省エネ・遮熱・防犯等ウィンドウフィルム施工日記 窓ガラスで困っている方のために

ガラスフィルムに関わる出来事や専門的な情報をアップします。

フィルムの水残り現象

2008年05月31日 | 防犯フィルム
ウィンドウフィルムは基本的に水(施工液)で貼ります。

貼った直後はきれいに見えますが、ガラスとフィルムの間にはまだ水が残っていますので、その水分はその後フィルムを通して外へ徐々に蒸発していきます。

どのフィルムもこの過程を通っていくのですが、フィルムの品種によってはこの水が抜けていくのに、かなりの時間を要するものもあります。

代表的なものは防犯フィルムで、もの自体が分厚い(350ミクロン~)ので、蒸発に時間がかかります。
また、ウィンドウフィルム施工後、その蒸発の過程で、水泡・気泡がボコボコ出現します。
その後フィルムを通して水分が蒸発するのですが、この過程をお客様が知らないと、本当にびっくりしてしまいます。



写真ではわかりづらいかもしれませんが、まだら模様になっているのが水が残っている部分で、白く濁ったり、触るとわかるくらいに水の玉ができます。
この水泡が徐々に蒸発して完全に消えるまで通常1~3ヶ月、長くて半年かかることもあります。
※条件によってはそれより早く消えることもあります。

私も昨年の12月に、実験的に防犯フィルムを車のフロントドアにわざと水が残るように貼ったところ、大きな水泡がずっと残ってしまってましたが、最近になって急激に小さくなり消えてなくなりました。

写真のほうも2月に施工し、6月初旬には完全にきれいになくなりました。

防犯フィルムのほかには、チタンなどの金属が蒸着されたフィルム(遮熱フィルム)も同様に水泡が抜けるのに時間がかかることがありますので、事前に説明が必要となります。

それではまた。

当社HPはこちら⇒防犯断熱フィルムの㈱総商


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