今回も引き続き、干しブドウ(レーズン)に関する私の体験をご紹介します。このブログに初めてお越しの方は、よかったら、前回と前々回の記事をあらかじめご覧ください。
大さじ一杯(約10グラム)のゆでた干しブドウを煮汁ごと食べるようにしてから二か月が経過しましたが、腸の調子はさらに良くなり、最近ではくさいオナラが出なくなりました。
干しブドウ酒にこれほどの効果がなかったのは、摂取量の違いが原因かもしれません。つまり、干しブドウ酒の場合、一日に摂取する干しブドウは4~5粒で、ゆでた干しブドウの場合の5分の1程度なので、整腸作用はあるものの、効果が小さかったようです。
オナラの悪臭は、腸内の悪玉菌の作用と考えられていて、どんな人の腸にも悪玉菌は存在しているので、健康な人でもオナラはある程度くさいものです。これがくさくなくなったということは、悪玉菌が減って、腸内環境が改善されたということのようです。
以前ご紹介した、『汚れた腸が病気をつくる』(バーナード・ジェンセン&シルビア・ベル:著、月村澄枝:訳、ダイナミックセラーズ出版:1998年刊)という本には、人間には自然治癒力という最高の治癒力が備わっていて、この力は、腸を清潔に保つことによって最大限に発揮されると書かれています。
そして、腸を清潔に保つ方法の一つとして、乳糖のことが書かれていました。これについては、以前、本ブログの「大腸の管理-乳糖」でご紹介したので、よかったら参考にしてください。
私の経験では、乳糖を使って毎週一回の腸の大掃除を継続すると、くさいオナラが出なくなります。したがって、乳糖の整腸作用は抜群ですが、下痢をするので、肉体の負担が大きいという欠点があります。
その点、ゆでた干しブドウは、肉体的な負担は皆無であり、しかもおいしいので、無理なく続けられます。
また、非常に安価で、以前ご紹介した「上野アメ横 小島屋」では、カリフォルニアレーズンが1kg650円で売られているので、毎日10グラム食べても家計への負担は微々たるものです。
しかも、『汚れた腸が病気をつくる』によれば、腸を清潔に保つことによって自然治癒力が最大限に発揮されるわけですから、ゆでた干しブドウは、大腸がんだけでなく、すべてのがんを予防する決め手になると考えることもできそうです。
世間では、「ヨーグルトには整腸作用がある」などとよく言いますが、ゆでた干しブドウの整腸作用は、ヨーグルトなどがはるかに及ばない偉大なものであると断言できます。
加えて、干しブドウは、心臓病の予防や老眼の改善にも効果があるわけですから、ぜひ皆さんも、大さじ一杯の干しブドウを毎日ゆでて食べるようにして、くさいオナラと決別していただきたいと思います。