遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

河野談話 韓国との事前摺り合わせはあった

2014-06-17 23:58:21 | 慰安婦問題
 安倍首相は選挙前に約束していた河野談話の見直しを反故にして、河野談話は継承すると国会答弁で公言しました。しかし、産経のスクープがありその後石原信雄元官房副長官が国会で証言されたことから、河野談話の検証をすることとなっていたので、日程が大幅に切り詰められながらも検証だけはすることとなり、今月20日には早くも検証結果が国会で発表されることとなっていました。長年紛糾している問題であり、産経のスクープや石原元官房副長官の証言から拙速と思える短期実の今週の20日にも国会に結果が報告される予定ですね。
 検証結果についてはいろいろな憶測が流れていますが、どのようなものなのか、あと数日のはなしなのでここで憶測は控えます。ただ、菅官房長官は、検証に係らず河野談話は継承すると念押ししてきています。と言うことは継承と合致する答えが出てくるのでしょうか。だから、早々に答えが出されるのでしょうか。
 
河野談話見直し発言、安倍氏が軌道修正 :日本経済新聞

 韓国外務省は、河野談話は「日本が主体となった調査と判断に基づいて作成されたものだ」とし、談話の文言確定に韓国政府は関与していないと主張、軍の関与と強制性を認めた談話の趣旨を「傷つける結果」を発表した場合、対抗措置をとるとけん制してきていました。
 
河野談話「日本が主体となり作成」 韓国外務省、文言確定に関与せずと主張 - MSN産経ニュース

 ところが、日本側からの要請があり韓国がそれを受けて相談に乗ったとの証言が出てきたようです。
 
河野談話すり合わせ「日本が要請」 韓国側当事者、初の証言 交渉認め「案文提示あった」- MSN産経ニュース
 
河野談話すり合わせ問題 宮沢内閣、引き継ぎせず (6/17 産経)

 河野談話作成に当たり、当時の宮沢喜一内閣が韓国側の指摘に沿って「軍の意向」をより意味の強い「軍の要請」に変更したり、「反省の気持ち」を付け加えたりするなど字句、表現に至るまで綿密にすり合わせていたことは、今年元日の産経紙面で既報のとおり。今回、韓国側の当事者が、すり合わせは日本側の求めに応じたものだと証言したことで、談話の「嘘」がまた一つ明るみに出た
形となった。

 内閣外政審議室が河野談話発表時にまとめた「
想定問答
」では、「韓国に対しては、発表案文について事前に協議しなかったのか」との問いに、こんな模範解答が示されている。
 「
事前協議は行っておらず、今回の調査結果はその(発表)直前に伝達した

 
真っ赤な嘘であり、宮沢内閣が意図して国民を欺こうとしたことが分かる。それどころか、当時の政府高官らは、身内である後の政府の担当者らにも事実関係を正確に伝えていない

 河野談話作成時に内閣外政審議室長として河野洋平官房長官を補佐した谷野作太郎氏は平成10年3月、後輩に当たる同室の現職職員らにこう語っていた。
 「韓国政府と一言一句文言を詰めたということは絶対になかった。また、そういうことがあったとの根も葉もない噂が出ること自体も大変遺憾なことだ」
 実際には河野談話は韓国側から約10カ所の修正を迫られており、噂には根も葉もあった。河野氏自身も9年3月31日付の朝日新聞インタビューで「韓国とすり合わせるような性格のものではありません」と事実に反することを語っている。一体、何のためにそうまでして国民の耳目をふさぐ必要があったのだろうか。

 安倍晋三内閣は河野談話作成過程に関わる検証チームをつくり、週内に(1)河野談話の日韓すり合わせの実態(2)1965年の日韓請求権協定の意義(3)元慰安婦に「償い金」を支給したアジア女性基金の韓国での対応-の3点について報告書をまとめる。
 これまで日本政府がなぜか国民に伝えようとしなかった事実関係が開示されるのを期待したい。(阿比留瑠比)

■「韓国から要請あれば談話作成の過程説明」 菅官房長官
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は16日の記者会見で、河野談話の作成過程に関する検証結果について、韓国側から要請があれば説明する考えを明らかにした。「(韓国から)申し出があれば、当然そうなる」と述べた。
 韓国側が検証結果に対する反論や資料を提示すると表明したことについては「政府としては淡々と結果を国会に提示する」と語った。


 日韓両政府が、河野談話作成に際して事前摺り合わせを否定していたにもかかわらず、事前相談を日本が要請していて韓国が応じたと、韓国内での証言が出てきたのですね。
 
 河野発言検証チームのタスクのひとつの「(1)河野談話の日韓すり合わせの実態」で、新たな事実が出てきたのですね。
 それは、宮沢内閣が、国民や後継内閣を欺く日韓すりあわせを日本側からの要請という証言です。

 石原官房副長官が証言された、聞き取り調査の証人の再吟味はなされたのでしょうか。
 産経のスクープで明らかにされた様に、氏名や生年月日、出身地が怪しい者、日本で慰安婦賠償訴訟を起こした原告といった、『反日運動をやっていた人や、バイアスのかかった人は排除して、真実を語る人を選ぶ』という韓国との約束に外れる者が含まれた、「韓国側の善意を信頼して全体の作業を行った」という石原氏の証言に反する証人だった事などは諸兄がご承知の通りです。
 
「河野談話」の実態 裏切られた韓国への信頼、朝日記者の義母も…:イザ!

 石原氏は、「韓国側の善意を信頼して全体の作業を行った」「その前提条件に問題ありとなれば、何をか言わんやだ」と証言しておられますが、その前提は問題があったのですから、再検証では是非触れていただかねばならないのですが。
 どのような検証結果がでるのか、注目ですね。

 

 # 冒頭の画像は、国会で証言した石原元官房副長官




  この花の名前は、リンドウ   撮影場所;六甲高山植物園 (2013年10月 撮影)


↓よろしかったら、お願いします。






Fotolia






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月16日(月)のつぶやき | トップ | 世界の投資マネーが中国から... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

慰安婦問題」カテゴリの最新記事