乙女的日記*B

永遠の乙女を目指す日記。(B面)

ユリア経営コンサルタント(余計なお世話編)

2007-05-26 | Weblog
【鱗姫】読了

鮮明な映像の数々が浮かぶ小説。
嫌いではない世界だからなのだと思います。

奇病を患った故に
手に入れたこの上ない幸福。
結局、楼子さんはお幸せになられたのです。

生地を見にカナリヤへ。

4人家族とお婆様の5人で
お嬢ちゃんの浴衣の生地を
鏡の前で選んでいた。

お婆様がおあつらえになる様子。
とても嬉しそうにしておられた。
セールでメートル500円位になっていた
浴衣の生地。
どんな高価な浴衣よりも素敵な一着になることでしょう。

勝手に人ん家の幸福のおこぼれを頂戴。
コバンザメユリア。

以前から、
『ダメ二代目って感じだな。』
『男のクセにもっと働け。』と
睨んでいた某店の主人。

予想通りの衝撃的シーンを目撃した。
『なんで、僕ばっかり~。』
60歳近い男性の言い草である。
伝票整理する奥さんに向かって、
しかもお客の私がいる横で・・・。

しかし、何故この一等地で
微々たる売り上げであろうこの店が
永遠に潰れない様子で存在しているのだろう。

個人的にこの『やる気のなさ』が
嫌いではなく、古い品揃えも好きで
たまに行くのだけれど。

まぁ。何にしても
苦労知らずとか恵まれすぎるというのは
成長の邪魔をするものだ・・と、
うむ、と思いながら店を出た。

店員さんのお花ちゃん(勝手につけた)に
道具の使い方を聞いたら
とても親切に教えてくれた。
お花ちゃんは、とてもいい娘さんだ。

*今宵のBGM 

 APOGEE 

* 昨日の雨の金曜日、
  私の物になった深い赤色の靴。うふふ。 
  いつも遠くからあなたを見ていたの。
  ピタリと私の足を包むのです。
  孤高の気高い赤い鳥のよう。
  FORTUNAのフランスの靴です。