乙女的日記*B

永遠の乙女を目指す日記。(B面)

サクゴエ

2008-02-25 | お家でゴロゴロ映画館。
 【サクゴエ】鑑賞

 
 薄い人間関係の中で生きる
 一人のサラリーマンは、
 理不尽な借金を抱え
 今、ビルの屋上のサクを越えようとしている。

 そこで、出会う。

 ビルの屋上に住む
 殺人の罪を被せられ逃亡中の男。

 彼らが、再び生きる為に動き出す3日間のお話。

 
 人は、誰もがなんらかのサクを越えながら生きている。
 それぞれの
 様々な形で
 様々な高さで。
 
 男子の場合、「男子たる証明」の様な
 女子には分からないサクも多いのかなと思った
 映画だった。

 そして、もう一つキーワードとなる【富士山】。

 富士山が見える場所に住む人の中には
 それが希望だったり、拠り所だったり
 特別なものがあるのかなと思った。

 先日、樹海入り口に「借金で死ぬな」という看板を
 設置してから一年の間に
 29人の自殺志願者の命を救ったというニュースがあった。
 
 【サクゴエ】も
 そんなメッセージが込められていると思う。
 
 サクを越える勇気と
 超えない勇気。

 その原動力となるのは、
 やはり人間同士の情でしかないのだ。

 とてもシンプルだけれど、
 静かな中にも熱いモノを感じる映画だった。
 男子的なお話なんだろうな。
 映像も音楽もキレイだった。

 キャストもとても魅力的。
 中村靖日さんは、最近とてもご活躍だけれど
 「誰だろう?」って、印象付ける様な
 俳優さんが、色んな映画に出演したら
 邦画はもっと素敵になると私は思う。

 ジェリー藤尾が元気でよかった。
 まいっちんぐマチコ先生にも出ているみたいだ。
 
 
 

 

素敵な迷子

2008-02-24 | ロマンティック
 


 遅ればせながら
 サカナクションの【NIGHT FISHING】を
 聴いている。

 夜の散歩で聴いたら
 空に続く道を上っていって
 迷子になってしまいそう。
 
 8日のライブ、楽しみだな。
 それが終わったら、ジンのアルバムを買おう。 
 それが終わった頃、春が近くなって
 APOGEEのライブになるだろう。
 なんか、きゅーんとしてきた。

 お昼は、沢山の野菜とチキンと海老で 
 スープカレーを作った。
 体がポカポカになった。

 おからのクッキーを作ってみた。
 しっとりとして、すっごく美味しい。


 可愛い装丁に惹かれて、【本棚】ヒヨコ舎編
 と、言う本を買った。
 可愛い本棚の写真は、
 ロマンチストほむほむの本棚だった。
 まったくもって、乙女な。
 

 ラララ ずっと僕が待ち焦がれる恋のような素晴らしさよ
       (【ナイトフィッシィングイズグッド】)

 これが心の最先端 待ちこがれていた涙は
       (【GO TO THE FUTURE】)

 サカナのVO.山口君の中には
 未だ見ぬなにかへの期待が沢山ありそう。
 その沢山が、これからの糧になって行くんだろうな。
 
 未だ見ぬなにかは
 どんなに大人になっても無限大にあると思う。
 素敵な想像をいつまでもしていたい。
 

 これから、
 弓削君の初脚本主演の
 【サクゴエ】観ます。
 やっと観れる!

 
 *こちらのレシピで作りました。
  レーズンを入れてみたけど、何でも合いそう♪)
 

スワンキャンディー

2008-02-24 | ロマンティック



 嗚呼。
 甘いものがとても食べたい真夜中1時前。

 【おとぎ話の忘れ物】を読み終えて
 このお話の中の洋菓子店に売っている
 陶器のスワンの入れ物に入った
 スワンキャンディー〈湖の雫〉が
 何処かに売っていないか検索していたら、

 陶器のスワン型キャンディー入れを見つけた。
 しかも、1.500円→350円で、残り1個!
 早速注文してしまった。


 キャンディーを食べる習慣がないけれど
 母親世代は、何故かバックの中の
 必須アイテムなのが不思議。
 
 しかも、塩飴とかニッキ飴とか昆布飴とか
 絶対買わない様な味ばかり。
 で、お友達に会ったら
 必ず飴をあげたり、交換したりするみたい。
 
 かなり可愛らしい光景だと思う。

 でも、母がおばさんになったから
 飴が好きなワケでもなくて、
 私が子どもの頃からだったな。
 
 その頃は、チェルシーをいつも持ってて
 箱や包み紙のデザインがとても素敵だった。
 純露という、パチンと押し出す飴もあった。
 確か、何個かに一つの割合で
 少し濃い色の紅茶の味だった気がする。

 そう思うと、サクマドロップも食べたし
 イチゴみるくもバリバリ噛んでたし
 小梅ちゃんも好きだった。
 昔は私もよく舐めていたのかも。
 どうして、全然買わなくなったのかな。

 キャンディー入れが届くのが楽しみ。
 湖の雫のような綺麗なキャンディーを
 探しておかなくちゃ。
 

eacute;toile de mer

2008-02-23 | 


 森に住む友達の家に行く。

 持参したサンドイッチと
 作ってくれたグラタンやスープ
 桜がのったあんぱんなどを食べて
 お茶や珈琲を何杯も飲んで
 おしゃべりをした。

 お花屋さんに用があると言うので
 「歩くのって、気持いいね」
 と、20分程を一緒に歩いた。
 春になったら、山に登ろうと約束した。

 
 【おとぎ話の忘れ物】から
 『アリスという名前』と
 『人魚宝石職人の一生』を読んだ。

 深い海の底で
 人魚姫を静かに想っていた
 男の人魚の話。

 うっとりするような
 美しくせつないお話だった。

 それにしても

 ヒトデは、【海星】で
 クラゲは、【海月】。

 濃紺の空に浮かぶまるい月と
 満天の星が、
 夜の濃紺の海の水面に映る。

 この字を充てた人の
 ロマンチックさを想うと、
 気が遠くなりそう。

 人魚姫のように
 人魚の宝石職人のように
 相手の幸せを祈る事ができる恋が
 私の理想の恋。


 昨日の金八先生も恋のお話だった。
 あんな風に告白した、ふられたの話を
 クラスでの題材にされては、
 自分だったら嫌だなぁと思ったけど
 皆で恋の短歌を詠み合うのって
 ちょっと素敵な授業だなと思った。

 私も3Bの外野特別枠生徒として
 中学3年生の頃を思い出して一句詠んでみよう。

 
 背の順で 
 並ぶと二列右側に
 君がいるから
 右をむけない


 二つ隣のクラスのW君と
 体育館での全校集会で会えるのが
 とても嬉しかったのに
 相変わらず、見るのも難しかった私。


 * 樋上公実子さんの美しい人魚姫。
   純潔と毒とエロスが混じりあう 
   素敵な絵を描かれる。
 
 
 

 
 

 
 

 
 

 

忘れる。

2008-02-22 | Weblog



 心がぐるぐるすることがあった。

 ぐるぐるの連鎖を起こさない為に
 私は、忘れる努力をする。

 目を向ける方向を変えるだけ。

 
 明日は、アボガドと海老と
 ハンバーグとトマトのサンドイッチを作って
 森のような家に遊びに行く予定。

 大好きな友達と
 のーんびりしてこようと思う。

 
 オッシーの少年時代を垣間見る記事を読んだ。
 想像するだけで、
 胸が温かくなるのを感じた。

 
 * 今日の本

 【イン・ザ・プール】奥田 英朗
 【20億光年の孤独】谷川俊太郎

 【イン・ザ・プール】にこんな台詞が。

 「ストレスなんてのは、人生についてまわるのであって、
  元来あるものをなくそうなんてのはむだな努力なの。
  それよりも別のことに目を向けた方がいいわけ」

 ま。そういうことなんだと思う。
 あー、スッキリする処方。
 
 
 
 
 
 
 * 美術学校の前の大きなかまくら。
   生徒さん達が作ったみたい。
   ここの子達、なんだかとても気持ちいいの。
   いい【気】が、連鎖しあっている感じの学校。