によると、アメリカ国内で約25万人が医原病で死亡したそうです。

過去には、医者のストライキによって死亡率が半減した国もあるそうで、医者は救急医療だけに専念すべきだと主張する人もいるようです。(ご興味のある方は「医者が患者をだますとき」で検索してみて下さい)

また、以前ご紹介した船瀬俊介さんは、がんで死ぬ人の約8割が、抗がん剤などの医療行為によって殺されていると主張しています。

これには、そんな馬鹿なと思われる方も多いと思いますが、梨元勝さんのケースを見るとあながち嘘ではなさそうです。(梨元勝さんのツイッターは現在でも閲覧可能です)

梨元勝さんは、芸能リポーターとして有名ですが、2010年の4月下旬に空咳が止まらなくなり、一時は肺炎と診断されますが、6月5日に肺がんだと告げられたそうです。

梨元さんは、6月14日から抗がん剤の点滴を開始しますが、18日から全身のかゆみ、関節痛、だるさ、食欲不振を訴え、19日には味覚がなくなり、口内炎発症、24日には痔の激痛と筋肉痛、28日には脱毛が始まります。

7月12日から2回目の抗がん剤治療を開始しますが、27日には、夜中に胸が苦しくなって咳が止まらまくなり、28日には、20メートルぐらいしか歩けない状態となっています。

なお、7月20日と26日には、肺の曇りが少なくなったと診断されています。

その後、8月13日と15日には、ツイッターの更新ができないほど体調が悪くなります。

そして、8月17日から錠剤の抗がん剤治療を開始しますが、21日に65歳で亡くなられました。

報道では、死因は肺がんでしたが、ツイッターを見る限り、抗がん剤による中毒死であり、梨元さんのケースも医原病と考えられます。

私の父も、がんの全身転移が発覚してから、タルセバという、錠剤タイプの抗がん剤(分子標的薬)を服用しましたが、顎骨壊死の副作用があるとのことで、その予防のためと称して歯を9本抜かれたあげく、結局副作用が強くて本人の判断で服用を中止しました。

もし、頑張って服用を続けていたら、もっと早く死んでいたのではないでしょうか?

がんを誰かに治してもらう場合は、細心の注意が必要なようです。

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その他の治療法

2011-06-25 11:08:57 | 健康・病気

これまで述べてきた以外にも、がんの治療法は数多くあるようです。

しかし、そのすべてを網羅することは不可能ですし、また、その必要もないと思います。

ただ、個人的にちょっと気になるものもあったので、私の個人的な備忘録も兼ねて、いくつか列挙したいと思います。

●エシアック(Essiac)療法
エシアックとは、ゴボウや大黄などの4種類の植物をブレンドしたもので、煎じてお茶として飲用します。
もともとは、カナダの先住民「オジブワ族」に伝わる薬草茶で、特に乳がんに効果があったとされます。
ただし、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、エシアックを医薬品として認可していません。
エシアックは、日本でも通信販売で購入できますが、類似品もあるようです。

●ホクセイ(Hoxsey)療法
ホクセイとは、人の名前(Harry Hoxsey)で、彼は、ムラサキツメクサ、甘草、ゴボウなど10種類程度の植物とヨウ化カリウムを調合した薬を用いて、医者から見放された数多くのがん患者を治療したとされます。
ただし、FDAはこの薬を認可していません。
現在でも、メキシコのティファナにある「Bio-Medical Center」というクリニックでホクセイ療法を受けられるそうです。

●レートリル(laetrile)療法
レートリルとは、杏仁(きょうにん:アンズの種子)から抽出した成分で、これによって多くのがん患者が救われたとされます。
詳しくは、『癌なき世界 ビタミンB17物語』(G.E.グリフィン:著、ノーベル書房:1979年刊)を参照してください。
ただし、アメリカ国立がん研究所(NCI)は、レートリルは、がんにはほとんど効果がなく、青酸中毒の症状のような副作用があると警告しています。

●アンチネオプラストン(Antineoplaston)療法
アンチネオプラストンとは、抗がん作用のあるペプチド(アミノ酸が数10個つながったもの)とアミノ酸派生物のことで、これを点滴で投与します。
ホームページを見る限りにおいては、劇的な効果を発揮する場合もあるようです。
なお、開発者の名前をとって、ブルジンスキー(Burzynski)療法とよばれることもあるようです。
ただし、FDAは、アンチネオプラストンを認可していません。
また、NCIは、アンチネオプラストンが、軽い副作用と、いくつかの重大な神経系の問題を引き起こしたとしています。

●714-X療法
714-Xとは、樟脳(しょうのう:防虫剤やカンフル剤の原料)から精製した薬剤(注射液)で、これによって多数の末期がん患者が救われたとされます。
詳しくは、『ガストン・ネサンのソマチッド新生物学 完全なる治癒』(クリストファー・バード:著、徳間書店:1997年刊)を参照してください。
ただし、FDAは、714-Xを認可していません。

なお、アンチネオプラストン療法は、日本でも受けられますが、治療費が高く、効果が不明なので、もしこの治療を受ける場合は、医療機関とよくご相談ください。

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高濃度ビタミンC点滴療法

2011-06-23 12:01:44 | 健康・病気

高濃度ビタミンC点滴療法とは、高濃度のビタミンCを点滴で直接血管に注入してがん細胞を殺す治療法だそうです。

がん細胞がビタミンCで死滅する原理を簡単に説明すると、がん細胞は増殖するために鉄分を多く取り込むそうで、

1.ビタミンCががん細胞の鉄分により分解されて過酸化水素という毒物が発生し、これによってがん細胞が攻撃される。

2.正常細胞は、カタラーゼという酵素でこの過酸化水素を無毒化するが、がん細胞にはカタラーゼが正常細胞よりかなり少ないので、がん細胞が選択的に攻撃される。

3.ビタミンCが、がん細胞内の鉄分を奪って増殖を阻止する。

といった説があるようです。

いずれにしても、高濃度ビタミンC点滴療法が、副作用のない最新のがん治療法として注目されており、2007年には「高濃度ビタミンC点滴療法学会」も設立されています。

『ビタミンCがガン細胞を殺す』(柳澤厚生:著、角川SSコミュニケーションズ:2007年刊)という本も出版されているので、ご興味のある方はお読みになってはいかがでしょうか?

ただし、治療成績を発表している医療機関はないようなので、どんながんにどの程度有効なのか不明ですし、治療費が高額になることも覚悟しなければなりません。

劇的な効果を期待してこの治療を受けると、失望することになるかもしれませんので、この治療を受ける場合は、事前に医療機関とよくご相談ください。

また、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(生田哲:著、講談社:2010年刊)という本も出版されています。

この本の趣旨は、ビタミンCをグラム単位で毎日大量に摂取すれば、病気を予防し、しかも副作用がないということのようですが、ビタミンCを大量に摂取すると尿管結石になるという説もあるので、やはり副作用にはご注意ください。

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ウクライン療法

2011-06-21 14:15:14 | 健康・病気

ウクラインは、クサノオウという植物から抽出した成分と、チオテパという抗がん剤を結合させた薬剤だそうです。

なお、クサノオウは、道端などでごく普通にみられるケシ科の植物で、毒草ですが、「白屈菜」という漢方薬として皮膚病などに用いられるそうです。

また、チオテパは、アルキル化剤の一種で、DNAの複製を妨げる働きがあるそうです。

アルキル化剤は一般的に発がん性があり、チオテパも、国際がん研究機関 (IARC) の発がん性物質のリストでグループ1に登録されている強い発がん物質で、白血病を引き起こすことが知られているそうです。

ただし、ウクラインは、がん細胞に集積する性質があり、低濃度でも効果を発揮するため、副作用がほとんどないとされています。

また、特に前立腺がんに対する治療成績が良好で、がんの消失が73%、縮小が22%と報告されていますし、他のがんにも効果があるようです。

なお、この数字は、ドイツの「Villa Medica Clinic」のもので、標準治療(手術・ホルモン療法・放射線療法)が無効だった74名の患者が対象で、局所温熱療法を併用したそうです。

ここで、ホルモン療法について説明しますと、前立腺がんというのは、有効な抗がん剤が存在しないそうで、前立腺がんが男性ホルモンの影響を受けて増殖することから、去勢したり女性ホルモンを投与してがん細胞の増殖を抑制する治療法です。

要するに、男性を女性化するわけで、このような自然の摂理に反するやり方を治療法とよぶのはどうかと思いますが、さらに悪いことに、ホルモン療法を受けた患者の約半数は、5年以内に前立腺がんが増殖を始めるそうです。

また、標準治療を選択した場合、男性の機能を失うことはほぼ確実ですから、それを思うと、もし標準治療を受けることを選択するのであれば、その前にウクライン療法を試してみる価値はあると思います。

ただし、保険が適用されないので、医療費が高額になりますから、事前に医療機関とよくご相談ください。

また、クサノオウを個人の判断で服用することは非常に危険ですから、絶対におやめください。

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薬草療法

2011-06-19 18:27:48 | 健康・病気

漢方薬などの薬草には、がんに効果があるとされるものもあるようです。

例えば、メシマコブ、アガリクス、霊芝、チャーガ、海藻類に含まれるフコイダンなどが有名です。

特に、メシマコブというキノコは、韓国で人工栽培に成功し、その製剤である韓国新薬の「メシマ」は、がんの治療薬として韓国政府に認可されているそうです。

また、中国で認可されている天仙液という漢方薬もあるそうです。

ただ、こういったものは一般的に高価で、安易に試してみることはできない感じですし、こういったものを扱っている医療機関も少ないようです。

そんな中で、比較的安価で、鍼灸院などで容易に試せるのが、ビワの葉っぱやそのエキスを使った「ビワの葉温灸」で、日本では奈良時代から病気の治療に用いられているそうです。

その効果は、がんの痛みを和らげることだそうですが、これでがんが消失した例もあるそうなので、もし自分ががんになったら一番最初に試してみたい治療法でもあります。

というのも、先日、江東区を歩いていたら、街路樹にビワが植えられていたのですが、まだ細い木なのに素晴らしい気を発していて、ビワに何か不思議な力があることは間違いないと、そのとき確信したからです。

また、日々草という、園芸店で手に入る草でがんを治した人もいるそうです。

日々草は、抗がん剤の原料として使われているそうですが、量が多くなければ安全なようで、日々草の青汁を毎日愛飲しているがん患者の方もおられるようです。

『ガン・アトピーの1万人に効いた!「日々草」の奇跡』(澤井繁:著、祥伝社:1996年刊)という本が出ているので、ご興味のある方は、古本屋か図書館で探してみてください。

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