学校の水泳部は、4年生からということで、
今年、ムギは入部しました。
「なんといっても、タダで教えてもらえるし
夏休みは、毎日、午前中練習に行ってくれるから、楽よ~~」
「楽しいよ~~」
そんな話を聞いたら、もう入ってもらうしかないでしょう~~
申し込み書では、25メートル泳げる子は選手コース、
泳げない子は、初心者コース。
そういう選択でした。
一応泳げるので、迷いなく選手コースに丸をつけたのですが
これが、そもそもの間違いでした
練習が始まって、2日目。
ムギが涙目で帰ってきて
「練習、きついんだよ~~」
と、めずらしく弱音を吐きました。
ちょっとビックリしましたが、まさか、学校のプールで
そんなにハードにはしないだろうと思っていたのです。
ぼろぼろに疲れて帰ってくるムギ。
そして、やはり、泣きが入ります。
そのうち、行きたくないとズル休みをするようになってしまったので
先生に相談にいきました。
大きな勘違いは、選手コースというのは
半端じゃなく泳がされるということ。
ガンガン泳いで、軽く1キロメートル以上泳ぐのだとか。
どうやら、うちの学校、水泳部がかなり強いらしく
優勝の連覇をねらってすごく熱いのだそう。
練習だって、一日2時間半はかなりの長時間。
しかも、ムギはまだマスターしていない平泳ぎをガンガン泳がされて、
「最後はもう息ができないんだよ~~
ターンだって、どうやっていいか分からないのに~~」
と、泳力的にも体力的にも、そして精神的にも限界のようでした。
お友達と楽しくスイスイ~程度をイメージしていた
ムギも、私も、そんなつもりじゃなかったので、びっくりです
すぐに、初心者コースのほうに替えてもらいました。
それで一安心…?と思っていましたが、
どうも、この水泳部の雰囲気自体が合わなかったみたい
部活ってそういうものかもしれないけど、
先生たちが選手を厳しく注意したり、大声で怒鳴ったりするのを
目の当たりで聞くのは初心者コースといえども、
ムギにとってはかなりの緊張感のようで…
おまけに、体の大きな上級生(たぶん)に
小突かれたりしてるのを目撃しました
練習で、お友達と遊ぶ約束をしてきたりと
楽しそうにしてはいたのですが、
練習の様子を見に行った時、ムギの表情を見て
すぐに分かりました。
楽しそうじゃないな。
この子には合わない…と
私が気づくのが遅くて、ムギにはちょっとかわいそうな思いを
させてしまいました。
でも、ムギはもっと泳げるようになりたいと
自分なりに、意欲的に頑張ったと思います。
「来年、また水泳部やりたい?」
聞くと、しばらく考え込んだあと
「来年はいいや。」
苦笑いで答えました
とりあえず明日が大会なので、部活はもう終了~~
(選手ではないので関係ないのです)
今回のことで、軽い気持ちで部活に参加するのは、
危険だなと思い知りました。
先生方の対応などにも、ちょっと気になる部分があり、
来年はチョコも入れるつもりだったけど、
やめておきます。
最新の画像[もっと見る]