田舎道を車で走ってたら
植えたばかりの稲の苗が整然と並んでいて
あら、もうそんな季節に・・・
それで家に帰ってから二十四節季の本を読んでみたら
今日から20日までは「芒種」となってた
この「芒(のぎ)」というのはイネ科の植物の穂先にあるとがった部分のことだそうで
芒種とはまさしく稲の種まきに適した時期のことだそう
ま、実際はもうすでに種は撒いて苗になってますが・・・
稲は語源が「命の根」とも言われ
古くから田植えはとても大事にされていて
全国各地でお田植え祭が開催される時期
これから長く日本人の命を支えてきた稲がすくすく育つと思うと
なんか力をもらえそうな感じがしますね
さて二十四節季はさらにそれぞれが3つに分けられて七十二候となっていて
芒種では
6月6日から「蟷螂生(かまきりしょうず)」・・・カマキリがうまれる頃。カマキリは農作物は食べず害虫を捕まえるありがたい存在
6月11日から「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」・・・蛍が飛び交う頃。昔は腐った草が蛍になると信じられていた
6月16日から「梅子黄(うめのみきばむ)」・・・梅の実が完熟し黄ばむ頃。梅雨入りの目安
こんな風に季節を読んでいます
まだ科学があまり発達していない時代に考えられていたことと思うと
感慨深いものがあります
また昔は習い事を始めるなら6歳の6月6日がいいとされて
稽古始めの時期でもありました
今はもう年齢は関係なく
何か新しいお稽古事を始めるのもいい時期なのかもしれません
そしてこの時期においしいのが
みょうが、新ショウガ、トマト、枇杷、魚のキスなど
この時期にきれいな花を咲かせるアジサイを愛でつつ
旬のおいしい食べ物に舌鼓を打ち
梅雨のうっとうしい時期でも楽しい時間を過ごせるといいなと思った
芒種のお話でした
遊びに来てくださって、ありがとうございました
昨日の新聞で、芒種の事が書かれてました。
二十四節気の中で、絶滅?の危惧のある節季
だとか。
実際は、絶滅はしないけど、それっくらい
馴染みのない節季だそうです。
確かに、頭の片隅にもなかったわ。
季節が以前より進んで、更に馴染みがなくなり
そうです(汗)
二十四節季は中国の物だったのを日本に当てはめてるそうなので、もともと無理があったんでしょうね。
それと昔日本は太陰暦を使ってたから、その時期とのずれもあると思います。
さらに温暖化もあるし・・・
まあでも1年の流れの中の一時期ということでいいんじゃないでしょうか。
芒種の先は夏至になります。