がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

コロナワクチンの評価と今後の注意点

2022-07-02 17:37:26 | 健康・病気

オミクロン株の大流行も少し落ち着き、先月からは外国人観光客の受け入れが再開されて徐々に以前の生活が戻りつつあるようなので、ここでこれまでのコロナの状況を振り返ってみたいと思います。

まず、今回のコロナウイルスに対しては、新たにメッセンジャーRNAワクチンが短期間のうちに開発され、先進国ではこのワクチンの大規模接種が行なわれましたが、その効果は限定的なものでした。

参考までに、CDC(Centers for Disease Control and Prevention:アメリカ合衆国疾病管理予防センター)のホームページに公開されている、6月30日までの各国のコロナ死亡率(対10万人、累計)をご覧ください。

【各国のコロナ死亡率 出典:CDCウェブサイト】

コロナが流行し始めた当初は、医療が遅れているアフリカ諸国は大変なことになると専門家は予想し、実際にアフリカ諸国ではワクチン接種が進みませんでしたが、これを見ると、結局、大変なことになったのはアメリカやロシア、ヨーロッパ諸国、中南米諸国だったことが分かります。

また、コロナウイルス自身が素早く変異するため、ワクチンを何度打っても感染予防効果がそれほど期待できないという問題があり、ワクチン接種が進んでいた韓国でも感染爆発が発生しました。(参考:ANNニュース「韓国で感染爆発収まらず 新規感染者が40万人超える(2022年3月16日)」)

さらに、ワクチンの安全性にも問題があり、ワクチン接種後に重い後遺症を訴える人が多数いることや、10万人当たり1人から2人が死亡していることをCBCテレビが報道しています。(ワクチン接種後に異変。毎日点滴が必要…身体中に発疹も。京都大学名誉教授の医師は「徹底的に原因を調べるべき」「“評価不能”は不誠実」と指摘。【大石が聞く】

これには、ワクチンの効果に関する報道が誤解を招くような内容だったことも関係していて、例えばファイザー社のワクチンには95%の感染予防効果があると報道されていましたが、これは具体的には、ワクチン未接種者集団の感染率が0.88%だったのに対して接種者集団の感染率が0.04%だったことから算出された数字です。(参考:YouTube動画「ワクチンの有効率95%」)

つまり、ワクチンの有効率95%とは、何もしなければ1万人中88人が感染するが、ワクチンを接種すれば1万人中4人しか感染しないということを意味していますから、ワクチンの恩恵を受けるのは1万人中84人で、残る99%以上の人にはワクチンは無意味だということを示すデータでした。(参考:読売新聞オンライン「コロナワクチン「有効性」95%って、どういう意味?」)

したがって、本来は重症化が危惧される人だけがワクチンを慎重に接種すべきであったわけで、全国民を対象に大規模接種を実施した政府の対応には問題があったと言わざるを得ません。

さらに、厚生労働省が虚偽のデータを公表してワクチンの効果を誇張しているという大問題がありますので、参考までに以下のYouTube動画をご覧ください。

1.厚生労働省がワクチンの感染予防効果や死亡者数の増加抑制効果を高く見せようとして、65歳未満の陽性者数増加率を使って65歳以上の集団のデータを推計していることをルイ・パストゥール医学研究センターの犬房春彦博士が指摘しています。(「ワクチン接種効果、2ヶ月で死者8,000人以上大幅抑制」NHK報道。・・・

2.厚生労働省がワクチンの感染予防効果を高く見せようとしてデータを偽装していたことをCBCテレビが報道しています。(国がワクチンの効果を示すデータを修正! 一体なぜ?【大石が深掘り解説】

3.厚生労働省が作成・公開し、自治体にも配布している資料(「新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について」)にも大きな間違いがあることをサンテレビが報道しています。(【検証】厚労省データ 心筋炎リスク情報も不適格~新型コロナワクチン未接種扱い問題だけじゃない!2つの不適格データ問題を独自検証~

今後、これらの問題がきちんと追及され、責任の所在が明確になることを望みます。

ところで、日本医事新報社・Web医事新報に、『[緊急寄稿]今季はインフルエンザ,COVID-19同時流行に警戒─世界ではインフルエンザが戻ってきた』(菅谷憲夫:著、2022年06月10日発行)という記事が掲載されていたのでご紹介します。

それによると、北半球では昨年末からA型インフルエンザの流行がアメリカ、スウェーデン、フランス、フィンランドなどで見られた一方、中国では北京オリンピックの最中にB型インフルエンザの大規模な流行が発生していたそうです。

日本では、2年連続でインフルエンザの流行がありませんでしたが、今後外国人観光客が大きく増加すれば、久しぶりにインフルエンザが流行する可能性も高くなりますから、一層免疫力強化に取り組む必要があるのではないかと思います。

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