夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

雪原の長い影

2022-08-24 16:05:57 | Weblog
これも90年代初頭に撮影したビデオです。

カメラを90度右に振ると目の前に雄大な黒姫山が座しているのですが敢えて夕日の雪原をメインに据えて木立の長い影をテーマにしました。
テープナンバーによると1月です。
木立の向こうは開拓地の畑で、春から秋まで大根や蕎麦が栽培されています。
奥の山は左が飯縄(綱)山、右奥は戸隠連峰北端から高妻山方面です。

キャプチャを始めたらcanopus ADVC-500 がまた不調で途中で停止。
原因はこれから探りますが、とりあえずテープの内容を確認したら日没前から日没の後まで1時間25分収録してありました。
原因究明の前に再度キャプチャしたら今度は順調。
即Preniereで仕上げて書き出したら冒頭の部分で画面が乱れていたので使うエリアを変えて1時間20分にしてもう一度書き出しです。

今度は大丈夫。


トップ画面です。


時間経過と共に影が伸びてきます。

雪の結晶が夕日に照らされて光っています。

夕日が更に傾いて画面に入りました。


日没。

この数分後でカメラを停止していました。

仕上がったのでエンコードしてアップロード。



フリー素材がまた増えました。

あれっ、この記事は明日投稿するんだった!
やはり母を見送って精神状態がまだ安定していないんですね。
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ビデオ撮影に取り組んだ初期のテープ

2022-08-24 06:05:12 | Weblog
40代初め、BGVに興味を持って機材を揃えて撮影を始めた頃のテープに面白いのがありました。
工場帰りの春の夕暮れ、千曲川に掛かる小布施橋下流、右岸の河川敷で撮った映像です。
芽吹き前の柳が裸木で枝のパターンがフラクタルそのもので惹かれてカメラをセットしました。
あの日の感覚がまざまざと蘇ります。つい先日のようですが30年の歳月が流れました。

さっそくキャプチャして仕上げに掛かり、ムービー書き出しまで完了。

今回もBGMと字幕はありません。純粋に据えっぱなしのカメラによる映像が流れるだけです。

トップ画面。西の空はまだ傾いた太陽が輝き、明るいグラデーションです。


太陽が徐々に西の丘に落ちていきます。
計算した訳ではありませんが太陽の位置は完璧です。


日没寸前。太陽の形がハッキリしました。


日没を迎えました。


空のグラデーションが徐々に青味を帯びてきます。


1時間後です。ほとんどモノトーンの画面。


この時間軸のグラデーションは映像でしか表現できません。写真や絵画では困難です。
こんな状況に遭遇し、椅子に掛けて時の流れに身を任せてじっくり観察するなんて、なかなか体験することはありません。
体験していれば一枚の絵、写真でも時間軸のグラデーションが見えてくるのではないかとも思いますが。
繊細な感性の世界です。

構図、フレーミング、アングル、状況のすべてが完璧です。
40代の、若くはないし老いてもいない年代の、これが自分の感性だったんだと感無量!
あの頃の自分には太刀打ちできません。

ここまでは夕べの作業。今朝はエンコードをしてアップロードです。
完了。

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