ゆりの木歯科医院通信

東京都文京区千駄木のゆりの木歯科医院での取り組み
「元気」「きれい」になるためにやっていることなど

歯周病について②

2021年06月04日 | 歯周病

歯科衛生士のTです。

 

前回は、歯ブラシがうまく当たっていないと、

デンタルプラーク(バイオフィルム)が形成されるというお話でしたね。

今回はこのデンタルプラークについてお話します。

このデンタルプラークはただの汚れではありません。

実は細菌の塊で、なんと1mgの中に1億を超える細菌が棲みついています。

 

プラークの中は食べ物(栄養)や水も十分、温度も37℃前後という細菌にとって良い環境なので、

悪玉細菌である歯周病原細菌が増殖し、細菌が産生する毒素で歯ぐきを腫らし、

血や膿を出したり、歯の周りの骨を溶かしたりする原因となります。

歯周病で見られる歯周ポケットからの出血は、上皮バリアが破壊されたサインです。

このデンタルプラークの中の歯周病原細菌は、バイオフィルムを形成し、

外からの抗菌薬(化膿止め)や唾液中の抗菌成分の攻撃に抵抗し、歯周組織を攻撃するのです。

 

歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が続いているということです。

その際、炎症によって出てくる毒性物質が、歯肉の血管から全身に入り、

様々な病気を引き起こしたり、悪化させたりする原因となります。

糖尿病、心臓疾患、脳血管疾患、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎、関節炎、腎炎など…

歯肉に炎症が起きて歯周組織が破壊されると、歯周ポケットが形成され、

3mm以上になると歯ブラシの毛先はポケット底には届きません。

そうするとますます歯周病は深刻化していきます。

そして歯周病菌は唾液によって、すべての歯の歯周組織に感染することがわかっています。

 

とても恐ろしいですね…歯周病でこれ以上悩みたくないですよね…

大丈夫です♪

次回は『痛くない!怖くない!歯周病治療』に関してお伝えします。

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東京都文京区千駄木 削らない痛くない歯医者さん ゆりの木歯科医院

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