【鱗姫】読了
鮮明な映像の数々が浮かぶ小説。
嫌いではない世界だからなのだと思います。
奇病を患った故に
手に入れたこの上ない幸福。
結局、楼子さんはお幸せになられたのです。
生地を見にカナリヤへ。
4人家族とお婆様の5人で
お嬢ちゃんの浴衣の生地を
鏡の前で選んでいた。
お婆様がおあつらえになる様子。
とても嬉しそうにしておられた。
セールでメートル500円位になっていた
浴衣の生地。
どんな高価な浴衣よりも素敵な一着になることでしょう。
勝手に人ん家の幸福のおこぼれを頂戴。
コバンザメユリア。
以前から、
『ダメ二代目って感じだな。』
『男のクセにもっと働け。』と
睨んでいた某店の主人。
予想通りの衝撃的シーンを目撃した。
『なんで、僕ばっかり~。』
60歳近い男性の言い草である。
伝票整理する奥さんに向かって、
しかもお客の私がいる横で・・・。
しかし、何故この一等地で
微々たる売り上げであろうこの店が
永遠に潰れない様子で存在しているのだろう。
個人的にこの『やる気のなさ』が
嫌いではなく、古い品揃えも好きで
たまに行くのだけれど。
まぁ。何にしても
苦労知らずとか恵まれすぎるというのは
成長の邪魔をするものだ・・と、
うむ、と思いながら店を出た。
店員さんのお花ちゃん(勝手につけた)に
道具の使い方を聞いたら
とても親切に教えてくれた。
お花ちゃんは、とてもいい娘さんだ。
*今宵のBGM
APOGEE
* 昨日の雨の金曜日、
私の物になった深い赤色の靴。うふふ。
いつも遠くからあなたを見ていたの。
ピタリと私の足を包むのです。
孤高の気高い赤い鳥のよう。
FORTUNAのフランスの靴です。
鮮明な映像の数々が浮かぶ小説。
嫌いではない世界だからなのだと思います。
奇病を患った故に
手に入れたこの上ない幸福。
結局、楼子さんはお幸せになられたのです。
生地を見にカナリヤへ。
4人家族とお婆様の5人で
お嬢ちゃんの浴衣の生地を
鏡の前で選んでいた。
お婆様がおあつらえになる様子。
とても嬉しそうにしておられた。
セールでメートル500円位になっていた
浴衣の生地。
どんな高価な浴衣よりも素敵な一着になることでしょう。
勝手に人ん家の幸福のおこぼれを頂戴。
コバンザメユリア。
以前から、
『ダメ二代目って感じだな。』
『男のクセにもっと働け。』と
睨んでいた某店の主人。
予想通りの衝撃的シーンを目撃した。
『なんで、僕ばっかり~。』
60歳近い男性の言い草である。
伝票整理する奥さんに向かって、
しかもお客の私がいる横で・・・。
しかし、何故この一等地で
微々たる売り上げであろうこの店が
永遠に潰れない様子で存在しているのだろう。
個人的にこの『やる気のなさ』が
嫌いではなく、古い品揃えも好きで
たまに行くのだけれど。
まぁ。何にしても
苦労知らずとか恵まれすぎるというのは
成長の邪魔をするものだ・・と、
うむ、と思いながら店を出た。
店員さんのお花ちゃん(勝手につけた)に
道具の使い方を聞いたら
とても親切に教えてくれた。
お花ちゃんは、とてもいい娘さんだ。
*今宵のBGM
APOGEE
* 昨日の雨の金曜日、
私の物になった深い赤色の靴。うふふ。
いつも遠くからあなたを見ていたの。
ピタリと私の足を包むのです。
孤高の気高い赤い鳥のよう。
FORTUNAのフランスの靴です。