遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

媚中・二階氏 菅首相訪米を吹っ飛ばすのか

2021-03-20 01:23:56 | 北朝鮮 全般
 日米2+2会合が早々に実現され、菅首相のバイデン大統領との訪米・会談実施も決まり、日米の両新政権が同盟関係強化をスタートし世界にアピールを始めました。
 やっかむ中国は、日本は米国の属国だ(米国の核の傘におんぶにだっこで護られている現状では、全くの的外れとは言い切れませんが)とコメントし、焦りを顕していますね。
 そんな情勢の中、媚中・二階氏が、自分が団長となって、日朝国交正常化推進議員連盟のメンバーで訪朝すると意欲をしめしたのだそうです。
 安倍、トランプの関係で、トランプ氏が金正恩氏に拉致被害者の返還を促し、安倍氏が金正恩と「条件をつけずに会う用意がある」と呼びかけ、それを継承している菅首相を、二階氏は「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。」とこき下ろしているのだそうです。
 背景には、中国による、二階氏を通じた日本政府と与党との混乱、日米の分断の狙いがあると、ジャーナリストの武冨薫氏。
 
中国が揺さぶりをかけてきた! 菅首相訪米を吹っ飛ばす二階幹事長「電撃訪朝」計画 (1/3ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.3.19 武冨薫(ジャーナリスト)

 菅義偉・首相の「外交デビュー」が4月のバイデン大統領との日米首脳会談に決まった。各国首脳に先駆けて、今年1月に就任したバイデン大統領と会談できるとあって、首相は早速、コロナワクチンの予防接種を受けるなど張り切っている。

 
だが、そんなパフォーマンス外交の裏で、政界では別の外交プランが画策されているという。政権を支える二階俊博・自民党幹事長の訪朝計画だ。

 さる3月10日、
二階氏は超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」の会合で、これまでの政府の対応を「何もしないで時間を過ごしておったら無意味。結果的にはなんら実績があがっていない」と正面から批判し、「この関係者での訪朝も考えてみなければならない」とぶち上げた。自民党外交部会の幹部が語る。

 「
二階さんは自分が団長となって訪朝することに意欲を見せている。これまで拉致問題に熱心とは言えなかった二階さんが、にわかに動き出した背景には、中国が内々に二階さんに訪朝の橋渡しを持ちかけてきているという情報がある」

 
同議連は日朝交流重視派議員が設立し、二階氏は顧問を務める。日朝関係悪化で長く活動を休止していたが、今回、二階氏や立憲民主党の福山哲郎・幹事長らが出席して3年ぶりに会合を開き、日米首脳会談でバイデン政権に拉致問題解決への協力を働きかけるよう求める決議をまとめた。

 菅首相は日米首脳会談について「新型コロナや気候変動、中国、北朝鮮・拉致問題などさまざまな課題についてしっかり議論したい」と語り、拉致被害者家族会では横田めぐみさんの母・早紀江さんがアメリカの駐日臨時代理大使に日米安全保障協議委員会(2プラス2)で来日したブリンケン国務長官宛ての書簡を渡すなど、バイデン政権に拉致問題をどう訴えるかがクローズアップされている。一連の動きは連動しているようにも見えるが、
二階氏の動きは決して菅首相の“側面支援”ではない

 
二階氏は菅首相が金正恩総書記と「条件をつけずに会う用意がある」と呼びかけていることに対し、議連の会合で、「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得しない」とこき下ろしているのである。

 二階氏は親中派として知られる。だからこそ
中国は、二階氏を通じて日本の外交を揺さぶろうとしているのだろう。対中強硬姿勢を崩さないアメリカに日本が尻尾を振るのをやめさせたい中国は、二階氏に北朝鮮問題で手柄を立てさせ、菅首相の訪米が空振りだったと印象づける戦略かもしれない。少なくとも日本の政府と与党にすきま風を吹かせる効果はあるだろう。前出の外交部会幹部は警戒する。

 「
バイデン政権が中国とコトを構えようとしているときに、菅首相が中国の思惑に乗った二階氏の訪朝計画を止められなければ、アメリカの虎の尾を踏むことになりかねない

 菅首相には外交経験はほとんどなく、大国と駆け引きする手腕もない。
二階氏が中国の誘いに乗って日本が二元外交に踏み出せば、政府と与党はバラバラになり、日米同盟もクアッド(日本、アメリカ、オーストラリア、インドの首脳や外相による安全保障や経済を協議する枠組み)も危うくなる。笑うは中国ばかりである。

 米国は、日本での「2+2」会談に続いて訪韓し、韓国での「2+2」では、中国や北朝鮮に傾倒傾向がみられる文在寅の韓国に日米韓の連携強化の念押しをしています。
 米、韓国に日本含む3カ国連携受け入れさせる 2プラス2で成果 - 産経ニュース

 引き続き行われた米中のアラスカでの外相会談。中国が、日本と韓国を訪問し「2+2」会談を実施した米国に、足を延ばして、訪中するよう要請したのですが、バイデン政権は拒否。アラスカでの外相会談となった経緯は諸兄がご承知の通りです。
 冒頭から、激しい誹謗のやりとりとなったのですね。
 米中外相会談で厳しい応酬 バイデン米政権になって初の米中高官級協議 - BBCニュース

 また、バイデン大統領が司会進行した、クアッド首脳電話会談では、名指しは避けたものの、中国を念頭に「民主主義的な価値観に支えられ、抑圧によって制約されない、自由かつ開放・包括的で健全な地域を目指す」と表明したことも衆知のことですね。
 日米豪印、ワクチン支援で一致 「中国の現状変更に反対」と菅首相 | Reuters

 日米中韓の直近の外交の流れの中での、二階氏の菅首相批判と、流れに逆行し分断を産む言動と二重外交計画。
 外交音痴なのか、媚中を通り越した、習近平の僕行為なのか!

 中国は、二階氏に北朝鮮問題で手柄を立てさせ、菅首相の訪米が空振りだったと印象づける戦略かもしれないと武冨薫氏。
 「バイデン政権が中国とコトを構えようとしているときに、菅首相が中国の思惑に乗った二階氏の訪朝計画を止められなければ、アメリカの虎の尾を踏むことになりかねない」とも。
 菅首相には外交経験はほとんどなく、大国と駆け引きする手腕もない。二階氏が中国の誘いに乗って日本が二元外交に踏み出せば、政府と与党はバラバラになり、日米同盟もクアッドも危うくなる。笑うは中国ばかりであると武冨薫氏。

 全く仰る通り。
 菅総理誕生には、二階氏の先導が大きかったとはいえ、候補の3人のメンバーでは、菅氏に落着するのは、本人さえ了承すれば見えていた結果。(一時は禅譲で本命とされていた岸田氏が、票を貸してもらわないと最下位になる現実)
 菅氏は、二階氏に恩義を感じる必要はなく、むしろなにかと足を引っ張られて、政権にとっても、党の支持率にとっても害がある二階氏と、決別の時がきている様ですね。
 外交では、安倍さんの指導を仰げばいいし、安倍さんが森氏を活用(益より害が多い結果となったが、効果もあった)した様に、特使として活用すればよい。民主党政権時の米国とのTPP交渉で、机を叩きながら交渉しまとめ挙げた甘利氏の特任登用の手もある。勿論、現在すすめられている河野氏の育成・禅譲もある。

 繰り返しますが、現在の東アジアでの外交の流れの中で、二階氏の訪朝二重外交は、日本の孤立化と日米豪印の主要外交連携を崩すもので、中国が独り喜ぶものです。日本外交には、"害"となる"行"為です。



 # 冒頭の画像は、親米の菅首相と親中の二階幹事長
 
 
 

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1 コメント

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金正恩総書記と「条件をつけずに会う用意がある」 (1Qshan)
2021-03-20 03:05:55
> 菅首相が金正恩総書記と「条件をつけずに会う用意がある」と呼びかけている

> 二階氏は「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得しない」とこき下ろしている

 安倍氏が発言したのは、米国大統領が金正恩に日本と話し合えと支援したのを受けた、日米連携があってのことでしたね。

 なので、北朝鮮との関係が構築されていない、むしろ冷えているバイデン大統領では、金正恩との交渉での日米連携の在り方は変わってきますね。

 かといって、二階氏の様な中国の僕としての動きは、百害あって一利もなし。
 中国に、日米分断の利益があるだけの反日行為となりますね。
 

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