ゆりの木歯科医院通信

東京都文京区千駄木のゆりの木歯科医院での取り組み
「元気」「きれい」になるためにやっていることなど

Fascial  Dissection(筋膜解剖)

2018年01月29日 | セミナー、見学関係
昨年に引き続きアメリカアリゾナ州でのFascial  Dissection(筋膜解剖)5日コースに参加しました。

私たちが治療する口腔領域は、呼吸・嚥下・咀嚼という生きていく上で最も重要な機能を担っています。
それらの機能を、その人の持つパフォーマンスを支え、さらに上げてゆくのが私たちの役割と思い日々臨床に励んでいます。




特に小児期から始める顎顔面口腔育成治療においては、未来ある子ども達を健康に導くためには口腔だけでなく全身の調和も必須と考えています。

また、噛み合わせや口腔形態により、姿勢の崩れや呼吸の乱れといった異常が生じ、
手、脚、腰などの各部位に痛みが誘発されることがあります。
その逆もあります。
更に、身体に歪み等があるけれど痛みを感じない、しかしその代償として口腔領域(歯や顎関節など)が痛くなることも多々あります。



身体の歪みなどが原因での歯痛等の場合、口腔を治しても原因である身体が歪んだままでは、再発するのです。

全身と調和のとれた口腔治療が必要となります。


今回の筋膜解剖の目的としては、口腔と全身の繋がりを再確認することでした。


解剖をすると、筋肉や臓器は強固な膜で何層にも包まれており、どれ一つとして独立していませんでした。
また、理学療法士・鍼灸師・パーソナルトレーナー・セラピストなど全身を扱う他業種の方々と共に実習し他分野からの診方や考察を知ることができ、新たな視点での治療ができそうです。





自律神経のバランス・脳への反応というキーワードが様々な分野から出ていました。

内臓や筋系から、中枢の脳、マインドといった神経系や精神系へシフトしていっていることを感じとりました。



今後の臨床でのヒントや素晴らしいご縁を頂いた、充実しFascial Dissectionでした。


東京都文京区千駄木 痛くない歯医者さん ゆりの木歯科医院HP

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