人は死んだ時、21グラムだけかるくなるそうです。
その重さは何なのか?
そういう問いかけの映画です。
時空を行きかう構成になっていて
こういうのは、あまり得意ではないので
注意して観ました。
実に重いテーマなのですが、
何時何処で被害者にも加害者にもなってしまう
非常に隣り合わせの 『死』です。
どんなに真面目に生きていても
良い行いをしていても
『運命』のようなものに翻弄されてしまう時が
来るのかもしれないし、来ないまま終るかもしれない。
無情のようなものを感じました。
もう一つの点は、こういう場所での発言には
問題があるかもしれないので慎みます。
人それぞれに耐えられる分だけの『業』を背負って
生まれてくると友達に聞いた事があります。
毎日 ニュースで流れる胸が締め付けられるような
悲しい事件などを見ていると
残された人に どうか耐えられるだけの力が
備えられておりますようにと
祈る事しか出来ないのですが。
小さい頃、祖母が亡くなった時
誰かが 『 どんなに悲しくてもお腹が減るのが悲しい。』と
言ったのをよく覚えています。
誰かが死んでも 自分の人生は終るまで続く。
もし自分には 『業』が少なかったら
背負う人の杖になる事が
自分にできるこの世での『業』なのかもしません。
21グラムの意味。
まだまだ 私には分かるものではないようです。
メディア 映画
上映時間 124 分
製作国 アメリカ
キャスト ショーン・ペン
ナオミ・ワッツ
ベニチオ・デル・トロ
初公開年月 2004/06/05
ジャンル ドラマ/サスペンス