
トランプ政権は、北朝鮮への兵糧攻めで中国の役割が大きいとし、制裁強化を求めています。しかし、プーチン大統領が北朝鮮への接近を強め、中国が石油等の供給を絞っても、ロシアから供給されることになり効果が上がらないことから、中国も二の足を踏む状況に陥っているのが現状ですね。
北朝鮮の核とミサイル開発の暴走に対しては、古来の戦術の兵糧攻めを日米は主張・推進しているのですが、中国とロシアの同行が鍵を握っています。
わけても、兵糧攻め破りで北朝鮮への接近・影響力強化を狙うロシア・プーチン大統領の動向がカギを握っていますね。
北朝鮮への石油精製品輸出、9割近く制限 米、安保理で追加制裁決議案配布 - 産経ニュース
日本国内にも抜け穴が見つかっていますが、世界に呼び掛けるからには、先ず自国内での取り締まり強化が必須ですが、ここではふれません。
北朝鮮の建国の祖・金日生は、抗日パルチザンでしたが、ソ連軍に編入してもらい、ソ連の南下攻勢の一環としての擁護のもと、北朝鮮の建国の祖としてもらったことが定説となっていることは、諸兄がご承知の通りです。
金日成 - Wikipedia
ソ連の傀儡国家だった時代があったのですが、双方の思惑のずれや信頼関係の欠如などから、強固な同盟関係には至らなかった。さらに、ソ連による韓国への接近、91年のソ連崩壊後のロシアの民主化路線のなかで、北朝鮮との関係は悪化を続けたと記事では指摘しています。
朝鮮戦争で北朝鮮を支援した中国との「中朝友好協力相互援助条約」で、中国とのつながりが強くなっていたのですね。
2000年に発足したプーチン政権は、国際社会におけるロシアの発言力を高め、朝鮮半島での米国の影響力拡大も牽制しようと北朝鮮への接近を強めていたと記事は指摘しています。
金正恩政権となり、中国とのパイプ役だった、叔父の張成沢を処刑、中国が庇護していた義兄の金正男の暗殺等、中国との関係が悪化しています。
金正恩とすれば、中国、ロシア、米国を使い分けてその中での生き残りを進める、綱渡り外交を展開しているつもりなのですね。いまのところは、中露は嵌められている。。
金正恩の初外遊先がどこになるかの中露の綱引きがあるのだと。そこへ、米朝会談を絡ませての外交戦術となれば、金正恩も逆に当分は動けないことになりますね。
そこにプーチン大統領のつけこむ隙が生じ、曲者ぶりを発揮している構図。北朝鮮兵糧攻めの鍵を、プーチン大統領に握られてしまっている様です。どう打開するか。プーチン大統領には騙され続けている安倍首相の出番はあるのでしょうか。
# 冒頭の画像は、9月にウラジオストクでのロシア主催の東方経済フォラムで面談した安倍首相とプーチン大統領
日露首脳会談、プーチン大統領を「無表情」にさせた安倍総理の一言 - まぐまぐニュース!

この花の名前は、キショウブ
↓よろしかったら、お願いします。





北朝鮮の核とミサイル開発の暴走に対しては、古来の戦術の兵糧攻めを日米は主張・推進しているのですが、中国とロシアの同行が鍵を握っています。
わけても、兵糧攻め破りで北朝鮮への接近・影響力強化を狙うロシア・プーチン大統領の動向がカギを握っていますね。
北朝鮮への石油精製品輸出、9割近く制限 米、安保理で追加制裁決議案配布 - 産経ニュース
日本国内にも抜け穴が見つかっていますが、世界に呼び掛けるからには、先ず自国内での取り締まり強化が必須ですが、ここではふれません。
露が北に再接近、狙いは (12/21 産経)
ロシアのプーチン政権は、核・ミサイル開発を加速させ、国際的に孤立する北朝鮮を擁護する姿勢を示し続けている。経済面での支援や国連での北朝鮮寄りの言動のみならず、北朝鮮の貴重な外貨収入源である労働者も、露国内で3万人以上働いているとされる。歴史的にも深い結びつきを持つ北朝鮮に、ふたたび接近するロシアの狙いは何か。ロシア側から見える露朝関係の今を探った。(モスクワ 黒川信雄)
◇
■【因縁】米から守り建国させた自負
◆正恩氏に面会
「朝鮮戦争中、私は3度平壌を訪れた。アジアで最も美しい街だ」
モスクワのはずれにある小学校のホールで、元ソ連軍人のヤヌス・カノフさん(87)は鋭い目つきで記者に訴えた。北の核開発問題には「パキスタンが核兵器を保有したなら、なぜ北朝鮮は持つことができないのか」と主張した。
カノフさんは1950~53年の朝鮮戦争中、中国東北部に駐屯したとされるソ連空軍師団に所属。同師団は北朝鮮の防空を任務とし、カノフさんは米軍機の接近を掌握する偵察任務を与えられたという。ソ連は朝鮮戦争への直接参戦はしておらず、カノフさんは“義勇兵”との立場で戦地に送られていた。
同ホールはカノフさんら退役軍人の働きかけで、「朝鮮戦争博物館」として使用されている。近年、北朝鮮政府の招きで訪朝したカノフさんは金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長にも面会した。われわれは北朝鮮を米軍から守り、国の土台を作った-。カノフさんの言葉には、そのような自負がにじみ出ていた。
◆元は傀儡国家
ソ連は40年代、北朝鮮の建国を主導した。第二次世界大戦終結時、朝鮮半島北部を占領していたソ連は、48年8月に米国の影響下で韓国政府が樹立されると、翌9月に北朝鮮を建国させた。さらにソ連の後ろ盾を得て指導者となった金日成(イルソン)が提案した南進統一をスターリンは支持。50年6月に朝鮮戦争が勃発する。ロシアの専門家は、北朝鮮はソ連の「傀儡(かいらい)国家だった」と言い切る。
両国の関係はその後、双方の思惑のずれや信頼関係の欠如などから、強固な同盟関係には至らなかった。さらに、ソ連による韓国への接近、91年のソ連崩壊後のロシアの民主化路線のなかで、北朝鮮との関係は悪化を続けた。
◆発言力に利用
そのような状況を大きく転換させたのが2000年に発足したプーチン政権だ。北朝鮮との関係を回復することで国際社会におけるロシアの発言力を高め、朝鮮半島での米国の影響力拡大も牽制(けんせい)できると考えたロシアは対北接近を強める。
就任間もないプーチン大統領は00年7月、ソ連時代を含め首脳として初めて訪朝。北の指導部からミサイル開発を抑制する趣旨の発言を引き出した。当時のプーチン氏は国際舞台ではほぼ無名の存在。ロシアはエリツィン前政権下で経済が混乱を極め、国際社会での影響力も凋落(ちょうらく)していた。しかしプーチン氏はこの訪朝により、直後に行われた沖縄サミットで、自身とロシアの重要性を各国首脳に強烈に印象付けた。
■【経済】石油製品輸出 実は数十倍?
◆謎の旅行会社
モスクワ南部の地下鉄駅アフトザボツカヤから歩いて5分。真新しいオフィスビルの一角に、北朝鮮旅行を専門に扱う同国政府公認の旅行代理店「NKOREAN」の事務所はあった。
しかしドアには何の表示もなく、ガラス窓に同社を示すポスターだけが掲げられていた。記者は12月上旬に訪れたが、彼らは電話にも出ず、ガラス越しから見えるオフィス内部も人けが感じられなかった。
NKOREAN側は8月末、在ロシア北朝鮮大使館関係者らも出席し、モスクワで大がかりな記者会見を開催。核の力で「朝鮮半島の平和が守られている」とし、観光も安全に行えるなどと強調してみせた。
しかし今回、業績などに関する取材を申し込むと、NKOREAN側は「企業倫理上、答えられない」との理由で断ってきた。ロシアのネットメディアが11月中旬に報じたところによると、8月以降に同社を通じ北朝鮮を訪れた旅行者は95人だったという。
◆支援アピール
貨客船「万景峰(マンギョンボン)」の就航やNKOREANの開設、さらに北朝鮮高官を極東での経済フォーラムに招待し、経済交流の活発化に向け協議するなど、北朝鮮が国際社会から経済制裁を受けるなか、ロシアが同国を支援しているとの印象を強く与えている。ただこれらの取り組みがどれだけ北朝鮮経済のプラスになっているかは、不透明さが漂う。
専門家はロシアの取り組みについて、北朝鮮を孤立させないという「メッセージ」を国際社会に発する側面が強いと指摘する。
北朝鮮経済をめぐっても、ロシアメディアは北の経済改革は機能しており、年率4~5%の経済成長も達成しているなどと肯定的に伝えている。
北朝鮮の対外貿易では、全体の9割を中国が占め、ロシアは2%にも満たないとされるが、公式統計に表れない部分が多いとの指摘もある。北朝鮮経済に不可欠なガソリンなどの石油製品をめぐっては、実際のロシアの対北輸出量は税関発表の数十倍になるとの推計がある。中国などを経由し、北に輸出されている可能性が指摘されている。
◇
■【就労】日給1100円・無休 完全管理
統計に出ない北朝鮮側の収益はほかにもある。ロシアへの労働者派遣だ。現在、露国内で約3万5千人が働いているとされ、北朝鮮政府の貴重な収益源となっている。極東での過酷な森林伐採などに従事する印象が強いが、近年は都市部に出る労働者も増えている。ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクには約3500人が建設現場などで働いているとみられている。
<中略>
◆露VS中…正恩氏の初外遊はどっちだ
「プーチン(露大統領)は金正恩(朝鮮労働党委員長)をハバロフスクに招こうとしている。彼に“礼儀作法”を教えたいと本気で考えているようだ」
昨夏、アジアの外交筋が記者にそう明かした。その際は実現はしなかったが、金正恩氏の訪露計画は2015年5月のモスクワ訪問、またそれ以降はハバロフスク訪問の可能性が繰り返し浮上している。
核・ミサイル開発を加速させ、国際社会との対立を深めつつあった金正恩氏の初外遊先がロシアになれば、ウクライナ危機で自らも孤立していたプーチン氏の国際社会への発言力を大幅に強めることにつながる。金正恩氏の初外遊先をめぐっては当時、中国になるとの報道もあり、同氏の招待をめぐり中露が水面下で激しい駆け引きを行った可能性もある。
金正恩氏訪露の可能性は現在も失われていないと、ロシアの専門家は語る。露朝関係に詳しい露極東連邦大のルキン准教授は「可能性は25~30%」としつつ、現在北朝鮮と最も強い友好関係を持っているのはロシアだとし、金正恩氏が初外遊するなら「ロシアになるだろう」と指摘する。露極東の政府筋も同様の見方を示し、北朝鮮国境に近い「ウラジオストクが訪問先になる」と述べる。
プーチン氏は現在も、北朝鮮への接近戦略を緩めない。今月14日には平壌を訪問した国防省代表団が、北朝鮮側と初の合同軍事委員会を開催。直後に行われたとみられるプーチン氏とトランプ米大統領の電話会談では、北朝鮮が初めて主要議題になった。
トランプ氏は15日の会見で、北朝鮮との関係では「ロシアの助け」が必要だと発言。北朝鮮へのロシアの影響力を認めた。
ロシアのプーチン政権は、核・ミサイル開発を加速させ、国際的に孤立する北朝鮮を擁護する姿勢を示し続けている。経済面での支援や国連での北朝鮮寄りの言動のみならず、北朝鮮の貴重な外貨収入源である労働者も、露国内で3万人以上働いているとされる。歴史的にも深い結びつきを持つ北朝鮮に、ふたたび接近するロシアの狙いは何か。ロシア側から見える露朝関係の今を探った。(モスクワ 黒川信雄)
◇
■【因縁】米から守り建国させた自負
◆正恩氏に面会
「朝鮮戦争中、私は3度平壌を訪れた。アジアで最も美しい街だ」
モスクワのはずれにある小学校のホールで、元ソ連軍人のヤヌス・カノフさん(87)は鋭い目つきで記者に訴えた。北の核開発問題には「パキスタンが核兵器を保有したなら、なぜ北朝鮮は持つことができないのか」と主張した。
カノフさんは1950~53年の朝鮮戦争中、中国東北部に駐屯したとされるソ連空軍師団に所属。同師団は北朝鮮の防空を任務とし、カノフさんは米軍機の接近を掌握する偵察任務を与えられたという。ソ連は朝鮮戦争への直接参戦はしておらず、カノフさんは“義勇兵”との立場で戦地に送られていた。
同ホールはカノフさんら退役軍人の働きかけで、「朝鮮戦争博物館」として使用されている。近年、北朝鮮政府の招きで訪朝したカノフさんは金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長にも面会した。われわれは北朝鮮を米軍から守り、国の土台を作った-。カノフさんの言葉には、そのような自負がにじみ出ていた。
◆元は傀儡国家
ソ連は40年代、北朝鮮の建国を主導した。第二次世界大戦終結時、朝鮮半島北部を占領していたソ連は、48年8月に米国の影響下で韓国政府が樹立されると、翌9月に北朝鮮を建国させた。さらにソ連の後ろ盾を得て指導者となった金日成(イルソン)が提案した南進統一をスターリンは支持。50年6月に朝鮮戦争が勃発する。ロシアの専門家は、北朝鮮はソ連の「傀儡(かいらい)国家だった」と言い切る。
両国の関係はその後、双方の思惑のずれや信頼関係の欠如などから、強固な同盟関係には至らなかった。さらに、ソ連による韓国への接近、91年のソ連崩壊後のロシアの民主化路線のなかで、北朝鮮との関係は悪化を続けた。
◆発言力に利用
そのような状況を大きく転換させたのが2000年に発足したプーチン政権だ。北朝鮮との関係を回復することで国際社会におけるロシアの発言力を高め、朝鮮半島での米国の影響力拡大も牽制(けんせい)できると考えたロシアは対北接近を強める。
就任間もないプーチン大統領は00年7月、ソ連時代を含め首脳として初めて訪朝。北の指導部からミサイル開発を抑制する趣旨の発言を引き出した。当時のプーチン氏は国際舞台ではほぼ無名の存在。ロシアはエリツィン前政権下で経済が混乱を極め、国際社会での影響力も凋落(ちょうらく)していた。しかしプーチン氏はこの訪朝により、直後に行われた沖縄サミットで、自身とロシアの重要性を各国首脳に強烈に印象付けた。
■【経済】石油製品輸出 実は数十倍?
◆謎の旅行会社
モスクワ南部の地下鉄駅アフトザボツカヤから歩いて5分。真新しいオフィスビルの一角に、北朝鮮旅行を専門に扱う同国政府公認の旅行代理店「NKOREAN」の事務所はあった。
しかしドアには何の表示もなく、ガラス窓に同社を示すポスターだけが掲げられていた。記者は12月上旬に訪れたが、彼らは電話にも出ず、ガラス越しから見えるオフィス内部も人けが感じられなかった。
NKOREAN側は8月末、在ロシア北朝鮮大使館関係者らも出席し、モスクワで大がかりな記者会見を開催。核の力で「朝鮮半島の平和が守られている」とし、観光も安全に行えるなどと強調してみせた。
しかし今回、業績などに関する取材を申し込むと、NKOREAN側は「企業倫理上、答えられない」との理由で断ってきた。ロシアのネットメディアが11月中旬に報じたところによると、8月以降に同社を通じ北朝鮮を訪れた旅行者は95人だったという。
◆支援アピール
貨客船「万景峰(マンギョンボン)」の就航やNKOREANの開設、さらに北朝鮮高官を極東での経済フォーラムに招待し、経済交流の活発化に向け協議するなど、北朝鮮が国際社会から経済制裁を受けるなか、ロシアが同国を支援しているとの印象を強く与えている。ただこれらの取り組みがどれだけ北朝鮮経済のプラスになっているかは、不透明さが漂う。
専門家はロシアの取り組みについて、北朝鮮を孤立させないという「メッセージ」を国際社会に発する側面が強いと指摘する。
北朝鮮経済をめぐっても、ロシアメディアは北の経済改革は機能しており、年率4~5%の経済成長も達成しているなどと肯定的に伝えている。
北朝鮮の対外貿易では、全体の9割を中国が占め、ロシアは2%にも満たないとされるが、公式統計に表れない部分が多いとの指摘もある。北朝鮮経済に不可欠なガソリンなどの石油製品をめぐっては、実際のロシアの対北輸出量は税関発表の数十倍になるとの推計がある。中国などを経由し、北に輸出されている可能性が指摘されている。
◇
■【就労】日給1100円・無休 完全管理
統計に出ない北朝鮮側の収益はほかにもある。ロシアへの労働者派遣だ。現在、露国内で約3万5千人が働いているとされ、北朝鮮政府の貴重な収益源となっている。極東での過酷な森林伐採などに従事する印象が強いが、近年は都市部に出る労働者も増えている。ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクには約3500人が建設現場などで働いているとみられている。
<中略>
◆露VS中…正恩氏の初外遊はどっちだ
「プーチン(露大統領)は金正恩(朝鮮労働党委員長)をハバロフスクに招こうとしている。彼に“礼儀作法”を教えたいと本気で考えているようだ」
昨夏、アジアの外交筋が記者にそう明かした。その際は実現はしなかったが、金正恩氏の訪露計画は2015年5月のモスクワ訪問、またそれ以降はハバロフスク訪問の可能性が繰り返し浮上している。
核・ミサイル開発を加速させ、国際社会との対立を深めつつあった金正恩氏の初外遊先がロシアになれば、ウクライナ危機で自らも孤立していたプーチン氏の国際社会への発言力を大幅に強めることにつながる。金正恩氏の初外遊先をめぐっては当時、中国になるとの報道もあり、同氏の招待をめぐり中露が水面下で激しい駆け引きを行った可能性もある。
金正恩氏訪露の可能性は現在も失われていないと、ロシアの専門家は語る。露朝関係に詳しい露極東連邦大のルキン准教授は「可能性は25~30%」としつつ、現在北朝鮮と最も強い友好関係を持っているのはロシアだとし、金正恩氏が初外遊するなら「ロシアになるだろう」と指摘する。露極東の政府筋も同様の見方を示し、北朝鮮国境に近い「ウラジオストクが訪問先になる」と述べる。
プーチン氏は現在も、北朝鮮への接近戦略を緩めない。今月14日には平壌を訪問した国防省代表団が、北朝鮮側と初の合同軍事委員会を開催。直後に行われたとみられるプーチン氏とトランプ米大統領の電話会談では、北朝鮮が初めて主要議題になった。
トランプ氏は15日の会見で、北朝鮮との関係では「ロシアの助け」が必要だと発言。北朝鮮へのロシアの影響力を認めた。
北朝鮮の建国の祖・金日生は、抗日パルチザンでしたが、ソ連軍に編入してもらい、ソ連の南下攻勢の一環としての擁護のもと、北朝鮮の建国の祖としてもらったことが定説となっていることは、諸兄がご承知の通りです。
金日成 - Wikipedia
ソ連の傀儡国家だった時代があったのですが、双方の思惑のずれや信頼関係の欠如などから、強固な同盟関係には至らなかった。さらに、ソ連による韓国への接近、91年のソ連崩壊後のロシアの民主化路線のなかで、北朝鮮との関係は悪化を続けたと記事では指摘しています。
朝鮮戦争で北朝鮮を支援した中国との「中朝友好協力相互援助条約」で、中国とのつながりが強くなっていたのですね。
2000年に発足したプーチン政権は、国際社会におけるロシアの発言力を高め、朝鮮半島での米国の影響力拡大も牽制しようと北朝鮮への接近を強めていたと記事は指摘しています。
金正恩政権となり、中国とのパイプ役だった、叔父の張成沢を処刑、中国が庇護していた義兄の金正男の暗殺等、中国との関係が悪化しています。
金正恩とすれば、中国、ロシア、米国を使い分けてその中での生き残りを進める、綱渡り外交を展開しているつもりなのですね。いまのところは、中露は嵌められている。。
金正恩の初外遊先がどこになるかの中露の綱引きがあるのだと。そこへ、米朝会談を絡ませての外交戦術となれば、金正恩も逆に当分は動けないことになりますね。
そこにプーチン大統領のつけこむ隙が生じ、曲者ぶりを発揮している構図。北朝鮮兵糧攻めの鍵を、プーチン大統領に握られてしまっている様です。どう打開するか。プーチン大統領には騙され続けている安倍首相の出番はあるのでしょうか。
# 冒頭の画像は、9月にウラジオストクでのロシア主催の東方経済フォラムで面談した安倍首相とプーチン大統領
日露首脳会談、プーチン大統領を「無表情」にさせた安倍総理の一言 - まぐまぐニュース!

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