先週 63回目のBirth Dayを迎えた叔父・・・
去年・一昨年と 家族の誕生日は 必ず4人で夕食をともにした
しかし・・・今年は タイミングも悪くプレゼントだけをもらったり
ショートケーキを買ってきて 各自でもって帰るような
ちょっと味気ないお誕生日会がつづいていた
12月という慌しい月生まれの叔父だが
家の主ということ 今年最後の月になるのだから
家族4人 顔をあわせて「おめでとう」と言いたかった
とにかく「甘い」ものが大好きな叔父
もちろん仕事も現役なのだが・・・抗がん剤をうちつづけなければならない
「闘病組」の人なのだ。
半月に1度 現在の状態をチェックし どんな内容の抗がん剤にしていくかが
打ち合わせされる・・・主治医と薬の内容を検討するチームが1つになる
とにかく その人の状態に合わせて オーダーメイドというわけだ。
「副作用が 薬かわるたびに 違うねん・・・」
ある時は 喉の乾きがひどくなったり 体中がかゆくなったり・・・
冷たい飲み物を飲むと 体がしびれたり・・・
躁鬱になったり・・・
わたしと裕介の前で 弱気になることはないが
きっと 叔母と2人の時は どうしようもないくらい気弱になった自分を
出しているのだろうなって感じる
「あんな体になったら もう ほっとくわけにいかへんやろ(笑)」
叔母は叔父より7つ年上なのだ。断然 叔母の方が健康的で ガッツある(笑)
若い頃 湯水のごとくお金をつかい さんざん外で女をつくっては
遊びあかし やりたい放題・・・ギャンブルも大好き・・・
「まぁね・・・病気は 若い頃のつけがまわってきたんやろうね・・・」
今日 学校が終わったその足で オーダーしたケーキを受け取りに出向いた
冷たい雨が降る夕方だった。
実習で使う着替えやお弁当箱 そして傘・・・荷物が多い
平日だというのに 近鉄百貨店の地下はすごい人だった。
人並みをかき分けて 目的のケーキ屋さんに到着
「先日 BDケーキお願いしていたものです」と スタッフに声かけした。
なんだか 声がかれてしまう。
お店のスタッフみんなが 慌しく接客に追われている。
きっと クリスマス前日は もっとすごいんだろうな・・・
お店の奥から 箱が一つ運ばれてきた・・・
「こちらでよろしかったですか?・笑」
うっわぁ~~~めちゃめちゃ かわいいぃ(笑)
真っ白なケーキの台に 真っ赤ないちごがのっかってる
板チョコでできたプレートに 「Happy Birthday」
そのまま 飾っておきたいそのケーキに 改めて「好き」と感じた(笑)
「ロウソクは 赤いものを1本で よろしかったですか?・笑」
そう・・63本もケーキにさされへんしぃ・・・
ケーキの箱に 雨よけ用のシートをかぶせてくれた
夕刻のラッシュ 近鉄阿部野橋駅も 通勤客であふれていた・・・
やっと 家にたどりついて 夕食の配膳・・・
さんざんしょうもない話を食卓でした後
ケーキの箱を取り出した・・・
ロウソクを立て マッチで灯をともす
ゆうすけが「Happy Birthday」をうたう・・・
さすが・・・小学5年生(笑) ボーイソプラノそのもの(笑)
拍手の後・・・叔父自ら・・「写真撮ってや(笑)」
そんなに ケーキと撮りたいんかいな・・・
ケーキとのワンショットに 随分満足していた(クスクス)
どうか・・・来年も
いやいや
ずっと ずっと こんな時間を過ごすことができるようにと
願ってやまない・・・
お誕生日 おめでとう・・・
来年も 良き時間をともに過ごせることを願って・・・
力強い家族に囲まれて幸せですね
初めて詳しいことを知りました
病気と共存していこうと戦っておられるの
ですね
うちと同じ7つ年上の姉さん女房の叔母様も
つねに明るく努めていらっしゃるようで
私だったらメチャクチャ顔に出て
しまいそうだなぁ・・
年末の叔父様のお誕生日
末長く続きます様に・・・
家族を語ることは 簡単です
このブログにみえない 苦しい部分はたくさんあります。
だけど その黒い壁を いくつも越えてくること・・・そのプロセスが
家族にとって 大きな励みになるのではないかと
つくづく感じる今日この頃です
限られた時間の中で生きることは
みんなが平等な条件です
穏やかな時間
すぐそばに きっとあるはず・・・
こんなに重いものだと気付いたのは
最近でした
高齢者介護もそうですが
心と体に障害を持つ人を支えることが
どれだけ 家族に大きな負担になるか・・・
家族だからこそ 痛みを分かち合い
お互い支えられる存在でありたいと
40過ぎて やっと その大きな課題に
気付くかなって感じです
まだまだ 自分本位になりがちです
それに 子供も 小学生・・・
その環境に流されることなく
バランスとれた愛情で
家族を愛していたい
そうありたいと 思います・・・