乙女的日記*B

永遠の乙女を目指す日記。(B面)

空気人形

2009-10-03 | 映画館で。



 
 金曜日。
 
 キノで【空気人形】を観てきました。

 パンフレットを手に取って
 あまりの可愛らしさと
 人形が心を持つお話というのに惹かれて
 楽しみにしていたのですが、

 漠然としていた期待を素晴らしく裏切る
 ズドンと落とされた映画でありました。

 帰り道の私は、惚けてしまい
 宙を歩いている様にも感じました。

 色々と思うところはあるけれど・・・

 素晴らしかった。
 ブラボー!

 


 * 我が家でも【空気人形まつり】を開催したよー。
   ペ・ドゥナ、可愛いすぎ!泣

 

ココ。

2009-09-19 | 映画館で。
 
 昨夜はレイトショーにて、乙女部のmちゃんと
 【ココ・アヴァン・シャネル】を観てきました。

 オドレイ・トトゥ扮するココの顔、
 装いが変わっていく様子も面白かったです。
 でも、どんな時でもココの芯を通るものは変わらない。
 強かさ純心さがとても素敵でした。
 
 なんていうか、昔から少女漫画などでもそうですが
 即席で服を破いたりリメイクしたりして
 周りがハッとさせるのって夢みたいな所あるじゃないですか。
 突飛な発想こそが斬新だったりして。
 (新しい所だと。ほれ。花男でのあのシーンも)
 
 そういう夢物語をココは実際に
 やってこられたのだなと思うと、
 『つくづく凄い人なのだ!』と、思いました。
 (↑楳図かずおの漫画の顔で)

 やはり起爆剤となるものを内に秘めてこその
 成功なのだと思いました。
 怒りや悲しみは、特にその力を持っていると思うので
 人生における様々な出来事は、全て【種】なのだと
 改めて感じました。

 
 そして、帰り道、あの永遠の恋人、素敵なボーイの
 お髭が邪魔だったと同じ感想を述べ合いました。
 私は、脳内で髭を取り除く画像処理を必死に行いましたが
 どうしても、おたる水族館のセイウチの子供【ツララ】の顔が
 思い浮かんでそちらを取り除くのに必死でした。

  
 『還暦はシャネルスーツで』
 密かな私の夢の一つです。
 ちゃんと似合う淑女になりたいものです。
 
 
 
 

その嘘は、罪ですか。

2009-07-16 | 映画館で。



 
 いきなり訪れた町々でも
 『家族に乾杯』と言えば、
 『あぁ!いつか来るかもと思って見ていたんですよ』と、
 笑顔で答えが返ってくる、その人柄の温かさに大人気の鶴瓶が、
 山あいの小さな村で慕われる医師と言う
 まさに、はまり役の【ディア・ドクター】を観てきました。
 
 副題でもある『その嘘は、罪ですか。』
 
 例えば、
 そちらから見ると、罪で、悪であり、
 こちらからでは、善でもある。
 世の中には、そういうものが溢れており
 だから人間と言うものは、複雑な生き物なのだ。

 観終わった後、彼のついた嘘を辿り、
 村の人々を献身的に看ている姿だとか、
 老婦人が倒れた時に
 形振り構わず駆け寄る姿だとか、
 医学の勉強をする姿だとかを思い出し
 胸がぎゅっとなった。

 右を見ても、左を見ても
 好きな俳優さんばかりだった。
 
 

 

クローンは故郷をめざす

2009-05-15 | 映画館で。



 
 【クローンは故郷をめざす】
 
 
 クローン技術が進んだ近未来と
 田舎の自然の中で育った過去の光景とが
 交差しながら進むストーリーが
 
 自らの郷愁を呼び起こし
 時の流れの中に入り込む様な
 ゆっくりと静かな流れなのに
 観終わった後で、
 脳内が高速度で稼働する映画だった。

 魂との共鳴
 拠り所を求める記憶、
 
 今はまだ映画自体の感想をかける状態ではない感じ。
 ゆっくりと回想しよう。

 観れて良かった。
 もう一度観たいと思う。
 今日でラストだったので、
 もっと早く観にいってたら・・残念!

 中嶋莞爾監督の他の作品も拝見してみたい。
 
 【Spacy Blues】の
 
 『アナタがソンザイしてるんじゃない
  ソンザイがアナタしてるだけ』

 未だぼんやりとしか理解できていないココの部分。
 ソンザイとは、記憶の集合だろうか。。
 と、クローンをみながら思った。

 
 
  

ラースと、その彼女

2009-01-03 | 映画館で。
 
 



 バイトを早めに上がらせて貰ったので
 そのままキノへ。
 
 今年最初の映画は
 【ラースと、その彼女】

 こんな風に
 誰かが誰かを気にかけて
 理解する努力をし合えたら
 
 どんなに美しい世界になるだろう。

 大きな出来事とかではなくて
 日常の人との関わりの中に
 一番大切な事があり

 それらが繋がって
 繋がって平和というものが
 訪れるのだと思う。

 お正月の夕方
 キノの映画館の半分も人が居なかったけれど
 その中で聴こえた、小さく鼻を鳴らす音。
 こんな小さな人の集まりの中にも
 同じ気持ちになった人がいるという事が
 希望へ繋がる幸せを感じた。