省エネ・遮熱・防犯等ウィンドウフィルム施工日記 窓ガラスで困っている方のために

ガラスフィルムに関わる出来事や専門的な情報をアップします。

紫外線カットフィルム

2009年02月21日 | 紫外線カットフィルム
今週は初めての人に会うことが多く、出会い、の一週間でした。
同時に事務仕事になかなか手が回らなく、会社の事務員さんたちに、いつもなんですが今週は特に助けられました。

こちらは養護施設ですが、4月から紫外線を体に浴びられない病気を持った方が入ってくるので、紫外線カットのフィルムの依頼で現場調査をしてまいりました。
JIS規格でいう紫外線領域は280ナノメートル~380ナノメートルと表記されています。
しかし、本来は400ナノメートル強までが、皮膚をはじめ人体などに影響があるとされています。

ポリエステルフィルムのほとんどが紫外線カットの効果があります。
それは、ポリエステルフィルムの内貼り用の表面はハードコート(傷つき防止のコーティング)がされていて、そこへ太陽光(紫外線)が直接あたると、セロテープを長時間放置するとパリパリになるように、表面に不具合を起こしてしまいます。そこで、一般的な内貼り用フィルムの粘着剤の中にUV吸収材が入っており、フィルム表面のハードコートまでUVが到達しないようになっています。
そのハードコートを防ぐためのUV吸収材なので、一般的に約360ナノメートル前後のUVしかカットしておりません。

当社で販売しているエステフィルム(透明)は紫外線領域410ナノメートルまでカットし、一般で言われている紫外線カットフィルムとは大きく異なります。
ただ、今回紫外線に当たることができない病気というのが、どこの領域までカットしてなければいけないかを確認してから、工事にあたる必要があります。

紫外線防止を第一目的に考えている時は、一言に紫外線99%カットといってもどこの領域をさしているか確認する必要があるかもしれません。

当社HPはこちら⇒エステフィルムの㈱総商

PS:今回は短く書こうと思ってましたが、少し長くなってしまったです。

手すり部分目隠しフィルム

2009年02月11日 | 装飾・デザインフィルム
現在フィルムを貼る目的は防犯、安全対策、省エネ、紫外線よけ、電磁波カットなど多岐にわたりますが、カーフィルムが出始めた時、フィルムを貼る目的はプライバシー保護だけでした。
ですから、カーフィルムはただ黒いだけで熱はほとんど通すものでした。
その後断熱効果を持たせたものを発売し、付加価値をあげてきました。
さて今回はそのフィルムの基本ともいえる、目隠し機能のフィルムを紹介いたします。
施工前 



施工後  
こちらは私の母校のエスカレータの手すり部分にフィルムを施工させて頂きました。母校というのもあって、特別な思いを抱きながら仕事にあたらさせて頂きました。
目隠しが一番の目的でしたが、まわりの景観とのバランスも見ながら材料を選定いただきました。
その後、この部分に関するクレームはないと担当者の方から話を伺い、ほっとうれしく思いました。

外観
内観
参考までですが、手すりではグラデーションのフィルムが良く使われます。
目隠しと同時に装飾の意味合いも強く、見栄えがします。
こちらの外側の窓には透明の遮熱フィルムを施工しました、
安全性と省エネで、ガラスだけの視点で見ると非常に付加価値の高い建物になりました。

当社HPはこちら⇒装飾・安全フィルムの㈱総商

マンション 透明断熱フィルム貼り

2009年02月05日 | 省エネ・遮熱フィルム
ウィンドウフィルムは建設業の中で見れば微々たるものかもしれませんが、エンドユーザーからすると、高級品と言えると思います。
窓ガラスにたとえフィルムがなくても、その建築物はもちろん成り立ちます。
それなのにそこへわざわざ付加価値をつけるという意味で、建築物のグレードがアップするということが言えます。
ただ、私ども毎日フィルムに携わっている者からすれば、ガラスにフィルムで機能を付加されてないことは非常に残念だし、じりじりしてしまい、何も貼られていないガラスを見るのは非常に忍びないことです。
なぜここに防犯機能をつけないのか、遮熱性をもたせたらいいのに、ガラス割れたら危ないなあ、などと勝手に思ってしまいます。

これ以上言うとくどくなりますので、この辺にしますが、以上のことを踏まえながら、先日マンションに透明断熱フィルムを施工してまいりました。
エントランス
中庭
施工個所
エントランスのつくりや敷地の取り方など高級感の漂うマンションでした。
住む人の立場になって考えてみても、フィルムが貼られるというのは非常にうれしい付加価値の付け方だととらえています。
この感覚を少しでもアウトプットしていければと思います。

※毎週土曜日にブログ更新を心掛けてますが、今回は早めに更新することができました。

当社HPはこちら⇒省エネ・断熱フィルムの㈱総商