大雑把な日常

日常のあれこれ。

あるお店のはなし

2010-09-08 | 日記
同じ会社で秘書をやっている
派遣仲間に
つぎはどんな仕事をやるのか聞くと
「パン屋さん」
という答えが返ってきて
びっくり仰天したのです。

来月から。

となんでもなように彼女は言って、
お店をオープンさせました。
ひとりで。

住宅街のなかにある
小さなお店は
シンプルな白いカウンターだけの
ベーグル専門店です。

ベーグルの形は少し変わっていて
大きい種類と
小さい種類があり、
大きい種類は
ドーム型。
大きめの肉まんくらいの大きさです。
小さい種類はドーム型ではないけれども
いわゆる
ベーグルっぽい見た目ではない。
味は本当においしいです。
パンの味がちゃんとする。
生地は力強くもちもちしているけど
固くもなくしっとり。
シンプルでやさしい味。

こざっぱりとして
挨拶だけで
気持のよい人と分かる彼女は
せっせと毎日切実にベーグルを焼き
口コミで
東京からお客さんがきたり
本に載ったり
着実にみんなに愛されるお店を経営してこられました。
おいしい
ってことだけではなく
まじめで気遣いのある人柄がベーグルに現れれていたように思います。

月日は流れ
昨日
メールが届きました。

開店から2年とすこし。
今月いっぱいで
お店を閉めるそうです。
体調不良のため。
ということだそうです。

最近
忙しさにかまけて
買いに行っていなかったので
後悔。

私の大好きな黒糖くるみ
も食べることができなくなるのだ。

そうそう。
どこかに写真があったはず。

明日当たり載せることにします。

このお店のことだけは
いっちょまえに
エピソードをたくさん持ってます。

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