
ロシアの下院選挙では、プーチン首相とメドベージェフ大統領が率いる統一ロシアが苦戦の情報が早くから長されていましたね。メドベージェフ大統領が選挙活動の為、EASを欠席するなど大わらわでしたね。投票が始まると、爆弾騒動で閉鎖される投票所が出たり、開票過程での票の水増しなど不正行為が指摘され、米・クリントン長官がロシア政府に徹底した調査を求める事態まで発生しています。
そして結果は、統一ロシアにとって予想されたように厳しい結果が出ていますね。
クリントン米国務長官、ロシア下院選に調査を要求 - MSN産経ニュース
議席数は、238 / 450で、なんとか過半数を超えていますが、得票率は、49.5%で過半数割れを生じてしまったのですね。地下資源の高騰で、ソ連崩壊後低迷していた経済を復興させたプーチン氏の絶大の人気が崩れてしまった様ですね。開票の不正については明らかにされることはないのでしょうが、事前予測があったにしても、ここまでプーチン人気が落ちているとは、遊爺には想像できませんでした。
人気回復には、ナショナリズム高揚とは、中国、韓国、北朝鮮の常套手段ですが、当然ロシアもその手を使ってくることは想定できました。しかし、新たに政権与党を設立(メドベージェフ氏と決別?)したり、極右・自由民主党との連立を検討しているだそうですね。そこまで切羽詰った結果なのでした。
政権の人気があり安定していれば、北方領土交渉と平和条約締結は進められる可能性がありましたが、人気挽回が至上命題となれば、逆に不法占有の強化策を警戒・注視しなくてはなりませんね。
肝心な局面になると必ず小沢で金縛りにあう民主党政権。今回も増税と年金削減を控えた今、一川大臣の罷免 0r 辞任で、輿石=小沢の金縛りにあっています。
選挙違反疑惑のあるさきの参院選でギリギリの当選を果たした輿石氏の「理由はない」けどと言う、一川氏擁護は、国民や国益を完全に無視した党内事情優先という、民主党得意の内部紛争です。
しょせんは、政権与党になりたいとしう政局優先で集まった、政策が異なる集団の民主党ですから、内部紛争はそのDNAなのです。
政策主体で行くためには、分裂をおそれず、党を割っていただくしかない。そうしないと、民主党内の紛争の為、世界の動きに後れをとってしまいます。ロシアの北方領土圧倒方針に、手も足も出せません。

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そして結果は、統一ロシアにとって予想されたように厳しい結果が出ていますね。
クリントン米国務長官、ロシア下院選に調査を要求 - MSN産経ニュース
露国民、強権体制に反発 プーチン与党議席大幅減 与党系からも批判 支持狙い対外強硬化も (11/8 読売朝刊)
ロシア下院選(定数450)は5日、開票が進み、中央選管の集計(開票率96%)によると、プーチン首相の権力基盤である与党「統一ロシア」の得票率は50%を切り49・5%にとどまる見通しとなった。議席は238と前回より70以上減り、共産党が92と大幅に増やす。10年以上も強権支配をほしいままにしたプーチン体制に民意が反発したのは初めてだ。(モスクワ貞広貴志)
「まだ開票途中だが、流れは明らかだ。統一ロシアは、下院でとにかく議席を得るだろう」。投票終了から1時間半がたった4日深夜、モスクワの「統一ロシア」の選対本部を訪れたメドベージェフ大統領の冗談に、会場を埋めた閣僚や議会幹部の間でひきつった笑いが広がった。
党幹部は、「わが党は勝利した」(グリズロフ下院議長)と強弁していたが、過半数割れの恐れまで指摘する出口調査が出回り、与党の動揺は明らかだった。プーチン首相は「現状を反映する結果だ。この結果に基づき、安定した発展を確保しよう」と短く述べると、選対本部を後にした。
2000年の大統領選に大勝して以来、プーチン氏は地方選を含め全戦圧勝の強さを誇ってきた。03年の下院選では、親クレムリンの党と合わせ憲法改正が可能な議席の3分の2を確保した。07年の前回は「統一」単独で3分の2を、政権寄りの公正ロシアや自民党を合わせると議席の9割を押さえ、思いのままに法案を通した。しかし今回は選挙前から与党系の公正ロシアが政権批判に回って「総与党体制」は崩れ、「統一」はギリギリ過半数を維持したに過ぎない。
モスクワの主婦イリーナ・ガブリロワさん(50)は「以前は与党支持だったが、今回はとにかく統一ロシアに対抗する意思表示をしたかった。だから私は公正ロシアに、夫は共産党に投票した」と抗議の1票を投じた。選挙への参加を阻まれた野党「国民自由党」の指導者ポリス・ネムツォフ氏(元第1副首相)は4日夜、ラジオ番組で「全国民から尊敬を集める権力者プーチンの幻像は消えた。明日からロシアは違う国になる」と宣言した。
与党の退潮に続いてプーチン氏の威光が陰れば、来春、大統領に復帰しても政策遂行に支障が出る。ただし政治の流れを読むのに天才的な嗅覚を発揮するプーチン氏が、さらなる支持低落を座視するとは思えない。クレムリンに近い政治評論家マキシム・グレゴリエフ氏は「『統一』は有権者の要請に応え切れなくなった。より広い支持層を糾合するため別の与党を創設する可能性がある」と予測する。離反した有権者の支持を再び取り込むため、新たな看板を掲げた政権政党を設立する構想も取りざたされている。
選挙結果は、ロシア外交に影響を及ぼす要因ともなる。劣勢がはっきりした投票日直前、政権は米国のミサイル防衛(MD)への対抗策を打ち出し、欧米の資金援助を受けた民間選挙監視団体を「外国の手先」として攻撃するなど、変化の兆候は出ている。「強国意識」に訴え国民の支持を得ようと、今後、米欧などに対する強硬姿勢に一層傾く可能性がある。
「統一」は、日本との北方領土問題をめぐる過激な発言で知られるジリノフスキー氏を党首とする極右・自由民主党との連立を検討しており、対日関係に影を落とす恐れも捨て切れない。
ロシア下院選(定数450)は5日、開票が進み、中央選管の集計(開票率96%)によると、プーチン首相の権力基盤である与党「統一ロシア」の得票率は50%を切り49・5%にとどまる見通しとなった。議席は238と前回より70以上減り、共産党が92と大幅に増やす。10年以上も強権支配をほしいままにしたプーチン体制に民意が反発したのは初めてだ。(モスクワ貞広貴志)
「まだ開票途中だが、流れは明らかだ。統一ロシアは、下院でとにかく議席を得るだろう」。投票終了から1時間半がたった4日深夜、モスクワの「統一ロシア」の選対本部を訪れたメドベージェフ大統領の冗談に、会場を埋めた閣僚や議会幹部の間でひきつった笑いが広がった。
党幹部は、「わが党は勝利した」(グリズロフ下院議長)と強弁していたが、過半数割れの恐れまで指摘する出口調査が出回り、与党の動揺は明らかだった。プーチン首相は「現状を反映する結果だ。この結果に基づき、安定した発展を確保しよう」と短く述べると、選対本部を後にした。
2000年の大統領選に大勝して以来、プーチン氏は地方選を含め全戦圧勝の強さを誇ってきた。03年の下院選では、親クレムリンの党と合わせ憲法改正が可能な議席の3分の2を確保した。07年の前回は「統一」単独で3分の2を、政権寄りの公正ロシアや自民党を合わせると議席の9割を押さえ、思いのままに法案を通した。しかし今回は選挙前から与党系の公正ロシアが政権批判に回って「総与党体制」は崩れ、「統一」はギリギリ過半数を維持したに過ぎない。
モスクワの主婦イリーナ・ガブリロワさん(50)は「以前は与党支持だったが、今回はとにかく統一ロシアに対抗する意思表示をしたかった。だから私は公正ロシアに、夫は共産党に投票した」と抗議の1票を投じた。選挙への参加を阻まれた野党「国民自由党」の指導者ポリス・ネムツォフ氏(元第1副首相)は4日夜、ラジオ番組で「全国民から尊敬を集める権力者プーチンの幻像は消えた。明日からロシアは違う国になる」と宣言した。
与党の退潮に続いてプーチン氏の威光が陰れば、来春、大統領に復帰しても政策遂行に支障が出る。ただし政治の流れを読むのに天才的な嗅覚を発揮するプーチン氏が、さらなる支持低落を座視するとは思えない。クレムリンに近い政治評論家マキシム・グレゴリエフ氏は「『統一』は有権者の要請に応え切れなくなった。より広い支持層を糾合するため別の与党を創設する可能性がある」と予測する。離反した有権者の支持を再び取り込むため、新たな看板を掲げた政権政党を設立する構想も取りざたされている。
選挙結果は、ロシア外交に影響を及ぼす要因ともなる。劣勢がはっきりした投票日直前、政権は米国のミサイル防衛(MD)への対抗策を打ち出し、欧米の資金援助を受けた民間選挙監視団体を「外国の手先」として攻撃するなど、変化の兆候は出ている。「強国意識」に訴え国民の支持を得ようと、今後、米欧などに対する強硬姿勢に一層傾く可能性がある。
「統一」は、日本との北方領土問題をめぐる過激な発言で知られるジリノフスキー氏を党首とする極右・自由民主党との連立を検討しており、対日関係に影を落とす恐れも捨て切れない。
議席数は、238 / 450で、なんとか過半数を超えていますが、得票率は、49.5%で過半数割れを生じてしまったのですね。地下資源の高騰で、ソ連崩壊後低迷していた経済を復興させたプーチン氏の絶大の人気が崩れてしまった様ですね。開票の不正については明らかにされることはないのでしょうが、事前予測があったにしても、ここまでプーチン人気が落ちているとは、遊爺には想像できませんでした。
人気回復には、ナショナリズム高揚とは、中国、韓国、北朝鮮の常套手段ですが、当然ロシアもその手を使ってくることは想定できました。しかし、新たに政権与党を設立(メドベージェフ氏と決別?)したり、極右・自由民主党との連立を検討しているだそうですね。そこまで切羽詰った結果なのでした。
政権の人気があり安定していれば、北方領土交渉と平和条約締結は進められる可能性がありましたが、人気挽回が至上命題となれば、逆に不法占有の強化策を警戒・注視しなくてはなりませんね。
肝心な局面になると必ず小沢で金縛りにあう民主党政権。今回も増税と年金削減を控えた今、一川大臣の罷免 0r 辞任で、輿石=小沢の金縛りにあっています。
選挙違反疑惑のあるさきの参院選でギリギリの当選を果たした輿石氏の「理由はない」けどと言う、一川氏擁護は、国民や国益を完全に無視した党内事情優先という、民主党得意の内部紛争です。
しょせんは、政権与党になりたいとしう政局優先で集まった、政策が異なる集団の民主党ですから、内部紛争はそのDNAなのです。
政策主体で行くためには、分裂をおそれず、党を割っていただくしかない。そうしないと、民主党内の紛争の為、世界の動きに後れをとってしまいます。ロシアの北方領土圧倒方針に、手も足も出せません。

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