省エネ・遮熱・防犯等ウィンドウフィルム施工日記 窓ガラスで困っている方のために

ガラスフィルムに関わる出来事や専門的な情報をアップします。

母校

2006年09月29日 | 地震・ガラス怪我対策
長い事ブログを更新せずにいました。
にもかかわらず、毎日見てくれる人もいて、とても恐縮です。
仕事との兼ね合いでなかなか更新できずすみませんでした。
週二回のペースで引き続き更新していきたいと思います。

先日、母校にフィルムの提案で呼ばれ、行ってきました。

卒業してから行く母校というのはなんとも懐かしい気持ちが沸き、感慨深いものがあります。


写真は所属していた野球部のグラウンドです。私が卒業してからかなりいい専用グラウンドができました。

さて、本題ですが、学内に大きな新しい校舎を建てる事になり、すると今まで素通しの透明ガラスでよかったところが、目隠しする必要が出てきて、それで呼ばれました。

こういったことは新築を建てるとしばしばあることで、特に高層マンションなどの新築や、比較的狭いところに建物を建てる場合についてまわります。今回は乳半色のフィルムを選定頂きました。

母校に施工することは特別にうれしい事ですので、予算が下りることを心待ちにしています。

  

写真は機械でマットのフィルムを貼っているところです。
フィルムに近づけば、影が見えますが、離れると人が動いている事くらいしかわからないです。

色々なところで使われていますが、某大手銀行のパーテーションは全部このフィルムを貼って帯状に加工がしてあります。

マットのフィルムというのは貼った反対側からの風合いが案外いいのが特徴です。

透明断熱フィルム(自動車)

2006年09月20日 | 省エネ・遮熱フィルム
来月になるでしょうか、新しく透明断熱フィルムが発売されます。

それに先立ち、弊社代表の青木が全国自動車施工店会会長として、小池環境大臣に陳情に参上しました。



ちょっっと写真が寝てますが、業界紙からの抜粋です。

フィルムを貼る事によって冷房コストが抑えられ、CO2削減にも寄与できるということで、まずは環境大臣のクルマに貼らせてほしいとアピールしてきました。

ただ、今の法律ではフロントガラス、運転席、助手席は可視光線透過率70%以上保たなければならず、それにはごく一部の色つきのガラスに透明断熱フィルムを貼ると、数パーセント基準を切ってしまうことがあります。
可視光線透過率で数パーセントというと、目視では見分けられない位のレベルなので、どうもったいないというのが印象です。。

余談ですが、アメリカではある州では60%以上、他の州では70%以上、というように、州によって基準が違います。
環境にとってとてもいいことなので、もう少し基準が和らげばいいと思います。


一言:先日あるお客様から書類上の不手際があり、お叱りを受けました。直接は私の上司が受けたのですが、本来ミスはあってはならないのですが、お叱りを受けた時はもちろん申し訳ないと同時に、すごくありがたいと言う思いのほうが強かったのが正直なところでした。
その方もおっしゃってましたが、総商のことを気に入ってるから言ってるのであって、どうでも良ければ何も言わないよと言ってくれて、本当にその通りだなあと上司と話をしていました。
言ってくれてるうちが花とよく言いますが、本当にその通りだと感謝しつつ、気持ちを新たに引き締まる思いでした。

フィルム勉強会

2006年09月16日 | 時事
本日はフィルム施工を中心としたフィルム勉強会を催しました。

普段、総商では日本セキュリティフィルム協会というのを立ち上げ、主に新たに事業に取り組みたい方を対象として講習会を随時開いています。

今回は普段少し貼っている方たちが集まり、改めて技術を学ぶのと同時にフィルムに対する知識をつけてもらおうというのが目的で開催されました。



午前中は事務所の二階で座学を行い、昼は皆で小僧寿しを食べ、午後は実技の講習を新工場で行いました。

普段から少しやっているだけに、飲み込みも早く、色々たくさん質問を受けほんの少しでも役に立てたのではないかなあと思います。

また皆がフィルムのことについて一日中論議するのを見てるとなんだかわくわくしました。
ありがとうございました。


ポリカーボネイトにフィルム貼り

2006年09月14日 | ポリカーボネート・アクリル用フィルム
めっきり涼しくなり、布団に入るのが楽しみになってきました。。。



通常フィルムはガラスに施工しますが、たまにポリカーボネイトに貼る事があります。
通常のフィルムをポリカに貼ると、ポリカからガスが出て、気泡となって現れる事があります。




写真の矢印部分が気泡です。

写真がアップなので、想像しにくいかもしれませんが、そういった気泡が全体にぼこぼこと出てきます。

結論から言って、この気泡が出ない時もあります。
一概には言えませんが傾向的に温度が上がるところは出やすいです。

気泡が出てきてしまった場合、フィルムを張り替えることはできません。
フィルムを剥いでも糊が残ってしまい、ガラスであればカッターで取り除く事ができるのですが、ポリカでは傷がついてしまうのでできません。

●ではポリカにフィルムを貼る方法はないかといえば、
ポリカ用のフィルムというのがあります。

ただ、今あるのはミラーのタイプと極薄いマット調のものと2種類に限られます。
ですので、そのいずれかを選ぶかあるいはそのフィルムを貼った上にもう一枚フィルムを重ねるかという方法があります。

ポリカ用のフィルムは通常のものと糊が異なっていて、ポリカのガスを抑えるような糊になっています。
ただ、ポリカ用で透明のフィルムはまだでてないので、透明のポリカにフィルムで好みの風合いを出す事は難しいのが現状です。


一言:晴れた休みのうちに偶然布団を干しておいてよかったす。。。
   

ジ・アイスバーグ

2006年09月12日 | 時事
昨日は渋谷に営業に出かけたついでに、ジ・アイスバーグというガラスの建物を見てきました。


    


専門家ではないので詳しくわかりませんが、壁面をほぼガラスを使い、合わせのガラスが多かったです。
ガラスの種類も色々で、カラーガラスや、エレベータのガラスは高透過ガラスのようにも見えました。

7階建てで、1階2階は車のショールームだそうです。

実際に見るとものすごくわくわくする建物でした。


塩ビフィルム

2006年09月08日 | 装飾・デザインフィルム
今年もあと4ヶ月となり、ある人が、もう来年のことを考える時期だというのを聞き、目の前の事ばかりに追われている自分に少々焦りを感じました。


ウィンドウフィルムの素材は主に2種類あり、塩化ビニール製とポリエステル製とあります。
7割以上のフィルムが、強度・伸縮性・耐薬品性などからポリエステル製です。
塩ビと比べると膨張率、収縮率が小さい事と、素材そのものの引っ張りになどに対する強度が大きく違います。

   


写真左は何も貼っていない素通しのガラスで、写真右が塩ビフィルムでも代表的なタペ調と呼ばれるタイプのフィルムです。
光を拡散して目隠しや、装飾の用途で多用されています。
特にオフィスパーテーションなどでの使用がものすごく多いです。


ただ、この塩ビのフィルムは素材が塩化ビニールということでJIS規格でいうところの飛散防止性能は持っていません。
昨年の耐震偽装事件を機にこういったことにもいつも以上に目が向けられ、軒並み風合いの近いものでポリエステル素材のフィルムに変更になった事がありました。

塩ビフィルムを手で引っ張ったら伸びるし、引き裂く事も容易ですが、そうはいっても粘着力は強く、全く効果がないというわけではありません。


●冒頭に塩ビは膨張・収縮しやすいという事に触れましたが、この事が一番大きく関わってくるのがつなぎ施工をした時です。

ガラスが大きいとき、やむを得ず1枚のガラスに2枚のフィルムを使う事があります。(つなぎ施工)
その時、つなぎ目は0.5ミリ~1ミリあけるのが通常です。
透明のフィルムでしたら、その間隔は全く気になりませんが、ガラスの施工場所にもよりますが、色物で隙間が1ミリあいているとなると結構気になることがあります。
そういった時はなるべく隙間なく施工するのですが、(それでもカッターの刃くらいの隙間は空きます。)その後、フィルムが膨張してつなぎ目同士がぶつかって、悪いときは反り返ってしまう事があります。

環境により様々なので一概に言うことができませんが、当然伸縮率の大きい塩ビのほうが、ポリエステルフィルムに比べその可能性は大きいということは言えます。





既存の住宅に防犯フィルム施工

2006年09月06日 | 防犯フィルム
台風の影響か、少し天気がぐづついてきました。

今日も防犯対策の一つとして、フィルムの見積もり依頼がありました。


家自体はもう結構経っていますが、ガラスは当時では珍しいペアガラスでした。
一方のガラスが、表面がざらざらしている型ガラスで、その反対のつるつる面に施工するのですが、凹凸は多少あるけれども、問題なく施工できそうでした。

話を聞いたら、そのご自宅のまわりは軒並み空き巣被害に入られているということで、対策をしたいということでした。
警察からもらったという空き巣被害統計の載った地図を見させてもらったら、見事に其のお家の周りが被害だらけでした。
日中家を留守にする地域と、逃走経路が確保しやすい、大きな幹線道路の付近は狙われやすいのだと、おっしゃっていました。



一言:空き巣で一番怖いのは、泥棒と遭遇する事だといわれています、   
家主さんの話では、セキュリティ会社に家を登録していても、泥棒が逃げてから駆けつけてくるので実際の防犯には役に立たないという事をおっしゃってました。

心配事をあげたらきりがないですが、被害の6割以上がガラス破りですので、そこに何らかの対策をして、あとは近所同士のいい付き合いができれば理想だなあと思います。

防災の日

2006年09月01日 | 時事
今日は川崎市主催の防災の催しに参加出展してきました。
消防局の人たちは屋外での出しもの、というか演習だったので、雨で大変そうでした。

総商も負けじとフィルムを貼ったガラスを持ち込み、市民の方に割ってもらったりしながら、結構反響が良かったです。
地震などの防災用フィルムというのは、JISの規定では厚み50ミクロン(0.05ミリ)となっていますが、フィルム単体ではなんとなく頼りなさそうに見えます。
が、実際貼られたガラスを割ってみると、その効果に随分驚かれていきました。



反響が良かったのは防災意識が高いというのはもちろん、地元という事が、お客さんとの距離を縮めているように思いました。

用意したチラシやサンプルはすべてなくなるほど、評判が良かったです。貼ったほうがいいとわかっていても、なかなか行動に移せないという人が大半でした。

防犯もそうですが、身近に被害が起きていたり、実際に体験した人でないと、なかなか行動に移せないのは事実みたいです。

その一方で新築の建物では、マンションであれば、最低限1F部分を貼るというような動きは強く感じます。



一言:今回来場されたほとんどの方がフィルムのことをそれとなく知っていて、随分認知度が高くなっているのだなあと思いました。
来年もぜひ参加したいと思いました。